引っ越して早々、車をめぐるトラブルが
ご家族が引っ越してきた当初、長男と同い年の子どもがいることもあり、仲良くなれたらいいなと思っていました。しかし、実際にはあいさつを交わす程度の関係が続いていました。
そんなある日、わが家の私有地に車のタイヤ痕がついていることに気づきました。さらにその後、ご近所さんの自転車が車にひかれ、ぐしゃぐしゃになってしまう出来事も。
防犯カメラの映像を確認したところ、どちらも同じ車によるものだと判明しました。それは、引っ越してきたご夫婦の車だったのです。
ご近所さんは自転車を弁償してもらっていました。わが家の場合はタイヤ痕だけだったため、私有地に車で入らないよう口頭で注意することに。謝罪はありましたが、その後もご夫婦の運転を見ていて不安を感じることがありました。
夫やご近所さんとも「いつか大きな事故が起きそう。自分たちも気をつけようね」と話すようになりました。
そんな矢先、ついに恐れていた事態が……。
散歩から帰宅中、私道から車が…!
わが家の目の前には、細長い私道があります。ある日、散歩を終えて自宅へ戻っていたところ、その私道から突然、車が出てきました。次の瞬間、その車が私にぶつかったのです。
当時、私は三男を妊娠中。とっさにおなかを守りましたが、衝撃で1mほど飛ばされてしまいました。長男と次男は保育園に行っていたため、事故に巻き込まれなかったことは不幸中の幸いでした。
そして、私をひいた車は、やはり例のご夫婦の車でした。運転していたのは奥さん。話を聞くと、近道をするため、わが家の私道を通ろうとしていたとのことでした。
私道が狭く、車の速度がそれほど出ていなかったことに加え、奥さんも歩いていた私に気づいてブレーキを踏んだため、幸いにもけがは転んだ際のすり傷程度。すぐに病院を受診し、おなかの赤ちゃんにも異常はありませんでした。
事故後は警察を呼び、事故処理をしてもらいました。
謝罪の場で夫が口にしたひと言
後日、私をひいた奥さんが、旦那さんと一緒に謝罪に来ました。そこで話をしている途中、夫が旦那さんに向かって突然こう言ったのです。
「以前、僕のこともひきかけましたよね」
私は驚きました。なんと夫も以前、ご主人が車で私道をショートカットしようとした際、ひかれそうになっていたというのです。
ご夫婦は、私たちに何度も謝罪しました。家同士が目と鼻の先であることに加え、子どもたちは同い年で、いずれ同じ学校に通う可能性もあります。何度も謝罪を受けたこともあり、それ以上追及することはしませんでした。
ただ、ご夫婦には「3回目はありませんよ」と強く伝えました。それ以降、ご夫婦は以前より慎重に運転するようになり、私道をショートカットすることもなくなりました。
また今回の事故をきっかけに、わが家でも保険を見直したほか、防犯カメラの位置を調整。さらに、私有地と歩道・車道との境界には塀を設置することにしました。
以前から事故が起きないか不安に感じていましたが、まさか本当に自分が巻き込まれるとは思っていませんでした。今回は幸い、私もおなかの赤ちゃんも含めて大きなけがには至りませんでしたが、「無事でよかった」で終わらせるのではなく、身近な場所にどんな危険があるのか、そして自分たちにできる安全対策は何かを改めて考えるきっかけになりました。
著者:今西梨沙/30代女性。2023年、2024年、2026年生まれの男児3人を育児中。薬剤師のパート勤務。サッカー観戦と料理が趣味。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)