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「私より妻の親を選ぶの?」二世帯住宅を建てた次男に激怒した母。長男を信じ続けた末路

私は物心がついたころから、母に兄と比べられ、肩身の狭い思いをしてきました。大人になって家を出てからも、母の関心は兄に向けられたまま。私が結婚した後も関係が改善することはありませんでした。ところが、私が二世帯住宅を建てていると知った母が、突然工事現場へやって来ました。妻の両親と暮らす家だと伝えると、母は激怒。その後、兄の言葉を信じ、思いも寄らない要求をしてきたのです。

 

兄ばかりを優先してきた母

昔から母は、何かにつけて私と兄を比べてきました。勉強や運動だけでなく、性格や友人関係まで比べられ、私が何かに挑戦しても、母から褒められた記憶はほとんどありません。

 

一方、兄は成績が良く、大学卒業後には名の知られた企業へ就職しました。そのため母は、兄の言うことなら無条件に信じ、私には「あんたはお兄ちゃんを見習いなさい」と言い続けていたのです。

 

そんな私をかばってくれたのは父でした。しかし、その父が亡くなると、母の態度はますます露骨になりました。

 

父は生前、母と兄だけに財産が偏らないよう、私にも預金などを相続させる内容の遺言書を残していました。遺言書の内容を確認した母は、不満そうにこう漏らしました。

 

「お父さんには、もっとお兄ちゃんに多く残してほしかったのに」

 

私が父の財産を相続したことがよほど気に入らなかったのか、母はさらに言いました。

 

「今後、あんたが経済的に困っても、私たちは助けないからね」

 

私も「母さんや兄さんに頼るつもりはない」と答え、それ以降、必要なとき以外は連絡を取らなくなりました。

 

妻の両親と暮らす家に激怒した母

数年後、私は妻と相談し、妻の両親と暮らすための二世帯住宅を建てることになりました。兄が共通の知人から工事の話を聞き、それが母にも伝わったようです。

 

母は以前から、「老後は息子に面倒を見てもらうのが当然」と考えていました。兄には負担をかけたくなかったようで、私たちが二世帯住宅を建てていると知り、自分が住むための家だと思い込んだのでしょう。

 

「聞いたわよ。二世帯住宅を建てているんですって?」

 

母はうれしそうに尋ねてきましたが、私はその場ではっきり説明しました。

 

「この家は、妻の両親と一緒に暮らすために建てているんだ」

 

すると、母の表情が一変しました。

 

「私を差し置いて、どうして向こうの親と暮らすのよ!」

 

「妻の両親にはこれまで何度も助けてもらったし、夫婦で話し合って決めたことだよ。母さんが住む予定はない」

 

母は納得できない様子で、「自分の母親より妻の親を選ぶなんて、親不孝だ」と私を責め続けました。それでも、私は決定を変えるつもりはないと伝え、その日は帰ってもらいました。

 

 

兄名義にできると信じ込んだ母

二世帯住宅が完成し、私たち夫婦の名義で登記を済ませたころ、母が再び私の前に現れました。母は得意げな様子で、信じられないことを言い出したのです。

 

「この家は、お兄ちゃんの名義に変わることになったから。あんたたちは別の家を探しなさい」

 

母によると、兄はこう説明したそうです。

 

「父さんの遺産が建築費に使われているなら、遺産の分け方に問題があったとして争えるかもしれない。母さんにも権利があるから、それを僕に譲れば、最終的に家を僕の名義にできる。知り合いの専門家に頼めば手続きを進められるよ」

 

しかし、母と兄も遺言に沿って財産を受け取り、相続手続きはすでに終わっていました。父から相続した預金を建築費に使ったというだけで、母や兄にこの家の所有権が生じるわけではありません。

 

「この家は、僕たち夫婦が資金を出し、負担割合に応じた共有名義で登記しているんだ。母さんや兄さんが勝手に名義を変えられるはずがないよ」

 

私がそう説明しても、母は聞く耳を持ちませんでした。

 

「もうお兄ちゃんが専門家に頼んでくれたのよ。調査費用や手続きの着手金として、まとまったお金が必要だと言うから、私が貸したの。名義変更が済めば返してくれると言っていたわ」

 

その言葉を聞き、私は兄が名義変更を口実にして、母から金銭を受け取ったのではないかと気付きました。

 

念のため、私はこの家の登記を依頼した司法書士にその場で電話をかけ、登記手続きについて確認しました。司法書士からは、母が父の相続に関する権利を兄に譲ったとしても、それだけで私たち夫婦名義の家を兄名義に変えることはできないと説明されました。現在の登記内容や事情を見る限り、兄へ所有権を移す根拠もないとのことでした。

 

私はそのことを母に伝え、以前兄から届いていたメッセージも見せました。兄は「会社を辞め、借金の返済に困っている」と明かし、私にもまとまったお金を貸してほしいと頼んできていたのです。

 

母は慌てて兄に何度も電話をかけましたが、応答はありませんでした。その後も電話やメッセージへの返事はなく、貸したお金の行方もわからないままだったそうです。

 

穏やかな生活を守ると決めて

幼いころから兄と比べられ続けた私は、いつか母に認めてもらいたいという思いから、無理をして頑張っていたのだと思います。しかし、どれほど頑張っても、私の話を聞こうとしない母の考えを変えることはできませんでした。

 

母が兄にまとまったお金を貸したまま、連絡が取れなくなったと知ったときには、複雑な思いもありました。それでも、これまでの扱いをなかったことにして、母と兄の間の問題に再び巻き込まれることはできないと判断しました。

 

現在は、完成した二世帯住宅で妻と義両親と暮らしています。私を信頼し、互いの話に耳を傾けられる人たちとの穏やかな生活を守ることが、今の私にとって何より大切です。

 

--------------

幼いころから兄ばかりを優先されてきた主人公。それでも母に理解してもらおうと説明を重ねましたが、母は主人公の言葉よりも、兄の話を信じました。家族だからといって、理不尽な要求や金銭トラブルまで受け入れる必要はありません。自分を大切にしてくれる妻や義両親との暮らしを守るため、母や兄と距離を置いた主人公の決断には、自分の人生を誰と歩むのかを見極める大切さが表れています。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※AI生成画像を使用しています

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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