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ママ友「子どもがした事だよね?」35万の花瓶を壊され⇒翌々日「何で居るの…」彼女が震え始めたワケ

小学1年生の娘には、学校でよく遊ぶ男の子の友だちがいます。ある週末、その男の子とママ友をわが家に招くことになりました。子ども同士の楽しそうな笑い声は微笑ましいものですが、親の価値観の違いが思わぬトラブルにつながることも……。

男の子ってこんなものよ~

子どもたちは早速リビングでおもちゃを広げ、楽しそうに遊び始めました。最初は穏やかでしたが、時間が経つにつれ、男の子のテンションはどんどん上がっていきました。ソファの上を跳ね回り、持参した柔らかいボールをリビングの壁に向かって投げ始めます。

 

「家の中では走らないでね。ボールも危ないからやめようか」私は声をかけました。しかし、男の子はすぐにまたドタバタと走り出します。チラリとママ友のほうを見ると、彼女はスマホを見ながら笑いました。

 

「男の子ってこんなものよ〜」笑い事ではありません。リビングの飾り棚には、私が母から結婚祝いにもらった大切な花瓶が置いてあるのです。

 

「あの棚には花瓶もあるから、本当に危ないよ。ボール遊びはおしまいにしようね」私は2度目の注意をしました。ママ友は私の言葉を聞いていたはずですが、子どもを止めようと立ち上がることもありません。「ほらー、怒られちゃうよー」と、座ったまま気の抜けた声を出すだけでした。

 

 

響いた音

その直後でした。ドタドタと走り込んだ男の子がバランスを崩し、飾り棚に激突したのです。ガシャァァーン!! ハッとして振り返ると、床には割れた花瓶。水や花がこぼれ、カーペットにも広がっていました。そして、その横には顔から血の気が引いた男の子の姿が。

 

「ごめんなさい……」男の子は涙をこぼしながら謝ります。「大丈夫!? けがしてない!?」私は慌てて駆け寄り、男の子の手足を確認しましたが、幸いどこにもけがはありませんでした。その騒ぎに、ようやくスマホから顔を上げたママ友もこちらへやってきました。

 

「あらま、やっちゃったね。本当にごめん!」ママ友はそう言いましたが、口調はどこか軽いまま。私は部屋を片付けたいからと伝え、その日は親子を帰しました。

 

 

1円も払わないから!

その日の夜。母に連絡して花瓶の詳細を聞いた私は、思わず息を呑みました。それは母が懇意にしている作家の作品で、購入時には35万円ほどしたというのです。私はそこまで高価なものだとは知りませんでした。とはいえ、値段に関係なく母からもらった大切な結婚祝いです。子どもたちが遊ぶリビングに飾っていたことは、私にも配慮が足りなかったと深く反省し、花瓶代はママ友に請求しないことにしました。

 

ただ、花瓶の水や花が散らばり、カーペットには大きなシミが……。クリーニングの見積もりは約2万円でした。翌日、ママ友の家を訪ね、「カーペットのクリーニング代だけ半分の1万円をお願いできないかな」と伝えました。すると彼女は、「え? なんで私が払うの? 子どもがしたことだよね? 花瓶を置いてたそっちも悪いでしょ」と、取りつく島もなく拒否しました。

 

そのとき、部屋の奥から男の子が出てきて小さな声で「ごめんなさい……」とひと言。するとママ友はすかさず「謝る必要ないんだから!」と言います。子ども自身はきちんと謝ろうとしているのに、その気持ちまで否定するような言葉に、私は何とも言えない気持ちになりました。

 

「とにかく1円も払わないから! それと、このことは夫には言わないでよ。わざわざ大ごとにする必要ないでしょ?」そう言うと、ママ友はバタン! と玄関を閉めてしまったのです。

 

その夜、私は夫に一連の出来事を相談しました。夫は話を聞き終えると、少し考えて「わかった」とだけ言いました。

 

 

次の日、リビングにいたのは……

次の日。私は「昨日のことを、もう一度きちんと話したい」とママ友に連絡し、わが家へ来てもらいました。「昨日の話なら、もう言ったよね?」リビングへ入ってきたママ友は、ソファに座っている人物を見た瞬間、ぴたりと足を止めました。

 

「……え? なんであなたがいるの?」その声はわずかに震えていました。待っていたのは、ママ友のご主人でした。実は昨夜、私から相談を受けた夫が、「こちらだけで話を進めるより、ご主人にも相談したほうがいい」と連絡していたのです。夫同士は学校行事で顔を合わせたことがあり、連絡先を交換していました。

 

私の夫から事情を聞いたご主人は、「本当に申し訳ありません」と私に頭を下げました。その横で、ママ友はまだ納得できない様子のまま。しかし、ご主人が「子どもがやってしまったことなんだから、親がきちんと対応しないと」と静かに言うと、ママ友はふと顔を上げました。

 

「……あの子はちゃんと謝ってたよね。私のほうが意地になってたのかも」と小さくつぶやくと、私のほうを向いて「今回は本当にごめんなさい」と頭を下げたのです。最終的に、カーペットのクリーニング代は当初お願いしていた1万円を負担してもらうことになりました。

 

花瓶そのものが戻ってこない寂しさは残っています。それでも、こうして話し合えたことで、ようやく気持ちに区切りがつきました。今では彼女とは挨拶を交わす程度で、必要最低限のお付き合いにとどめています。一方、娘と男の子は学校で以前と変わらず楽しく遊んでいるそうです。

 

◇ ◇ ◇

 

子どもは失敗しながら学ぶからこそ、親には事前に危険な行動を止め、問題が起きたときは相手に誠実に対応する役割があります。子どもの行動で思いがけないことが起きたときこそ、親として責任を負い、相手に誠意を尽くす姿勢が問われるのではないでしょうか。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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