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「まだ痛い…」出産後、会陰の痛みがつらすぎた私を救った助産師のひと言【医師解説あり】

出産直後、会陰部の痛みがつらく、夜間の授乳や抱っこのたびに思わず顔をしかめていた私。円座クッションを使っても痛みはなかなか和らがず、「この痛みは本当に良くなるの?」と不安でいっぱいでした。産院を退院した後もしばらく続いた痛みの原因は、私が思っていたものとは少し違っていたようです。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師沢岻美奈子先生
日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。
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出産後、会陰の痛みがつらすぎて…

出産後、私は会陰の傷を何針も縫合されました。その影響なのか、産後はとにかく会陰部のあたりが猛烈に痛く、入院中は夜間の授乳や抱っこの時間がつらくてたまりませんでした。円座クッションを使っても、使わなくても痛みがあり、座るたびに「痛い……」とこらえるような状態でした。

 

処方された痛み止めも何度か飲みましたが、それでも痛みはなかなか和らぎませんでした。医師に相談すると、「会陰を縫合した後の痛みは、時間の経過とともに和らぐことが多い」と説明を受けました。

 

しかし、退院日が近づいても痛みは強いまま。私は不安になり、「私の会陰はかなりひどい状態なのでは?」と聞いてみました。けれど、医師からは「傷はきれいに治ってきていますよ」と言われ、痛みの強さとのギャップに戸惑いました。

 

「まだ痛い」と相談すると、まさかのひと言

退院後も、痛みはしばらく続きました。

 

「やっぱり会陰の傷が痛んでいるのかな」と思いながら過ごしていましたが、2週間健診のときにもまだ痛みがあり、助産師さんに「まだお股が痛いんです」と相談しました。

 

すると、助産師さんから返ってきたのは、意外なひと言でした。

 

「もしかしたら、痔かもしれませんね」

 

私はそれまで、痛みの原因は会陰の縫合部分にあると思い込んでいました。そのため、「えっ、痔?」と驚きましたが、言われてみると、出産時におしりまわりに負担がかかっていた可能性もあるのかもしれません。

 

 

薬を使うと、痛みに変化が

帰宅後、半信半疑でしたが、医師に処方してもらった痔の薬を使ってみることにしました。

 

すると、私の場合は、あれほどつらかった痛みが、大きく和らぎました。

 

「会陰の傷が痛い」とばかり思っていた私にとって、この変化は本当に驚きでした。実際の原因を自分で断定することはできませんが、私の場合は、出産時に痔のような症状が出ていたのかもしれません。

 

ずっと会陰の痛みだと思い込んでいたので、助産師さんのひと言がなければ、なかなか気付けなかったかもしれません。

 

まとめ

出産後に感じる会陰周辺の痛みは、会陰の傷だけが原因とは限らないのだと実感しました。私は痛む場所を自分ではうまく区別できず、会陰の傷が原因だと思い込んでいました。助産師さんに相談したことで、別の可能性に気付くことができました。産後の体には、自分では原因を見分けにくい痛みや不調もあるのだと、身をもって感じた出来事です。

 

医師による解説:産後の痛みと痔の関係

産後の会陰部の痛みは、縫合部だけでなく、痔など肛門周囲の症状が関係していることもあります。

 

産後の痛みは原因が複数ある

出産後は、会陰裂傷や会陰切開の縫合部の痛み、腫れ、違和感などが起こることがあります。一方で、出産時のいきみや肛門周囲への負担、産後の便秘などをきっかけに、痔の症状が出ることもあります。そのため、「お股が痛い」と感じていても、必ずしも会陰の傷だけが原因とは限りません。

 

痔による痛みの可能性も

痔核には、肛門の内側にできる内痔核と、外側にできる外痔核があります。外痔核に血栓ができた場合や、内痔核が肛門の外へ脱出した場合などには、強い痛みを伴うことがあります。

 

産後は便秘になることもあり、排便時に強くいきむことで、痔の痛みや腫れにつながることもあります。痛みの場所がはっきりしない場合、自分では会陰の痛みと区別しにくいこともあります。

 

痛みが続くときは相談を

産後の痛みが強い、次第に悪化する、長引く、強い腫れや出血、発熱などを伴う場合は、産科医や助産師に相談することが大切です。薬で症状が和らぐ場合もありますが、授乳中に使用できる薬かどうかも含め、使用前に医師に確認すると安心です。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)

著者:佐藤かんな/30代女性・会社員

イラスト:sawawa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)

 

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