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ミレーナを希望して婦人科へ。産後2カ月の私に「子宮が戻っていない」と告げられた理由【医師解説あり】

産後間もない時期、体の変化に戸惑いながら過ごしていた私。何げなく受けた婦人科の診察をきっかけに、思いも寄らない病気と向き合うことになりました。治療法を選ぶまでの経緯を振り返ります。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師沢岻美奈子先生
日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。
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ミレーナ希望で見つかった子宮の異変

産後2カ月で生理が再開しました。毎月のわずらわしさを少しでも減らしたいと思い、「ミレーナ(子宮内に装着し、黄体ホルモンを持続的に放出する器具)を装着できないだろうか」と婦人科を受診しました。

 

ところが診察で、子宮が妊娠前の大きさまで戻っていないことが判明。その場で子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう/子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉内にできる病気)と診断されました。生理の負担を減らすために受診しただけだったので、思いがけない診断に驚きました。

 

服薬ではなく子宮摘出を選んだ理由

医師からは、閉経まで20年ほど薬物療法を続ける選択肢を勧められました。

 

しかし私は、帝王切開の際に両側の卵管を切除する避妊手術を受けており、今後妊娠を希望していません。そのため、長期間にわたって薬を飲み続けるのではなく、子宮を摘出する手術を受けたいと考えるようになりました。

 

医師と何度か話し合い、私の強い希望もあって、子宮摘出手術を受けることが決まりました。卵巣は残す予定なので、女性ホルモンの分泌への影響は大きくないとのこと。一方、子宮を摘出すれば、今後は生理がなくなると説明を受けました。

 

生まれたばかりの赤ちゃんを預けて入院することには、もちろん不安があります。それでも育休中に手術を受ければ、条件を満たすことで、育児休業給付金と傷病手当金の両方を受給できる可能性があります。

 

また、医療費控除によって住民税額が変われば、子どもが2歳児になったころの保育料負担が軽くなる可能性もあると考え、育休中に手術を受けることにしました。

 

 

悪化する生理と待ち遠しい手術日

子宮腺筋症と診断されたころから、生理の症状は急激に悪化しました。

 

今では毎月、激しい生理痛に加え、30分に1回ナプキンを替えなければならないほど出血量が増えています。赤ちゃんのお世話をしながら重い生理に耐える日々は、想像していた以上につらいものでした。

 

赤ちゃんと離れて入院する心細さはありますが、このつらさから解放される日を思うと、今は手術の日が待ち遠しい気持ちです。症状がさらに悪化する前に病気に気付けたことは、本当によかったと思っています。

 

まとめ

今回の経験で、産後の体の変化を「産後だから」と決めつけず、気になったことを受診につなげる大切さを実感しました。自分の希望を医師に伝え、納得できる治療を選べたことも、前向きに手術を迎える支えになっています。

 

医師による解説:子宮腺筋症の症状と治療法の選択

子宮腺筋症では、強い生理痛や過多月経、子宮の腫大などが見られます。治療法は症状の程度や妊娠希望の有無などを踏まえて選択します。

 

強い生理痛と過多月経が主な症状

子宮腺筋症は、子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉の中にでき、子宮の筋層が厚くなる病気です。主な症状は強い生理痛と過多月経で、子宮全体が大きくなることもあります。出血量が多い状態が続くと貧血につながるため、血液検査などで状態を確認することが大切です。

 

希望に応じて選ぶ薬物療法と手術

治療には、鎮痛薬やホルモン剤、ミレーナなどを用いる薬物療法と、子宮を摘出する手術があります。年齢や症状の強さ、子宮の大きさ、今後の妊娠希望などを考慮して選びます。

 

薬物療法は症状を抑える治療であり、妊娠を希望せず、症状が強い場合には、根治的な治療として子宮摘出術が検討されます。

 

卵巣を残した子宮摘出後の体の変化

子宮を摘出すると生理はなくなり、妊娠することはできなくなります。一方、卵巣を残した場合は、卵巣からの女性ホルモンの分泌が続くため、手術直後に必ず閉経するわけではありません。手術方法や卵巣を残せるかどうかは、病状や年齢などを踏まえて医師と十分に相談する必要があります。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※AI生成画像を使用しています

 

監修:沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)

著者:渡辺知恵/30代女性・会社員

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

 

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