家に残された新幹線のチケット。夫はどこへ?
財布を忘れたり、お弁当を忘れたりと、忘れ物が多い夫。「明日の出張は忘れ物がないように気をつけてね。出張もめったにないから、慣れてないでしょ!?」と念を押しますが、夫は「大丈夫!」と余裕を見せます。
そして翌日、私は夫に連絡しました。
「ねぇ! また忘れ物してるけど大丈夫? ちゃんと出張に行けたの?」
「出張先に着いたよ! 忘れ物って何?」
「昨日準備していた新幹線のチケットだけど、家に置いてあるよ。どうやって出張に行ったの?」
「え……?」
「新幹線に乗ったのに、チケットがないことに気づかないなんておかしくない?」と私が返すと、「そうそう! 駅でチケットがないことに気づいて、新しく買ったんだよ!」と言います。なんだか怪しい……と感じる私。
そこで私は、「本当に出張先にいるの? 証拠を見せてよ」と問い詰めました。夫は「現地の写真を撮って送るから」と言いますが、写真はいくらでもごまかせるため、信用できません。「本当は別のところに行ってるんじゃないの?」と聞くと、「そんなわけないだろ。昼ドラの見すぎだよ。主婦って暇なんだな」と、私を見下すようなことまで言ってきました。
考えれば考えるほど、おかしい……。私は以前一緒に食事をしたことのある夫の同僚に、仕事が終わるころを見計らって連絡してみることに。
出張のはずが有休!?夫の嘘が発覚
夫の同僚から返信があったあと、私は夫に連絡し、確認してわかったことを伝えました。
夫の同僚によると、今日は出張の予定などは入っておらず、それどころか夫は有給休暇を取って会社を休んでいるとのこと。「だますつもりはなかった。ちょっとひとりで羽を伸ばしたかっただけ。それより、同僚に余計なこと言ってないよな?」と話す夫。
余計なことかどうかはわかりませんが、私は夫の同僚に「出張に行った夫と急に連絡がつかなくなって……今日はどのあたりに出張へ行っていますか」と、夫を心配しているように伝えていました。すると、事情を気にかけた同僚が、社内で夫の出張予定について確認してくれたようです。
その結果、夫が出張には行っていないことが判明。嘘をついていたことが社内に知られたとわかり、夫が焦っているのが伝わってきました。夫は「クソが……」と悪態をつきますが、私はさらに続けます。
「あなたの行き先について情報をくれた人がいてね。旅行で温泉地に行っているって教えてくれたよ。本当に昼ドラみたいな展開になってきたよね〜」そう言って、夫の反応をうかがいました。
ダブル不倫が発覚。夫からまさかの「純愛宣言」
夫の同僚が社内で夫について尋ねたところ、ある人から「夫が有給休暇を取って温泉地へ行くと話していた」という情報があったそうです。さらに、夫は最近、既婚者である取引先の女性と親しくしており、「もしかすると不倫ではないか」という話まで出てきたとのこと。その女性も結婚していたため、夫がしていたのはダブル不倫だったのです。
夫の同僚も、まさかこんな展開になるとは思っていなかったようで、申し訳なさそうに連絡をくれました。
ここまで伝えると、夫はようやく真相を話し始めました。私に対し、「軽い気持ちで彼女に手を出したわけじゃない。今の関係は不倫だけど、本気で愛し合っている」と、まさかの純愛宣言。「2人に慰謝料を請求するよ?」と話すと、「いくらでも請求してくれ。それを手切れ金にして、俺たちは新しい人生を始めるよ」と言うのです。
不倫相手に去られ…夫を待っていた結末
2時間後、「今、帰りの新幹線に乗った」と夫から連絡がありました。どうやら、不倫が私にバレたと知った相手の女性は、すぐにホテルを出て行ったとのこと。本気で愛し合っていると思っていたのは夫だけだったようです。
それから相手の女性とは連絡が取れなくなったようで、捨てられた夫はショックを受け、「お前に謝りたい」と話します。
しかし、夫の顔を見たくなかった私は、すでに家を出ていました。「帰ってきても私はいないよ。しばらくホテルに泊まったり、知り合いの家に身を寄せたりするつもりだから」と伝えました。
「生活はどうするんだ?」という夫に対し、「仕事を探す」と返します。これまでの会話から、夫が主婦である私を見下していたこともわかり、不倫のことも含めてすっかり失望していました。「俺にはお前がいないとダメなんだよ……」と言われましたが、時すでに遅し。
その後ーー。離婚が成立し、夫は会社でも不倫していたことが知れ渡り、肩身の狭い思いをしているようです。さらに、私と不倫相手の夫から慰謝料を請求され、生活も苦しくなったとのこと。一方の私はひとり暮らしを始め、知人の紹介で仕事も見つかりました。今は悠々自適な生活を楽しんでいます。
◇ ◇ ◇
どんな理由があっても、嘘を重ねたり不倫をしたりすれば、夫婦の信頼関係は大きく揺らいでしまいます。自分を本当に大切にしてくれている人との関係を、目先の感情で失わないようにしたいですね。
【取材時期:2026年8月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部にAI生成画像を使用しています