実家に突然かかってきた1本の電話
実家に遊びに行った日のことです。母と昼食の準備をしていると、1本の電話がかかってきました。
母が電話に出たのですが、「うーん、うーん」と歯切れの悪い返事をしているのが気になりました。不審に思ってハンズフリーにしてもらうと、相手はデパートの店員を名乗り、
「デパート側の手違いでカード決済ができていないため、自宅へ現金を受け取りに行きます」
と話していました。
母は「そんなことあったかな……」と、はっきりしない様子でした。私は怪しいと感じながらも、母の返答が曖昧だったため少し不安になりました。
私が電話を代わっても引き下がらない相手
そこで私が電話を代わりました。わざと男性のように声を低くして「覚えがないと言っているだろう!」と一喝しました。しかし、それでも相手は引き下がりませんでした。
そこで私は、
「非通知で電話をかけてきているし、警察に連絡するよ。逆探知もできるんだよね」
と、思わずはったりを言ってしまいました。
すると相手は突然、ガチャンと電話を切ったのです。詐欺電話だったのだろうと思い、ひとまず安心しました。
母の様子から感じた小さな変化
電話を切った後、改めて母に確認すると、そのデパートには半年ほど行っていないという話でした。ところが私の記憶では、母は3カ月ほど前に弟と一緒に行っていたはずです。母も思い出そうとしていましたが、なかなか記憶が出てこない様子でした。
そのときは年齢によるものかもしれないと思ったものの、どこか引っかかるものがありました。後日、弟が母を病院へ連れて行ったところ、認知機能にやや低下が見られると言われたそうです。
まとめ
詐欺電話と思われる電話を途中で切らせることができたことにはほっとしましたが、それ以上に母の変化を実感した出来事でした。親の小さな変化は、離れて暮らしていると気付きにくいものなのかもしれません。今回のことをきっかけに、これからは今まで以上に実家へ足を運び、母の様子を見守りながら、一緒に過ごす時間を大切にしていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:門田陽子/60代女性・主婦
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
関連記事:「二度と買いません!」支払い済みの母に届いた督促状。電話口の対応で不信感が増したワケ
関連記事:「誰?」祖母宛てにかかってきた電話。家族が息をのんで見守る中、妹が対応して判明した事実
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!