それから2カ月が経ったころ、花に連れられて登園したみおくんの顔は見るからに真っ赤——。
花は「朝起きて測ったら36.5℃でした〜」と言いますが、先生が測り直すと38.0℃の発熱。「お熱のある子はお預かりできません」と言われると、わが子の発熱を初めて経験する花はパニックになってしまいますが、うつむきながらも保育園を後にします。
うつむき、涙ながらに保育園を後にするも、その理由はまさかの…








※生後5カ月の乳児が発熱した際は脱水を防ぐため、母乳・育児用ミルクをいつもよりこまめに与えることが必要です。哺乳量が減っても少量ずつ頻回に飲ませることが水分補給につながるため、様子を見ながら調整するとよいでしょう













「みーおーくんっ♡ もう大丈夫だからね、お医者さん行こうね♡」——。
小児科の受診と合わせ、クリニックが運営する病児保育を予約した花はみおくんを預け、事前にチケットを購入していた映画を楽しんだのでした。
育児中のリフレッシュはとても大切。時には息抜きをしながら、心と体を休める時間を持つことも必要ですよね。とはいえ、病児保育は、病気や病後の子どもを保護者が家庭で保育することが難しい場合に利用できる仕組みです。利用条件は自治体や施設によって異なります。
楽しみにしていた予定の直前にみおくんが発熱し、花が焦ってしまったのも無理はありません。特にわが子の初めての発熱ともなれば、「すぐ病院に行くべき?」と戸惑うこともありますよね。
生後3カ月以上の子どもは、発熱したからといって必ずしもすぐに受診が必要とは限りません。38℃以上の熱があっても、元気があり、水分がとれていて、おしっこも普段どおり出ている場合には、自宅で様子を見られることもあります。熱の高さだけではなく、普段と比べて元気があるか、水分がとれているかなど、子どもの様子をよく見ることが大切です。
ただし、ぐったりして水分がとれない、おしっこが出ていない、激しい下痢や嘔吐がある、ひきつけが続く、顔色が悪いといった症状がある場合には、診療時間外や休日であっても、速やかに医療機関を受診しましょう。また、生後3カ月未満で38℃以上の発熱がある場合には、ほかに症状がなく機嫌がよく見えても、早めの受診が必要です。
このとき、みおくんは生後5カ月——。赤ちゃんは胎盤を通してママから抗体を受け取っていますが、その抗体は出生後、徐々に減っていきます。一方で、赤ちゃん自身の免疫機能はまだ発達の途中。そのため、乳児期はさまざまな感染症にかかることがあります。
わが子が突然熱を出せば、不安になったり、どう対応したらよいのか迷ったりするのは自然なことです。いざというときに慌てないためにも、普段から受診の目安や相談先を知っておくと安心ですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:関根直子(助産師)
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神谷もち