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夫「1カ月留守にしてごめん」臨月の私を残して現実逃避→「もう大丈夫!」笑顔でさよならを告げた結果

私はフルタイムで働きながら、フリーランスで絵の仕事をしている夫を支えてきました。夫はなかなか収入が安定しませんでしたが、ある個展を機に少しずつ仕事の依頼が増え始めていました。

そんな矢先、私の妊娠が発覚しました。妊娠に気づくのが遅れ、出産まであと半年というタイミングでの報告に、夫は戸惑いを隠せない様子でした。

 

「まだ父親になる実感がない」とこぼす夫ですが、私が産休に入った後の家計への不安もあったようです。私は「将来のために貯金もしてたから当面は大丈夫」と励ましました。

 

夫の仕事も軌道に乗りかけていたので、このまま夫婦で協力して乗り越えていけると信じていたのですが……。

 

 

夫の異変と身勝手な言い分

妊娠報告から数カ月が経ち、いよいよ産休に入る目前。夫の様子が徐々におかしくなっていきました。プレッシャーからか仕事のスランプに陥り、「インスピレーションを探す」と言っては外出を繰り返し、生活費から捻出したお小遣いを数日で使い果たしては追加を要求するようになったのです。

 

私のおなかが大きくなるにつれて、夫は私と目を合わせなくなり、家でも避けるような態度をとるようになりました。私たちには頼れる親族がいないため、夫婦2人で出産を乗り越える必要があるのに、立ち会い出産についても濁すばかり。

 

たまりかねて理由を問いただすと、夫は信じられない言葉を口にしました。「大きくなったおなかを見ると、父親になる重圧で息が詰まりそうになる。今は制作のストレスもあって神経が過敏になっているから、少し距離を置きたい」と言うのです。

 

仕事柄、繊細な部分があるのは理解していましたが、おなかの子と私を遠ざけるような発言に、私は強い不安を覚えました。

 

 

臨月での逃亡と裏切り

そして出産予定日を数日後に控えたある日、大事件が起きました。いつものようにふらっと外出していた夫から突然「作品作りと心の整理のために海外へ行く」とメッセージが届いたのです。私がそのメッセージに気づいたとき、夫はすでに空港にいました。しかも、将来のためにと夫婦で貯めていた共有の口座から、まとまったお金を引き出していたのです。

 

「もうすぐ出産だから行かないで」と電話で懇願しましたが、夫は「俺がいても役に立たないし、今はプレッシャーに耐えられない。心の整理がついたら帰るから、しばらく放っておいてくれ」と一方的に告げて旅立ってしまいました。

 

結局、私はひとりで陣痛に耐え、無事に出産しました。その間、夫からは一切の連絡なし……。

 

しかし後日、共通の友人からの連絡で、夫が海外で作品作りのためどころか、リゾート地で遊び歩き、その様子を友人に自慢げに報告していたことが発覚したのです。私が命がけで出産に向き合っていたときに、夫はただ現実から逃げて豪遊していただけでした。

 

 

母としての決断と新たな人生

産後1カ月が経ったころ、夫から何事もなかったかのようにメッセージが届きました。

 

「出産お疲れさま」
「1カ月留守にしてごめん」
「今から会いに行く」

 

しかし、ひとりで痛みや不安を乗り越え、懸命に子育てをしてきた私にとって、夫の帰りはもう何の意味も持ちませんでした。

 

「もう大丈夫! 来なくていいよ」
「もう、あなたを父親として信頼することはできないから」

 

私は、そう返信しました。出産前は不安で「こんな夫でもそばにいてほしい」とすがっていましたが、いざひとりで子どもを抱いたとき、私の中で何かが大きく変わったのです。このまま夫と一緒にいても、精神的にも金銭的にも私たち親子の足かせになるだけだと冷静に悟りました。

 

その後、私は子どもと一緒に家を出て、新たな生活を始めました。離婚を突きつけられた夫は泣いて謝罪し、持ち出したお金もどうにか工面して全額返済してきましたが、私の気持ちが戻ることはありませんでした。

 

粘り強く話し合いを続け、無事に離婚が成立。守るべき存在ができたことで、私は驚くほど強くなれました。今は子どもとの穏やかな日々に、心から幸せを感じています。

 

◇ ◇ ◇

 

妊娠・出産という人生の大きな変化において、不安やプレッシャーを感じることは誰にでも起こり得ます。しかし、だからといって向き合うことから逃げ出し、一番支えが必要な時期に妻を置き去りにするような行為は、決して許されるものではありません。不安な気持ちは夫婦で共有し、どうすれば2人で乗り越えられるかを妊娠中からとことん話し合う関係性を築いていきたいですね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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