教えてくれたのは、青果のプロ「小林青果株式会社」

昭和21年創業、青果の生産者と小売店舗のバイヤーの間をつなぐ「仲卸(なかおろし)」の事業を展開している小林青果株式会社。
九州各県はもちろん、全国各地から旬の食材や特色のある商品を仕入れ、お客様へお届け。小売店舗の展開も精力的に推し進めており、公式インスタグラムやnoteで、野菜の豆知識や生産者さんのイベント情報などを発信。
安全で安心できる食品だけでなく、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼、すべての人の笑顔と心をつなげられるよう活動中。
ECサイト「うまうまもぐもぐ」では、新鮮でおいしい野菜やフルーツをオンラインで購入できます!
きゅうりは“冷やしすぎ”に注意!

きゅうりを買ってきてすぐに冷蔵庫に入れていませんか?
きゅうりは夏野菜なので、寒さと水気が大の苦手!実は、冷蔵庫でも“冷やしすぎ”には注意が必要なんです!
冷やしすぎると、きゅうりはどうなってしまう?

きゅうりを冷やしすぎると、人間でいう風邪のような症状が出て「低温障害」を起こします。
皮の細胞がダメージを受け、部分的に色が濃く変色したり、半透明のようになってしまったりする場合も。
低温障害による変色だけで、異臭やぬめりなど腐敗の兆候がなければ、食べられる場合もあります。ただし、状態をよく確認してください。
食感が損なわれて苦みが増してしまうこともあります。
とはいえ、夏は冷えたパリパリのきゅうりを食べたいですよね。
そこで今回は、おすすめの保存場所や、食べる前の冷やし方を紹介します。
冷蔵室に入れっぱなしは避けて!ではどこで保存する?

きゅうりの保存に最適な温度は 10〜15℃ です。これより低い温度で長時間保存すると、低温障害を起こすことがあります。
一般的な冷蔵室は約3〜5℃。チルド室は0℃前後のため、きゅうりにとっては寒すぎます。
家庭で保存するなら「野菜室」へ
野菜室の温度は約3〜8℃と、冷蔵室よりは高めですが、それでもきゅうりにとっては少し寒いです。
そのため、冷気や水分への対策をしながら保存するのがおすすめです。具体的な保存方法は、後ほど詳しくご紹介します。
3日前から冷蔵室に入れっぱなし……今からでも間に合う?
買ってきた状態のままで冷蔵庫に入れているなら、今すぐ救出を!
3日ほど冷蔵室に入れていたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありません。ただし、低温の環境が続くと、食感やみずみずしさが損なわれることがあります。
まずは、変色やぬめり、異臭などがないか状態を確認しましょう。問題がなければ、今後は野菜室に移し、キッチンペーパーで包むなど、これからご紹介する方法で保存してください。
きゅうりをおいしく保存するには?おすすめの保存法と冷やし方
きゅうりは低温に弱い一方で、やっぱり冷たくパリッと食べたいもの。
そこで、まずは普段の保存方法を押さえたうえで、食べる直前においしく冷やす方法をご紹介します。
基本の保存法
15℃前後の涼しい環境が理想ですが、夏場の家庭では難しいため、野菜室で「冷気&水分対策」をして保存しましょう。
手順:

- 表面の水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取る(※水気があるとそこから傷むため)
- 1本ずつキッチンペーパーや新聞紙でしっかり包む(※冷気から守るため)
- ポリ袋に入れ、軽く口を閉じる
- 野菜室に「ヘタを上」にして「立てて」保存する(※きゅうりが生えていた環境に合わせることでストレスを減らす)
食べる前だけ冷やす「直前冷却」

食べる直前に野菜室から取り出し、
- 氷水に10〜15分つける
- または冷蔵室に30分〜1時間入れる
など、食べる時間に合わせて短時間だけ冷やします。
この方法なら、中までしっかり冷えた最高の状態でバリッとおいしく食べられます。ぜひ試してみてくださいね。
きゅうりの冷やしすぎはNG!
きゅうりは、冷蔵室に入れっぱなしにすると低温障害を起こし、変色や苦み、食感の悪化につながることがあります。
保存するときは、表面の水気を拭き取って1本ずつキッチンペーパーで包み、ポリ袋へ。ヘタを上にして、野菜室に立てて保存しましょう。
「野菜だから、とりあえず冷蔵庫に入れておけば安心!」と思っていましたが、きゅうりは冷やしすぎにも注意が必要なんですね。
冷たくパリッと食べたいときは、食べる直前に氷水や冷蔵室で短時間冷やすのがおすすめ。保存中は冷やしすぎず、食べるときだけしっかり冷やして、おいしいきゅうりを楽しんでくださいね!
画像素材:PIXTA
※一部AI画像を使用しています。