「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、離乳食メニューのマンネリ化に悩むママからのご相談です。
Q.離乳食がいつも似たようなメニューになります
うちの子は、もうすぐ生後7カ月になります。離乳食が2回食ですが、いつも似たようなメニューになります。例えば1回目はおかゆ、にんじん、豆腐、2回目はりんご、さつまいも、バナナなどです。にんじんのところは、ほうれん草や大根、きゅうりなどに変わります。2回目は主にフルーツです。これまで食べた品目は14品です。
このようなメニューで大丈夫でしょうか?
小林亜希管理栄養士からの回答
果物は甘いものを好む原因になったりもしますので、少量にして、他の野菜が2回目にも入ると安心かと思いますよ。また、タンパク質の食材が2回目に入っていないことも心配ですので、1回目豆腐であれば、2回目は白身魚や卵黄などを試していけると食材の幅が広がったり、メニューも変化が出てくるかと思います。ゴックンの練習と食べられるものを増やしていけるとよい時期になりますので、いろいろ食べられるものを探してみてくださいね。
※参考:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナーより
離乳食のメニューのマンネリを解消する方法 その1
まずは、赤ちゃんが今、食べられる食材を一覧にしてみましょう。離乳食の本やネットにもよく離乳食の食材一覧表がありますよね。それを印刷して冷蔵庫に貼るのもOKです。
7~8カ月ごろ(離乳食中期)なら下記になります。
炭水化物
7倍がゆ、じゃがいも、さつまいも、バナナ、うどん、食パン、マカロニ、スパゲティー、焼き麩など
ビタミン・ミネラル
かぼちゃ、にんじん、大根、かぶ、玉ねぎ、ほうれん草、小松菜、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、トマト、冬瓜、なす、レタス、オクラ、きゅうり、ズッキーニ、アスパラガス、ピーマン、わかめ、りんご、みかんなど
たんぱく質
豆腐、白身魚(真鯛、しらす、かれい、ひらめ)、納豆、高野豆腐、豆乳、きな粉、さけ、卵黄、赤身魚(かつお、まぐろ)、肉(鶏ささみ、鶏むね肉)、牛乳(調理のみ)、プレーンヨーグルト、カッテージチーズなど
7~8カ月ごろ(離乳食中期)でもこれだけの食材が食べられるんです! このような食材一覧表を見ながら食材を組み合わせて毎日のメニューを考えていくと、とってもラクになりますよ。
離乳食のメニューのマンネリを解消する方法 その2
「煮る」「茹でる」が多くなる離乳食ですが、離乳食の調理方法には「蒸す」「蒸し焼き」「焼く」などもあります。いつも茹でている野菜を蒸すと、見た目も風味も変わります。かぼちゃを調理するのも、かぼちゃをお湯で茹でる、かぼちゃをだしで煮る、かぼちゃを蒸す、かぼちゃを焼くなどがあります。調理方法によって料理の形、見た目、風味が変わります。
離乳食のメニューのマンネリを解消する方法 その3
大人の料理から取り分けができないかを考えてみましょう。私がおすすめする取り分け離乳食は「大人の汁物から取り分ける」方法。だしで赤ちゃんが食べられる野菜を煮て、軟らかくなったら離乳食に取り分け、残りの鍋の中身を大人の味つけにします。とってもラクなのでぜひ作ってみてくださいね。
※参考: ニュース(食・レシピ):「ラクに解決!離乳食メニューのマンネリを解消する3つの方法」【監修者:保育士 中田 馨 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長】
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