「できれば認可保育園に入れたい!」。そう思うママもたくさんいると思います。今日は認可保育園から無認可保育園へ転園した私の体験談をご紹介します。
働くママに冷たかった認可保育
わが子が0歳児のときに預けた認可保育園は、とにかく仕事が理由でない限りは預からないというルールがありました。もちろん、美容院や友だちと遊ぶために子どもを保育園に預けるのは違反ですが、駅に隣接しているスーパーで買い物をしてからお迎えに行くと、「買い物はお迎え後に行ってください」と言われました。
もちろん買い物は仕事ではありませんが、ベビーカーを押して混雑しているスーパーに行くことを考えると、少し早めに駅についてひとりで買い物を済ませたほうが効率的だと思ったのです。しかし、認可保育園の保育士さんからは、お迎え時間に間に合っていても、先に買い物をするのはNGとのことでした。
何人かのママ友に聞いたのですが、このルールに関しては厳しいところと厳しくないところがあるようです。
延長保育をすると…
私は子どもが生後11カ月のときに職場復帰したのですが、復帰直後からほぼフルタイム働いていました。もちろん延長保育を利用することも多く、子どもに申し訳なくなるときもありました。でも、もっともつらかったのは認可保育士さんからの言葉でした。
「0歳児の子が園内で一番遅いお迎えになるなんて、この園では初めてのことです」。そう冷たい視線で言われたとき、母親として失格だと言われている気分になりました。19時を過ぎるときには「こんな時間まで待ってておなかすいたわよね」などと言われたり、「この時間だとお友だちが誰もいなくてさみしいね」などと言われているのを聞いたりもしました。
3歳で認可外保育園に転園
認可保育園での人間関係に疲れた私は、次第に認可外保育園への転園を考えるようになります。もちろん人間関係だけでなく、4畳ほどしかない園庭に疑問を感じたこと、できたら習いごとをさせたいという気持ちもありました。
次に見つけた認可外保育園には園庭はありませんでしたが、大きな体育館がありました。毎週水曜日にはプールがあり、ネイティブの英語の先生もいました。オプションでそろばんやアート、サッカーなどを選ぶこともでき、さらには自宅マンション前までバスの送迎もしてくれました。
何がいいかはそのとき次第
もちろん認可外保育園がすべてよかったわけではありません。給食施設は園外でしたので、認可保育園のほうが温かいできたてのごはんやスープが食べられましたし、料金も認可外保育園のほうが高くなりました。
それでもバスの時間に間に合わなくて、直接園までお迎えに行ったときに「お母さん、お疲れさまです! 〇〇くんもう帰っちゃうのか〜。さみしいな」と明るく言ってくれる認可外の園長先生に何度も救われました。
認可保育園の規定には園庭があることや給食施設を持っていることなどいくつかの規定があります。でも、たった4畳ほどの園庭でも外にあれば園庭とみなされたり、線路の高架下で日当たりが少なくても園庭とされます。一方で室内にある体育館は園庭には含まれません。
どんな保育園で子どもが育つのがいいかは、親の考え方次第です。私が預けた保育園の場合なので、認可だからとか認可外だからかはわかりませんが、認可だから安心、認可外だから不安と決めつけず、自分の目で確かめてみることが大事だと思いました。
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イラスト/imasaku
監修/助産師REIKO
一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。