※発達障害とは、脳の働きが関係する障害で、自閉症を含む広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害などいくつかの障害が同時に現れることがあります。年齢や生活環境などによっても症状は様々です。
翌日、サエコさんは会社の同僚・郡司さんに「私って発達障害に見える?」と尋ね、配慮に欠けた発言がきっかけで上司から注意を受けてしまいます。そして、発達障害が気になるならと、病院に相談してみることを提案されたサエコさんは、帰宅後、医療機関を検索。ところが、夫は「調べなくていい!」と強く拒絶するのです。
しかしサエコさんは、自分の過去の行動に不安を募らせていました。さらに姫子ちゃんの昔の写真を前に、「よく笑う子だったのに、最近笑顔が減ったのは自分のせいかもしれない」と打ち明け、受診に前向きな様子。姫子ちゃんが「真剣に考えてくれたことがうれしい」と涙を流す横で苦い顔をしていた夫は、その夜、サエコさんの健康保険証を意図的に隠します。
受診当日、「保険証がない」と慌てるサエコさんを助ける夫が病院に確認すると、青ざめて「費用が高額になる」とサエコさんに伝え……。
受診を阻まれた母娘










夫が病院へキャンセルを伝える横で、サエコさんは落ち込んだ様子を見せます。夫は見えない所で笑みを浮かべ、「探しておくから」と軽く言って、その場を済ませようとするのでした。
そこへ姫子ちゃんが。サエコさんは気まずそうにしながら「ママ、健康保険証なくしちゃって病院……行けなかったの」と伝えるのでした。
発達障害の診療や検査にかかる費用は、医療機関や検査内容によって異なりますが、一般的な診療や検査で数十万円にのぼるケースは多くありません。また、健康保険の資格確認ができず、いったん医療費を全額負担した場合でも、あとから保険給付分の払い戻しを受けられることがあります。「保険証がないから数十万円かかる」と受診を諦めさせるような説明は、実際の医療費の仕組みとは大きくかけ離れています。
夫は以前から、妻が発達障害かもしれないということを認めたくない様子を見せ、受診にも反対していました。しかし、もし発達障害だったとしても、それは決して悪いことではありません。自分の特性を知ろうと医療機関を受診することは、自分自身と向き合い、これからの生活をよりよくしていくための大切な一歩でもあります。
今回、妻は自分のこれまでの言動を振り返り、娘との関係も見つめ直そうとしていました。家族だからこそ、診断を恐れてその一歩を妨げるのではなく、本人の気持ちを尊重し、一緒に向き合っていけるといいですね。
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ミント
