

私の遊び心
夫は勤務先から私に電話をかけてくることがあり、私はその電話番号をスマホのアドレス帳に登録していました。夫の会社名は「TANAKA(仮名)」なのですが、私がアドレス帳に登録する際、「タナカTEL」と入力するつもりが、変換候補に「田中輝」と出てきました。
それがなんだか面白くて、遊び心からそのまま「田中輝」という名前で登録。以来、夫の勤務先から電話がかかってくると、私のスマホには「田中輝」と表示されるようになりました。
夫のスマホが壊れた日
ある日、夫のスマホが突然使えなくなりました。電源が入らなくなってしまったのです。
翌日、夫は携帯電話会社のショップへ持っていきましたが、その場で直すことは難しく、修理に出すことに。代替機が届くまで数日かかるため、夫から「休みの日に会社の人と連絡を取る必要があるときだけ、スマホを貸してほしい」と頼まれました。
数日間のことだったので、必要なときは私のスマホを使ってもらうことに。夫は一時的な連絡先として、私の電話番号を会社にも伝えました。
夫に着信履歴を見られてしまい…
翌日、さっそく夫の勤務先から着信がありました。かけ直せるよう、私はそのまま夫にスマホを渡すことに。電話を終えた夫は、着信履歴を見ながら不審そうに「この田中って人、誰?」と聞いてきました。画面には「田中輝」という名前が何件も並んでいたのです。
私にとっては見慣れた表示でしたが、事情を知らない夫には人名に見えたようです。たしかに、何も知らずに見れば、同じ人から何度も電話がかかってきているように見えます。
そこで、私は「それ、あなたの会社の電話番号だよ」と説明しました。すると、夫は「田中輝、たなかてる、タナカTEL……」と、ようやく意味に気づいたようで、大笑い。
ただ、事情がわかるまでは、何度も同じ名前から着信があるのを見て、「誰なんだろう」とかなり気になっていたそうです。
たしかに、着信履歴に知らない人の名前が何件も並んでいたら、驚くのも無理はありません。「田中輝」は私にとってすっかり見慣れた名前になっていて、夫がその履歴を見ることまでは考えていませんでした。
スマホを貸す前に、夫の会社からの電話だとわかる名前に変更しておけばよかったです。少し夫を焦らせてしまいましたが、今では夫婦の笑い話になっています。
著者:堀川京香/30代女性・2020年生まれ、2022年生まれの女の子を育児中の2歳差姉妹ママ。生理不順を機に前職を退職。自身の経験を元に妊活・出産・育児について執筆中。
作画:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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