「仕事を辞めなさい」繰り返す義母
私は会社員として働きながら、夫と中学1年生の娘と3人で暮らしています。義母は昔ながらの考えが強く、私が結婚してから何年も「仕事を辞めて家庭に入りなさい」と言い続けていました。
ある日も義母から、「まだ仕事を続けているの? 中学生は難しい時期なんだから、母親は家にいたほうがいいわよ」と言われました。
私は仕事を続けたいと思っていますし、夫とも話し合った上で共働きを続けています。私が「仕事を辞めるつもりはありません。夫とも話し合って、娘のことを一番に考えて決めたことなんです」と伝えても、義母は納得しません。
さらに、仕事を続ける私に対して不倫を疑うような発言までされたことがあります。さすがに腹が立ち、「そんなふうに決めつけられるのは困ります」と伝えましたが、義母から返ってきたのは、
「あなたとは一生わかり合えないわ」
という言葉でした。私も、「考え方が違うことはわかりました」と答え、それ以上言い争うことはやめました。価値観が違う以上、これからも一定の距離を取りながら付き合っていくしかないのだろうと思っていたのです。
ところが、その後、義母の嫌みは私だけではなく娘にも向けられるようになりました。
義母の言葉が娘にまで向けられて
あるとき義母は、娘に向かって、「あなたは母親に似て、ずいぶん口が達者ね」などと言うようになりました。さらに、娘の性格を否定するような発言までされたため、私は、「私のことをどう思うかは構いません。でも、娘まで悪く言うのはやめてください」とはっきり伝えました。
義母は「冗談よ」と流しましたが、私は娘が傷ついていないか心配になりました。
それから数週間後、親族の法事で義実家を訪れることになりました。夫はどうしても外せない仕事があり、その日は欠席することになっていました。娘はいとこたちに会えることを楽しみにしていましたが、私は義母との間でまた何か起きるのではないかと不安でした。
出発前、娘には、「おばあちゃんに嫌なことを言われたら、我慢しないで教えてね」と伝えました。すると娘は、「ママも無理しないでね」と言ってくれました。
娘に気をつかわせてしまっていることに申し訳なさを感じながらも、この日だけは穏やかに終わってほしいと願っていました。
しかし法事当日、思いがけないことが起きたのです。
娘から聞いた事情
法事の後、私は義母に頼まれ、足りなくなった飲み物などを買うため近くの店へ出かけました。
すると、義母から突然電話がかかってきました。
「あの子、急に怒って出て行っちゃったのよ!」
何のことかわからず、私はすぐ娘に連絡しました。娘は義実家の庭に出て、私を待っていました。私を見ると、よほど心細かったのか「ママ、おばあちゃんが……」と言いながら泣き出しました。
事情を尋ねると、「みんなにはお菓子を配ったのに、私にはくれなかったの」と言います。法事を終えた後、義実家で親族がお茶をしていた際、義母はいとこたちにお菓子を配ったものの、娘にだけ何も渡さなかったそうです。娘が理由を尋ねると、「ほかの孫たちの分だから」と言ったそうです。
さらに義母は、親族の前で私の子育てや働き方を悪く言うようなことまで口にしたとのこと。
娘は最初こそ黙って聞いていたそうですが、自分だけお菓子をもらえなかった上に、私のことまで悪く言われたことがつらくなり、その場にいられなくなって外に出たといいます。
「自分のことだけなら我慢できた。でも、ママのことまで悪く言われるのは嫌だった」
娘はそう言いながら、涙を浮かべていました。
私は、「これはさすがにひどすぎる」と感じ、胸が締め付けられました。娘が嫌な思いをするまで義母との付き合い方を見直せなかったことについては、私自身にも考えるべきところがあると感じました。
帰宅した後、仕事終わりの夫にも事情を話しました。夫は娘からも直接話を聞き、「さすがに今回ばかりは許せない」と言いました。これまでも夫は義母に何度か注意してくれていましたが、夫婦で話し合った結果、義母とはしばらく距離を置くことにしました。
家族を守るために見直した関係
後日、夫から義母へ、今後は必要以上に連絡を取ったり、義実家へ頻繁に行ったりすることは控えたいと伝えてもらいました。
義母は最初、「私はあなたの母親なのよ」と反発したそうです。しかし夫は、「妻だけではなく、娘まで傷つけるようなことが続くなら、今まで通りには付き合えない」とはっきり伝えてくれました。
夫がそれまでより連絡を控えるようになると、義母も事態の深刻さを感じたようで、しばらくして「言い過ぎた。あなたにも孫にも謝りたい」と私に連絡してきました。
ただ、私はすぐに以前の関係へ戻ることはできないと思いました。謝罪の言葉は受け止めましたが、娘が安心して過ごせることを優先し、今も距離を取っています。
義母の考え方そのものを私が変えることはできません。それよりも、家族が安心して過ごすために、自分たちがどんな距離で付き合っていくのかを考えることのほうが大切なのだと思うようになりました。
今は夫とも娘とも話し合いながら、私たち家族が安心して過ごせる関係を大切にしていきたいと思っています。
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家族や親族だからといって、価値観の違いや傷つく言葉を我慢し続けなければならないわけではありません。今回、義母の言動が娘にまで及んだことで、主人公夫婦はこれまでの付き合い方を見直すことになりました。相手の考えを変えることが難しくても、自分たち家族が安心して過ごすために、どのような距離で関わるのかを考えることは大切なのだと感じさせられます。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※AI生成画像を使用しています
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