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「花嫁に渡す前に亡くなった」結婚祝いでもらった贈り物の供養を望む私に夫が放ったひと言

結婚のお祝いの場は幸せな思い出として心に残る一方で、予想外の出来事に戸惑ってしまうこともあります。そんな思い返すと少し胸が痛くなる、2人の花嫁の体験談を紹介します。

 

披露宴後に判明した取り違え

結婚式ハプニング イメージカット

 

結婚式の準備は、やることが想像以上に多く、細かな部分まで気が回らないことも多いと思います。私もそのひとりでした。すべて無事に終わったと思っていた披露宴の後、思いがけない事実を母から聞かされることになったのです。

 

結婚披露宴では、親戚それぞれに合わせて引き出物を用意していました。年齢や関係性を考えながら選び、この点についてはきちんと配慮できていたつもりでした。だからこそ、大きな心配はしていませんでした。

 

後になって振り返ると、スタッフの方にお任せする場合でも、引き出物の振り分け方や確認方法を事前に念入りに共有しておけばよかったと思います。私は担当者にリストと座席表を渡して「お任せ」しておけば問題ないと思っていました。

 

当日、自身の確認が不十分だったせいか、引き出物の取り違えが起きてしまいました。本来高価な品を渡す予定だった親戚には安価なものを渡してしまい、その逆のケースもありました。その事実を母から聞かされ、私は母から強く叱られることになりました。

 

◇◇◇◇◇

 

結婚式は準備することが膨大で、当日は主役として楽しむことに集中してしまいがちです。しかし、引き出物はゲストへの感謝を形にする大切な贈り物。細かな確認をプロに任せるのは間違いではありませんが、「最終的な責任は自分たちにある」という意識で、事前のリスト照合やスタッフへの念押しを徹底すべきだったと痛感しました。

 

大切な親戚付き合いの第一歩だからこそ、細かな部分までスタッフと確認し合うことの大切さを学んだ、苦い経験です。

 

著者:月野うさぎ/40代女性・会社員

イラスト:はせがわじゅん

 

 

別の花嫁に贈るはずだったプレゼントをもらった私

結婚のプレゼントでハプニング イメージカット

 

結婚して間もないころ、夫の仲の良い同級生たちが「お祝いをしよう」と声をかけてくれ、食事会を開いてくれることになりました。何人かは以前にも会ったことがあり、私自身もとても楽しみにしていました。

 

当日は和やかな雰囲気の中で食事が進み、うれしいサプライズがありました。夫の同級生たちが、私たちのためにプレゼントを用意してくれていたのです。実用的な物からユーモアのあるアイテムまで、どれも私たちのことを考えて選んでくれたのが伝わってきて、胸が温かくなりました。

 

その中に、私の好きなキャラクターのぬいぐるみがありました。衣装やポーズからして、おそらくオーダーメイドされた物だと思われ、特別感があって印象に残りました。ただ、私がそのキャラクターが好きだということを夫の同級生たちに話した記憶がなく、不思議に思った私は思わず「私、このキャラクターが好きって話していたっけ?」と聞いてしまいました。

 

すると、そのぬいぐるみをくれた方がこう言ったのです。

 

「実はこれ、本当は別の花嫁さんに渡すつもりだったんだけど、渡す前にその方が亡くなられたんだよ」

 

あまりにさらっと伝えられたそのひと言に、思考が止まりました。お祝いの席にはそぐわない、あまりに衝撃的な告白でした。贈り主に悪気はなかったのかもしれませんが、せっかくの祝いの席が、私の中では一瞬で悲しみと困惑に包まれてしまったのです。

 

夫に気持ちを伝えてみるも

そんな背景があるとは思っていなかった私は、戸惑いとともに複雑な気持ちになり、その後の会話や食事の記憶がほとんどありません。帰宅後、夫に正直な気持ちを打ち明けました。

 

「いただけたのはありがたいし、気持ちもうれしかったけど、ぬいぐるみにそんな由来があると知って、正直驚いてしまった」

「亡くなられた方のことを思うと、私たちがこのまま持ち続けるのは申し訳ない気がするの。何か失礼のない形で、お寺などで供養していただくことはできないかな」

とも伝えました。

 

ところが、夫は

 

「人からもらった物に文句を言うなんて、浅ましい」

 

ときつい口調で言い放ち、私の話に耳を貸してはくれませんでした。私としては、贈り物自体に文句を言いたかったわけではなく、亡くなられた方への思いもあっての発言だったのですが、その思いが、夫にはうまく伝わらなかったようです。

 

◇◇◇◇◇

 

この経験を通して、贈り物には「物」以上に、「込められた気持ち」や「渡し方」が何より大切なのだと気付きました。事情があって、もともとは別の人に贈る予定だった物を渡す場合には、その背景をどう伝えるかも大切なのだと思います。

 

今でもふと、あのぬいぐるみのことを思い出すたびに、顔も知らない花嫁の方のご冥福を、静かに祈る気持ちになります。

 

著者:遠藤ちよ/30代女性・主婦

イラスト:ほや助

 

まとめ

結婚式は人生の節目となる大切なイベントだからこそ、ハプニングも強く印象に残ってしまうものです。お祝いの場で、贈り物に思いがけない背景があると知ったときの戸惑いも、大きいものだったでしょう。引き出物の行き違いや、贈り物を巡る複雑な思いは、時間がたっても心に残ることがあります。苦い出来事だからこそ、相手への感謝や気持ちの伝え方について、改めて考えるきっかけになるのかもしれません。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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