夫は、自分の父親がデリカシーのない会社の先輩とそっくりだということに気がつき、ショックを受けたようです。
先輩は女性社員に「そんなんじゃ結婚できないぞ」と爆笑して言うような人なのだと夫が話すと、由美さんはドン引き。
「恥ずかしいんだけど……そんな先輩のこと尊敬していたんだ」
「……なんで?」
「自分でもわからない……」
今までは先輩に対して、人との距離を詰めるのがうまいという印象を持っていた夫。しかし、女性社員への態度を見て、デリカシーがないうえに、それを指摘しても謝らないような、全く尊敬できない人だと気づいたのだと言います。
そして、もうひとつあることに気づいたと言います。それは、先輩がいまだに平社員であるということ。
猛省する夫







「
今になって大きな矛盾に気づいた夫。
「俺のひとまわり以上年齢が上なのに、あの先輩は……あの年で部長にもなれず、平社員なんだよ!」
「盲目すぎて気がつかない俺もバカだった……」
先輩が昇進できないのは、人間性に問題があることも原因のひとつだと夫は考えたようです。そして、これからはもっとノンデリ発言に気をつけ、やることを後回しにするのもやめると決意。由美さんはそんな夫の様子を温かな気持ちで見つめていました。
「おーい、遅いぞ! 何をごちゃごちゃ話しているんだ?」
すると、ティータイムが待ちきれない義父が、2人を急かしました。ノンデリだと指摘されてへそを曲げていたのに、お菓子が楽しみですっかり上機嫌のようです。
「あ、そうだ。俺がこころちゃんに苺を食べさせてあげよう!」
義父が突然、そんな提案をしました。そして、丸々ひとつをそのまま1歳の娘に食べさせようとします。由美さんはすかさず「一口サイズに切ります!」と止めましたが、「このくらい、かじれるだろ」と義父は能天気。
そんなやりとりを見た夫は、今まで自分が娘にしていた育児を由美さんが強い口調で怒っていたのは、娘の安全を守るためだったのだと気がつきました。そして、そのたびに自分は煩わしいと腹を立てていたことも思い出し、反省したのでした。
◇ ◇ ◇
先輩を長い間尊敬し続けてきたことを「盲目すぎた」と後悔している夫ですが、その経験があったからこそ、今の気づきがあるとも言えます。
後悔や恥ずかしい経験は誰にでもあるものですが、それを引きずるより、そこから何を学べるかに目を向けることが、自分をより良くしていくうえで大切なのかもしれませんね。
そして、由美さんは苺のサイズを心配していたようですが、1歳であれば必ずしも一口サイズに切る必要はありません。しかし、喉に詰まらせないかそばで見守っている必要がある時期ですので、自分であげるときはもちろん、今回のように誰かにあげてもらうときも、十分注意しましょう。
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ミント