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母「失敗作だから、仕送りもたった10万なのね」婚約者の前で嘲笑→彼女「では終了で♡」一家の悲惨な末路とは?

私は中堅企業で事務職として働く、ごく普通の会社員です。劇的な才能はありませんが、毎日真面目に働き、堅実な生活を送ってきました。そんな私にも、職場で出会った明るく心優しいかけがえのないパートナーができました。休日は二人で手作りのお弁当を持って公園を散歩し、将来のささやかな夢を語り合う日々に、私はこれまでにない温かな幸せを感じていました。

穏やかな日常と、私が背負い続けてきた「家族」という重荷

しかし、そんな私の背後には、常に消えない影がありました。それは実家の家族です。私の両親は昔から成績至上主義で、テストで常に学年トップだった弟を異常なまでに溺愛する一方で、平凡な私を「失敗作」と呼んで見下してきました。


社会人になってから、私は両親の呪縛から逃げられず、毎月10万円もの金額を仕送りし続けていました。決して余裕があるわけではありません。ランチはコンビニのおにぎり1個で済ませ、数年履き古した靴の裏にガムテープを貼って凌ぐような、惨めな生活を何年も続けていました。それでも、「いつか両親が努力を認めてくれるかもしれない」という、幼い頃からの小さな期待が、私を縛り付けていたのです。

 

挨拶の席で始まった、母の強気な宣言

結婚を半年後に控えたある週末、私は彼女を連れて実家へ挨拶に向かいました。

私は自分の家族が彼女に失礼な態度をとらないか不安でいっぱいでしたが、彼女は「大丈夫、これから家族になるんだから」と優しく微笑んでくれたのです。私は彼女と一緒ならきっと大丈夫だと自分に言い聞かせ、実家の扉を開けました。

 

しかし、実家で私たちを待ち受けていたのは、温かい歓迎ではありませんでした。リビングに通されるなり、母は昔のアルバムを取り出し、いつものように弟の自慢話を始めたのです。
「弟ちゃんは昔から本当に賢くてね。また学年トップ?っていつも言ってたのよ〜。それに比べてこの子ときたら……」


それに被せるように、父が鼻で笑いながら吐き捨てました。
「あぁ、失敗作とは大違いだな」
私は全身の血の気が引くのを感じました。よりによって、私が人生で一番大切にしたい彼女の前で、そこまで言うのか。さらに、社会人になったという弟が、意地悪な笑みを浮かべて彼女に向かって言い放ったのです。

 

「お義姉さん、こいつ取り柄ないよ。こんな底辺と結婚やめときなよ」
凍りつく私たちをよそに、母はため息交じりに追撃を仕掛けてきます。

 

「優秀な弟と常に比較されてきたから、この子はひねくれちゃってね。家を出てからも、毎月入れてる仕送りなんてたったの10万だしね」

 

私は実家の家計を助けるため、毎月ギリギリの生活費から10万円を欠かさず仕送りしていました。それを感謝するどころか「たったの」と見下す家族。私自身のことは何を言われても耐えられましたが、大切な彼女をこんな居心地の悪い空間に座らせ、侮辱するような言葉を聞かせてしまったことに、激しい怒りが込み上げてきました。

 

これ以上ここにいても、彼女を不快にさせるだけだ。「もう帰ろう」と告げようと口を開きかけた、その時でした。隣でずっと静かに話を聞いていた彼女が、スッと姿勢を正したのです。

「え?たったの10万って言いました?」

 

彼女の凛とした声が、リビングの空気を一瞬で凍らせました。両親と弟は、まさか反論されるとは思っていなかったのか、驚いたようにこちらを見ています。


彼女は努めて口角を上げ、極上の笑顔を作りながら言葉を続けました。
「毎月10万円もの大金を、ご自身の生活を極限まで切り詰めて仕送りできる、そんな優しくて責任感の強い彼を『失敗作』と呼ぶなんて、私には到底信じられません。彼は私の誇りです」

 

彼女の鋭い指摘と、突きつけられた絶縁状

さらに彼女の凛とした声が、リビングの空気を切り裂きます。
「弟さんが親御さんの面倒を見てくださるなら、彼がこれ以上援助する必要はありませんね。そんなに優秀な弟さんならご両親の生活費も、もちろんすべて賄えるのですよね?」

 

母は彼女に反論されたことでカッとなったようで、「あんたたちからの援助? 別に期待してないわよ!」と言い返しました。そして、「うちには今、飛ぶ鳥を落とす勢いで出世している優秀な弟ちゃんがいるんだからね! 弟ちゃんが親の面倒を見てくれることになっているの。あんたなんかに頼らなくても、うちは一生安泰なのよ!」と告げました。


突然矛先を向けられた弟は一瞬言葉を詰まらせましたが、すぐに強がって見せました。
「あ、当たり前だろ! 俺の稼ぎなら余裕だよ!」


その様子を見た婚約者は、私の手を強く握り、毅然とした態度で宣言しました。
「わかりました。弟さんにそのご覚悟があるのなら、今月で仕送りは完全に終了させていただきます。私たちは、これからの二人と、私たちの子供の未来のために貯金しますので」


その言葉に、私の中にあった家族への呪縛が、音を立てて消え去っていくのを感じました。私は彼女の手を強く握り返し、両親の顔を直視して言い放ちました。
「彼女の言う通りだ。今まで育ててくれてありがとう。もう二度とここには来ない」
呆然とする母と、顔を真っ赤にして黙り込む弟を背にして、私たちは実家を後にしました。

 

偽りのエリート一家の末路、そして訪れた本当の幸せ

あれから数カ月が経ち、私たちは無事に結婚式を挙げました。もちろん、実家の家族は一切招待していません。


仕送りをピタリと止めた結果、実家の家計はあっという間に火の車になったそうです。私が送っていた10万円は、両親が「弟はエリートだから」という世間体のため、高級な食材や見栄を張るための交際費としてすべて使い切られていました。

 

さらに生活が困窮したことで、隠されていた弟の秘密が露呈しました。弟は自分の見栄のためにブランド品や豪遊をし、多額の借金を抱えていたのです。仕送りが途絶え、両親が食費すら工面できなくなったことで、ついに借金の督促状が実家に届き始め、弟の嘘と借金の額を知った両親はパニック状態に陥ったといいます。


ある日、母から泣きつくような電話がありました。
「弟ちゃんの借金が膨らんで、家も差し押さえられそうなの! あなたの10万円がないと、生活も回らないし、借金の利子すら払えないのよ。お願い、助けて!」
私は静かに、けれど冷徹に言い放ちました。
「期待していないって言ったよね? 飛ぶ鳥を落とす勢いの優秀な弟に、一生安泰にしてもらえばいいよ」


そう告げて着信拒否の設定をした瞬間、長年私の心を支配していた冷たい重圧が消え去りました。現在、私たちは仕送りに充てていたお金で心豊かな生活を送り、愛する妻とともに本当の家族のあり方を築いています。あの日の決断が、私たちの人生を本当に救ってくれたのだと確信しています。
 

◇ ◇ ◇

「家族だから」という甘えを盾に、誰かの犠牲の上に成り立つ見栄は、いつか必ず破綻します。互いを一人の人間として尊重し合えない関係に執着する必要はありません。もし今、誰かの犠牲の上に立っていることに気づいたなら、勇気を持ってその関係を断ち切り、自分自身と大切なパートナーを守る選択をしていきたいですね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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