朝イチの水道水が危ないって本当?

「水道水ってちゃんと消毒されているんじゃないの?なんで食中毒になるの?」と不思議に思いませんか?
たしかに日本の水道水は塩素で消毒されていて、世界的に見ても安全性が高いとされています。ただこれは、ずっと流れているときの話。
就寝中や旅行や帰省で長く家を空けていたときは、水を使わないですよね。
すると、水が給水管に長時間とどまり、塩素の消毒効果が低くなり、菌が繁殖してしまう可能性があるんです。

そのため、ほとんどの自治体が「朝一番の水は、最初のバケツ一杯分程度を飲用以外の用途でご使用ください」と呼びかけています。
この水は、観葉植物の水やりや洗濯、掃除などに使うと無駄なく有効活用できますよ。
常温派さんは要注意!ボトル直飲みで菌が爆増

「冷たい水が苦手で常温派。ボトルに入れてデスクに置いて飲んでいるけど夏はやめたほうが良いのかな……」と気になっている人もいるかもしれません。
結論から言うと、コップに移して飲むならあまり気にしなくて大丈夫。口をつけるなら要注意です!
というのも私たちの口の中には500種類以上の細菌が潜んでいて、中には食中毒を引き起こす細菌もいます。直接口をつけると菌がボトルの中に入ってしまう場合があるんです。

しかも、食中毒菌はあたたかい環境が大好き!夏場に常温で置いておくと、時間が経つにつれてどんどん増えてしまいます。
食中毒を防ぐためには、できるだけコップを使うのがおすすめ。口をつける場合は8時間以内に飲み切ってくださいね。
冷蔵保存でも安心できない!飲みかけはその日のうちに

「冷蔵庫に入れておけば大丈夫でしょ?」と、飲みかけペットボトルを翌日に持ち越していませんか?
Xでも、「口をつけた飲み物を冷蔵庫に入れ、翌日に飲んでいる」という声が多数見られました。
でも残念ながら、冷やせば100%安心……というわけではないんです。

たしかに低い温度だと菌は増えにくくなりますが、増殖がピタッと止まるわけではありません。中には7〜8℃くらいから増殖し始める細菌もいます。
そのため口をつけたペットボトルは、冷蔵庫に入れたとしてもその日のうちに飲み切るのが◎。
大手飲料メーカーも「開栓後、口をつけてお飲みになった場合はその日のうちに、できるだけ早くお飲みきりください」と案内しています。
意外と短い!コップで飲んでも2~3日が限界

2Lのペットボトルの水を冷蔵庫に入れて数日かけて飲むこともありますよね。このとき「コップを使うから衛生的」という油断は禁物!
口をつけて飲んでいない場合でも、キャップを開けると空気中のホコリや雑菌などが飲み物に入ってしまう可能性があるんです。

飲料メーカーの公式サイトにもこのように書かれています。
「直接口をつけずにコップなどに移してお飲みいただいた場合でも、必ずキャップを閉め、冷蔵庫で保管し、2~3日を目安にご飲用ください」
2Lを2〜3日で飲み切るのが難しい場合は、1Lや1.5Lなど小さめのものを選ぶと良いですよ。
水分補給をもっと衛生的に!
気温が高い今の時季は、ちょっとした油断が食中毒につながります。水の飲み方を見直して、夏を元気に乗り切りましょう。