楽しい時間に起きた異変
数年前のある日、大切な友人たちと都内のホテルでカジュアルなティータイムを楽しんでいました。
更年期に入り、生理周期が不規則になっていた私は、「もう生理は来ないのでは」と考え、どこか油断していました。その日はお気に入りの淡いベージュのスカートをはき、気分よく出かけていました。
予想を超えた出血に動揺
友人たちとの会話も弾み、穏やかな時間を過ごしていたのですが、その最中に突然、下腹部に重い違和感が走りました。何かが流れるような感覚に襲われ、嫌な予感がして慌てて席を立ちました。
化粧室へ駆け込むと、予想をはるかに超える量の出血がありました。まるで数カ月分が一度に来たかのような勢いで、持っていた軽い備えでは対応しきれず、お気に入りのスカートには赤いシミが広がってしまいました。
友人に助けられて帰宅できた
ショックで動けなくなりそうでしたが、友人が予備のナプキンを貸してくれ、さらにカーディガンを腰に巻いて隠してくれました。そのおかげで、なんとかその場をしのぎ、帰宅することができました。
まとめ
この経験から、更年期の体は自分の予測どおりにはいかないと実感しました。生理が来ていない期間があっても油断せず、いつ何が起きても対応できる準備が必要だと気付きました。これからは備えを怠らず、気になる出血があったときは婦人科で相談することも含めて、体の変化と落ち着いて向き合っていきたいと考えています。
医師による解説:更年期に急な出血が起こりやすい理由
更年期は月経周期や出血量が不安定になりやすい時期です。ただし、急に出血量が増えた場合や閉経後の出血は、婦人科で確認することが大切です。
更年期は出血が乱れやすい
更年期は卵巣機能の低下に伴い、月経周期が短くなったり長くなったり、数カ月空いてから出血したりすることがあります。月経がしばらく来ないと「閉経したのかも」と感じることがありますが、閉経は一般的に、月経がない状態が12カ月以上続いた後に判断されます。
量が多い出血は婦人科へ相談を
更年期の出血でも、量が多い、長く続く、これまでより明らかに増えた、月経以外の時期にも出血する、強い腹痛やめまい・息切れなど貧血を疑う症状がある場合は注意が必要です。ホルモンの変化だけでなく、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮体がんなどが関係していることもあるため、自己判断せず婦人科で相談しましょう。
閉経後の出血は受診を
最後の月経から12カ月以上たった後の出血は、月経ではなく閉経後出血として扱います。少量であっても原因を確認することが大切です。閉経後出血の原因は萎縮性変化など良性のこともありますが、子宮体がんなど悪性腫瘍の評価が必要になることがあります。気になる変化があれば早めに受診しましょう。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:早川 潤先生(早川クリニック 院長)
著者:安達亜由美/50代女性・会社員
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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