義母「今日から一緒に住むわ」夫「嫌なら出て行けば?」→数カ月後、夫が青ざめた理由と妻が下した決断

結婚してから、賃貸マンションで暮らしていた夫と私。私たちはぜいたくを好むタイプではなく、最低限の生活ができればいいと考えていました。夫の仕事が忙しかったこともあり、私はサポートに回るため、仕事を辞めて専業主婦になりました。
派手さはないものの、穏やかな日々が続くはずでした――あの日、突然インターホンが鳴るまでは。
インターホンが鳴ったのは、夫が仕事へ出かけた直後。モニターに映っていたのは、遠方に住んでいるはずの義母でした。事前に何の連絡もなかったため、正直驚きました。戸惑いながらドアを開けると、義母の隣には大きなキャリーバッグが……。
「今日からしばらく、私もここに一緒に住むわね」そう言いながら、義母は私の返事も待たずに家の中へ入ってきたのです。
突然の同居宣言
リビングを見回した義母は、すぐにため息をつきました。
「ちょっと散らかってるわね」
掃除の途中だったと説明しましたが、義母は納得していない様子で、小言を続けます。悪気がないのはわかっていましたが、私は義母の遠慮のない物言いが苦手でした。
どうしてうちに来たのかと聞くと、「昨晩、お父さんと喧嘩しちゃって……朝イチで家を飛び出してきた」とのこと。このままではまずいと思った私は、義母に悟られないように義父に連絡を入れたのです。
その日の夜、夫が帰宅して間もなく、義父も駆けつけてくれました。しかし、義父が説得しても、義母は帰る様子を見せません。
「迷惑かけてないからいいじゃない。しばらく離れて暮らしましょうよ」
義母はそんな主張を繰り返すばかりで、話し合いは平行線。喧嘩の理由を尋ねても、義母は答えず、義父も言葉を濁すのみでした。そのタイミングで、夫がとんでもないひと言を発したのです。
「母さん、しばらくうちにいればいいんじゃない?」
あまりにもあっさりとしたその言葉に、私は耳を疑いました。馬が合わない義母と同居なんて、まっぴらごめんです。私がやんわりと反対すると、夫はとたんに不機嫌に。
「家賃は俺が払ってるんだからいいだろ? 母さんと暮らすのが嫌なら、お前が出てけよ」
そう言って話を打ち切ってしまったのです。義父は困惑した表情を浮かべていましたが、夫の頑なな態度にそれ以上何も言えず、結局、申し訳なさそうにひとりで帰っていきました。
義母への不信感
こうして、私の意思とは関係なく、完全に味方を失った状態での同居生活がスタート。その翌日から、義母は私の家事や料理に口を出すようになりました。「こうしたほうがいい」「それは違う」と指摘が続き、その指摘は「お昼はあれを作って」「洗濯して明日までに乾かして」と指示へと変わり、次第に私は家政婦のように扱われるようになりました。
追い打ちをかけたのは、夫が義母にお金を渡していると知ったことです。派手な暮らしをしないとはいえ、生活費に余裕があるわけではないのに、義母にねだられるままお金を渡していた夫に、私は強い不信感を覚えました。
夫と2人のときに「義母に帰ってもらいたい」と話したこともあります。しかし返ってくるのは「嫌ならお前が出て行けばいいじゃん」という冷たい言葉だけ。
「俺が金稼いでるんだから、母さんに渡すのも俺の勝手じゃん。母さんの希望は叶えてやってくれよ」
夫にまでないがしろにされて、私の中では次第に悲しさよりも怒りのほうが強くなっていきました。
「わかった。お義母さんの希望は全部優先するってことでいいのね?」と確認すると、夫は「そうだ」とひと言。そこで私は、家計について忠告するのをやめ、夫自身に自分の判断の結果を引き受けてもらうことにしました。
数カ月後――
義母が自室に大型テレビを置きたいと言い出しました。夫はすぐにネットで購入手続きをしようとしましたが、クレジットカードの決済が通りません。カードの利用状況を確認し、利用停止になっていることに気づいた夫。
「どうして……」と驚く夫に、私は引き落とし口座を確認するよう促しました。すると、残高はすっからかん。先月のカードの請求分も引き落とされていなかったのです。私が「何にそんなにお金を使ったの?」と聞いても、夫は頭をひねるばかり。夫は、しばらく考えたあと、ようやく義母に頻繁に渡していたお金がわが家の家計を圧迫していたことに気づいたようでした。
「そんなに渡してたっけ?」と初めて事態の深刻さを把握した夫。カードの請求もハガキで来ていたのに、夫は目を通していなかったのです。それまでに夫が義母に渡したお金を計算すると、すでにかなりの金額になっていました。私が総額を伝えると、慌てた夫が義母にお金の用途を問いただしました。すると義母は……。
「実はね、いい先生のところに通っているの。数年後には億万長者になれるのよ!」
どうやら義母は、投資セミナーのようなものに通い、多額のお金を支払っていたようでした。将来大きな利益が出ると説明を受けていたようですが、内容は不透明で、私にはリスクの高いものにしか思えませんでした。義父との喧嘩も、このことが原因だったようです。
「家計は俺が預かる」と言って、私には生活費しか渡してくれなかった夫。しかし義母にどれだけお金の無心をされていたか、家にどれくらいのお金が残っているのかを把握していなかったのです。ショックを受けながらも夫は、義母に帰るように言いました。そして義母が帰ったあと、私に頭を下げたのです。
しかし、そのときの私にはすでに夫への気持ちが残っていませんでした。問題の本質から目を背け、「俺が稼いだ金だから」と相談もせず一方的に決定を押しつけてきた夫と、これからも生活をともにしたいとは思えなかったのです。
結局、私はその場で夫に離婚の意思を伝えました。夫が離婚に同意するまでには少し時間がかかりましたが、話し合いの末、無事に離婚が成立しました。
今回の出来事で痛感したのは、お金の問題や家族との距離感は、曖昧にしてはいけないということです。どんなに小さな違和感でも、そのままにしてしまうと、取り返しのつかない結果につながることがあります。あのとき、きちんと夫が向き合ってくれていれば――そう思うこともありますが、離婚を選択したことは間違っていなかったと感じています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
話し合いから逃げて義母の言いなりになった夫は、結果的に大切なお金も妻からの信頼も失うという結末を迎えました。夫婦間のコミュニケーションを放棄することの代償はあまりにも大きかったですね。
さて、続いてご紹介するのも、「同居」を強引に迫る義母のお話です。義母の身勝手な計画が思いもよらない大どんでん返しを引き起こし……。自分の欲望を優先した義母を待ち受けていた結末とは?
義母との同居を拒否!私「母と住むので無理です」⇒義母「不公平よ」同居に固執するワケは?因縁の展開

結婚してもうすぐ4年。マンションの更新時期になり、もう少し広い物件に引っ越そうかと夫と話し合っていました。すると、義母がどこからか話を聞きつけ、家の購入を勧めてきました。義母によれば、「家を買ってこそ一人前」なのだそう。転勤があるので、購入は考えていなかったのですが……。
義父が亡くなり、義母は持ち家でひとり暮らし。代々受け継がれてきたという、なかなか立派なお屋敷です。義父は末っ子で、元々は長男である義父の兄が住む予定だったそうですが、押しの強い義母が画策、暗躍し、強引に手に入れたと聞いています。
そんなこともあって、今でも義父の兄弟には恨まれているようですが……。
新築一軒家への引っ越し
その後、私たちは駅近の新築一軒家に引っ越すことになりました。義母は、それを知るやいなや「自分もそこに引っ越そうかな」と言い出しました。
あんな立派な家があるのに、なぜ引っ越す必要があるのでしょう。話を聞くと、築年数が経っているので、あちこち修繕が必要なのだそう。維持費がかかり、最近売ってくれないかと不動産屋がよく訪ねてくるので、心が揺れるのだと言っていました。お金になるのなら売ってもいいと考えているようです。
新築の秘密
それから数カ月後、私たちが新居に引っ越して落ち着いたころ、義母から突然「今から荷物持っていくわね」とメッセージが届きました。
「長男夫婦は姑と同居して当然」
「空いてる部屋あるわよね? そこに住むから!」
どうやら義母は自宅を売り、わが家に住もうと考えたようで、強引に話を進めてきました。
「そこは母の部屋なので」と私が返信を打つと、義母は「え?」と一瞬混乱したようでした。しかし、同居を諦める様子のない義母。
そこで私は、数日後から私の母もこの家に住む予定であり、その部屋は母のものだと告げました。
すると、義母は予想通り激怒。電話をかけてきて「不公平だ、自分の親ばかりひいきして!」と怒鳴り散らしますが、義母は大きな勘違いをしていました。なぜならこの家を建てたのは、私の母。そもそも私たちは、母の家に招かれた立場だったのです。
住む場所がない!? 義母、大パニック!
義母は、すでに自宅の売買契約を締結してしまったとのこと。そして、さらに信じられない言葉が飛び出します。なんと、契約時に手にした手付金や今後の入金を見越して、宝石やバッグ、車をローンや分割払いで次々と購入していました。残代金の大半が今後の支払いに消える状況だったのです。
そう言われても、家の持ち主である私の母が了承しない限り、義母と同居することなど不可能です。私は義母に「自宅の引き渡し日までに、ご自身で次の引っ越し先を探してください」と告げました。
義母の家を購入したのは…
後日、衝撃の事実が判明します。義母の家を購入したのは、義父の兄でした。義母に実家を奪われたという、あの義父の兄です。不動産売買の仲介を担当したのは、義父の兄が経営する会社でした。何十年も諦めず、実家を取り戻そうとしていた義父の兄の執念には驚くばかりです。自分の愚かさを棚に上げて義父の兄をののしる義母の姿を思い浮かべ、私は思わず苦笑い……。義母の家は、もちろん義父の兄が住むことになったようです。
やっと借りられた義母の部屋は狭くてエレベーターがなく、足腰がきついとのこと。こんな生活は耐えられないと言いますが、すべては義母の行動が招いた結果でしょう。住みやすい家に引っ越せるよう、義母は私たちに援助を求めたものの、夫は拒否。私にもそんな気持ちはありません。
今後は義母に振り回されることなく、夫や母との生活を楽しみたいと思います。
◇ ◇ ◇
家族であっても、相手の生活や気持ちを無視して自分の都合を押し通してしまえば、関係に大きな溝ができてしまうことがあります。親子や夫婦だからこそ、思い込みで進めるのではなく、きちんと話し合うことが大切なのかもしれませんね。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
家族だからこそ、越えてはいけない一線や最低限の配慮が不可欠なのではないでしょうか。パートナーや義家族から理不尽な要求を突きつけられたときは、相手のペースに流されず、対等な関係でいられるように明確なルールや条件を提示するなど、線引きを徹底したいですね。