聖也さんの伸ばした手は、無事こころちゃんの頭をキャッチ。意識もあり、嘔吐もしていませんが、こころちゃんは激しく泣いています。
「どこが痛い!? 頭は打っていない!?」
救急車を呼ぶべきか由美さんが迷っていると、聖也さんが子ども医療電話相談(#8000)に連絡しようと、自ら電話をかけ始めました。
娘が心配で必死になっている聖也さんと由美さんでしたが、そのかたわらでは義父が騒いでいて……。
「おっ……俺はちゃんと見ていたのに……!」
「急に落ちて……!」
なんと、自分は悪くないと言い訳を始めたのです。
急いで病院へ!







「


「俺は……っ、悪くない……っ」
「急に立つから……椅子から落ちたんだ!」
「うるせぇ!!!」
必死に電話をする夫。そばで騒ぐ父親は邪魔でしかなく、電話が聞こえないと一喝します。父親に向かってそんな口をきくのかと怒る義父でしたが、義母にもその場から離れるように促されました。
電話相談では、現状は様子を見ても大丈夫そうだと言われたようです。唇や顔の色、呼吸の変化、嘔吐の症状が出た場合には、すぐに救急車を呼ぶように言われましたが、心配なら受診するようにともアドバイスされました。
「心配だから、車ですぐに行こう」
夫から話を聞いた由美さんは、迷わずに行動しました。そして医師からは、顔色もよくて異常も見られず、夫が手で頭をカバーして守ったことから、様子見で大丈夫と診断を受けたのでした。
◇ ◇ ◇
事故が起きたとき、まず言い訳から始まった義父に対して、由美さんと夫はこころちゃんのけがを最優先に考え、迅速に行動することができましたね。自分に非があるとき、つい言い訳をしてしまいがちですが、まずは目の前の状況に対応することが大切です。
子どもが転落するなどのけがをしたとき、まず確認したいのが意識があるか、嘔吐していないか、顔色や呼吸に異常がないかです。これらに問題がなければすぐに救急車を呼ぶ必要はないかもしれませんが、心配な場合はかかりつけ医や、子ども医療電話相談(#8000)に電話して判断を仰ぐことができます。#8000をプッシュすると、住んでいる都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科の医師や看護師から状況に応じたアドバイスをもらうことができます。
また、生後1カ月~6歳のお子さまであれば、日本小児科学会が運営するサイト「こどもの救急」で受診の必要性や対処方法を調べることができます。「頭を強くぶつけた」などの気になる症状を選んでお子さまにみられる項目をチェックすると、夜間や休日などの診療時間外に病院を受診するかどうか、判断の目安を提供してくれます。
一方、意識がない、けいれんしている、顔色が悪い、嘔吐が続くなどの症状がある場合は、迷わずすぐに救急車を呼ぶことが大切です。いざというときに慌てないよう、様々な対処方法をあらかじめ頭に入れておくと安心ですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
ミントさんの最新投稿は、Instagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
ミント