夫は昔からそんな義姉を「何でもできる姉さん」と慕っていて、義姉に強く言うことはほとんどありませんでした。そんなある日、義姉に半ば強引に訪問日を決められ、私たち夫婦は泊まりがけで遊びに行くことに。さらに、「おつまみをいくつか持ってきて」と頼まれていました。
約束の日は、なんと大雨――。ようやく義姉宅に到着したと思ったのも束の間、「高級寿司と日本酒を買ってきて」と頼まれたのです。休む間もなく買い出しを頼まれ、何だかモヤモヤしてしまいました。
義姉にこき使われ…かばう夫にも限界
その後も義姉からの頼み事が続き、お寿司を食べる暇もありません。こちらは招かれた側なのに……私だけが使用人のように動き回っている状態です。私が不満を訴えても、夫は適当になだめるだけ。義姉からどれだけ理不尽なことを言われても、助けようとはしてくれません。
「歯向かうと面倒なことになるし、うるさいから、いちいち真に受けなくていい」と言う夫。しかし、限界を感じた私は、早朝に義姉の家を出ました。目を覚まし、私の姿がないことに気づいた夫は、慌てて連絡をしてきました。私が離婚すると告げると……。
「姉さんに悪気はないって」
「ちょっとおつかいを頼んだだけだろ?」
「その程度で離婚なんて……」
と言ってきたのです。それを聞いて、ますます我慢の限界を感じた私。
「その程度?」
昨日、大雨の中で買い物に出かけた私は、全身びしょ濡れになりました。そんな私を見て、義姉は「あら〜かわいそう。ドブネズミみたいね♪」と言ったのです。こんな人が親族にいるなんて耐えられません。夫は、義姉に会うときだけ我慢すればいいと言いますが、そんな夫にも私は失望しています。だからこそ、離婚を決めたのです。こんな情けない夫なんていりません。
離婚を決意した妻、2つの秘密を暴露
「姉さんのことくらいで、離婚までしなくてもいいだろ」という夫。ここまで傷ついているのに、夫にはその深刻さが伝わっていないようでした。そんな夫に、私はずっと黙っていた事実を伝えることにしました。
じつは義姉、不倫をしているのです。私はたまたまその現場に遭遇し、証拠となる映像を残していました。夫は「姉さんに限ってそんなことするわけない」と信じられない様子。しかし、もう離婚を決めた私には隠し続ける理由もありません。義兄も知る必要があると思い、証拠の映像を送ることにしました。
そして……もうひとつ隠していた秘密を明かすことに。じつは私、2人には黙って義両親に仕送りをしていたのです。義父が投資に失敗し、義両親は負債を抱えて苦しい生活を送っていました。しかし、そのことを子どもたちには打ち明けられなかったそうです。
私は以前から、食べ物を差し入れたり、用事を手伝ったりと義実家を訪れることが多く、義両親にとって相談しやすい相手だったようです。義姉は短気で、夫は頼りにならない。義兄に話せば義姉にも伝わってしまうため、家計を管理している私に「誰にも言わないでほしい」と相談してきたのです。
私はできる範囲で義両親を助けようと、仕送りを続けてきました。ですが、離婚する以上、今後も援助を続けるつもりはありません。そのことを夫にもはっきり伝えました。
離婚後、義姉と夫を待っていた現実
その後、夫との話し合いを経て、無事に離婚が成立しました。義兄は、義姉の不倫に薄々気づいていたようですが、映像を見て離婚を決意したそうです。義姉は現在、慰謝料を請求されているとのこと。義姉は離婚によってこれまでのような生活ができなくなり、義両親を援助する余裕はないようです。
一方、夫はもともと収入が少なく、義両親への仕送りを続けるのは難しい状況。追い詰められた夫は、ついには私にお金を無心してきて……。もちろん、無視しました。
その後、義両親と義姉、夫の4人は再び実家で暮らすことに。親戚の話によると、お金をめぐる言い争いが絶えないようです。私はしばらく、ひとり暮らしを満喫したいと思っています。
◇ ◇ ◇
家族だからといって、理不尽な言動を我慢し続ける必要はありません。さらに、身近な人が傷ついているのに、「悪気はない」「そのくらい」と軽く受け流されれば、気持ちが離れてしまうきっかけになることもありますよね。
相手の言動に違和感を覚えたときは、自分の気持ちを押し込めすぎず、必要に応じて無理のない距離をとることも考えていきたいですね。
【取材時期:2026年8月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。