そして、みおくんの夜泣きに寝不足気味の花は「今日からひとりでねんねさせることにしたから」——。
夫は「かわいそうじゃない? 俺が一緒に子ども部屋で寝るよ」と提案しますが、花は「やだぁ! 私はまこちゃんと一緒に寝たい!」と言い張るのです。
「一緒に寝るよ」という夫を言いくるめ、息子をひとり寝させると…



※耳栓などで赤ちゃんの泣き声が聞こえない状態にするのは危険です。別室にいる場合でも、「泣き方がいつもと違う」「力なく弱々しい」などの変化に気づける環境を整えておくことが大切です








みおくんの泣き声と混じるように聞こえたチャイムに気づいた夫は玄関へ——。
「申し訳ないけど、声が響いちゃってうちも眠れないのよ」とやって来た隣人の江崎さんにネントレのことを伝えると、「奥さん、赤ちゃん置いて出かけたりしてるでしょ?」と打ち明けられ、夫は返す言葉を失うのでした。
赤ちゃんがなかなか寝てくれず、睡眠不足に悩むママやパパは少なくありません。「少しでもまとまって眠りたい」と思うこともあるでしょう。
赤ちゃんが自分で眠りにつく力を育てるネントレ(睡眠トレーニング、寝かしつけトレーニング)にはさまざまな方法がありますが、今回の花のように、赤ちゃんを別の部屋にひとりで寝かせ、さらに耳栓をして泣き声が聞こえない状態にするのは避けたいところです。
赤ちゃんの泣き声は、空腹や不快感、体調の変化などを伝えるサインのひとつ。保護者が眠っている間も、赤ちゃんの異変に気づける環境を整えておくことが大切です。乳幼児突然死症候群(SIDS)などのリスクも踏まえて、できれば1歳を迎えるまでは、赤ちゃんを親と同じ寝室に寝かせるようにしましょう。
もし赤ちゃんがなかなか泣き止まず、つらくなったときは、安全な場所に寝かせて一時的にその部屋を離れ、気持ちを落ち着けることもひとつの方法です。ただし、長時間そのままにせず、少ししたら戻って赤ちゃんの様子を確認しましょう。こども家庭庁も、赤ちゃんが泣き止まないときの対処として、このような方法を案内しています。
なお、たとえ短時間であっても、小さな子どもを家に残して外出することは、たいへん危険です。事故や急な体調変化にすぐに対応できないほか、災害が起きた場合にも赤ちゃんは自力で避難できません。子どもの命を守るため、絶対に避けましょう。
睡眠不足が重なると、心にも体にも余裕がなくなってしまいます。つらいときは無理にひとりで乗り切ろうとせず、夫婦で協力したり周囲を頼ったりしながら、赤ちゃんの安全を守れる方法を考えていきたいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:関根直子(助産師)
神谷もちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
神谷もち
