夏にキムチが酸っぱくなる理由

急激に酸っぱくなると「もしかして腐っちゃった?」と焦ってしまいますよね。実はこれ、腐っているわけではなく発酵し続けている証拠。
キムチに含まれる乳酸菌は約20〜45℃の温度帯でより活発になるとされ、野菜の糖分を分解して酸味成分を作り出します。
夏場はスーパーから家へ持ち帰る短い時間でも、キムチがぬるくなってしまいます。
保存中も、冷蔵庫を開けるたびに冷気が逃げて部屋の温かい空気が入り込み、庫内の温度が上昇。このようなちょっとした温度変化の積み重ねで酸味が出やすくなるんです。
こうなってたら食べないで!

以下に当てはまる場合は腐敗が進んでいるサイン!もったいないかもしれませんが、すぐに処分してくださいね。
- ヌルヌルしている
- カビが生えている
- アルコールのようなにおいがする
鮮度長持ち!発酵を抑える保存法

「傷んでいないのは分かったけど、酸っぱいのは無理!」という方は、保存場所を見直しましょう。
発酵のスピードを緩やかにするコツは、とにかく低い温度をキープすること。
冷蔵庫の中で一番温度が低い「チルド室」に入れるか、棚の奥(冷気の吹き出し口付近)に置くのがおすすめです。
逆にドアポケットや手前側は、開閉のたびに温かい空気が入り込んで温度が上がりやすいので避けてくださいね。
また、食卓に出すときは、食べる分だけお皿に取り分けて残りはすぐに冷蔵庫へ。テーブルに置きっぱなしにしていると温度が上がってしまうので要注意です!
酸味をやわらげる調理法

韓国ではしっかり発酵したキムチが大人気!生のままだけでなく、火を通して料理に使うのが本場流です。
炒めものやスープ、お鍋、チャーハンなどにしてしっかり加熱すれば、酸味が和らぎ、旨みとコクが増します。
ごま油をちょろっと加えたり、砂糖やみりんなどで少し甘みを足したりするとよりマイルドになりますよ。
発酵したキムチに含まれる成分に注目!

キムチには体に良い成分がたくさん!発酵が進むにつれて、酸味や風味が変化します。
腸活で人気の乳酸菌が豊富

酸っぱくなったキムチにはおなかの調子を整えてくれる乳酸菌がたっぷり。
また白菜やニラ、きゅうりなどの野菜には「腸のお掃除係」である食物繊維も豊富に含まれています。
2つの成分を同時に摂れるので、腸内環境が良くなってお通じ改善に効果的!
さらに、風邪やインフルエンザなどの病原体と闘ってくれる「免疫細胞」の約7割が腸に集まっています。腸が健康になると免疫力アップにもつながるとされています。
夏バテ予防におすすめ!

毎年夏バテになってしまう人こそ、酸っぱいキムチがおすすめ!
発酵の過程で微生物が働くことにより、疲労回復に効果的な「ビタミンB群」を作り出します。
ビタミンB群は食べ物をエネルギーに変える働きをサポートしてくれるんです。
キムチに含まれるニンニクには、「ビタミンB群」の中でもビタミンB1の吸収を助ける働きがあるので、ダブルの効果で疲労回復をサポートしてくれますよ。
味の変化を楽しもう!
保存方法や調理法をちょっと工夫すれば最後までおいしく食べられます。「酸っぱくなったから失敗」と思わず、味わいの変化を楽しみましょう。