会計だけでなく、食事の横取りまで!?
ある日、幼稚園へ娘を迎えに行くと、お人好しなママ友からランチに誘われました。
どうやらまたしても、厄介なママ友からの誘いを断りきれなかったようでした。
結局、彼女をひとりにしておけず、私も一緒に3人でランチへ行くことになりました。
ランチの席で、厄介なママ友は「お肉が苦手だったよね? 私が代わりに食べてあげる!」と言い放ち、相手の返事も待たずにおかずを自分のお皿へ移したのです。
お会計を押し付けるだけでなく、人の食事まで横取りする身勝手さに私は呆れてしまいました。
さらに会計の場面になると、いつものように「お財布忘れちゃった! 絶対に返すから、代わりに払ってくれない?」と大げさな演技をして、支払いを押し付けたのです。
あまりに勝手な振る舞いに腹が立った私は、お人好しなママ友に「彼女とは距離を置いたほうがいいよ」と強くアドバイスしました。
突然の呼び出し! 勝手に高級店へ行ったママ友
しかし1カ月後、再びお人好しなママ友から「またあの方から食事会に誘われてしまって……」と相談を受けました。
厄介なママ友は、隣町に新しくオープンしたばかりの高級イタリアンレストランに行こうと言っていたものの、お店の予約はお人好しなママ友に任せていたそうです。
今回も子どもたちが一緒だと聞き、嫌な予感がした私は、「私も参加させてもらうね。人数も増えるし、次回のお店は私に任せて!」と提案。子どもたちと一緒でも入りやすい駅前のイタリアンファミレスを予約することにしました。
そして、お店を変更したことと、予約したお店の名前や場所、地図のURLをメッセージで送ると、厄介なママ友からも「了解!」と返信がありました。
しかし食事会当日、厄介なママ友親子は一向に現れる気配がありませんでした。
メッセージも未読のままでしたが、それはそれで私たちにとっては好都合でした。
特に気にすることもなく、子どもたちと楽しく食事をしていると、2時間ほど経ったころに突然、彼女から電話がかかってきたのです。
「いつになったら来るのよ! 私たちはもう食べ終わって会計待ちなんだけど? 早く払いに来てよね!」
電話口の奥からは、静かなBGMと食器の音が聞こえてきました。
自業自得! 呆れた私たちからの反撃
「え? 私たちは事前に送った通り、駅前のイタリアンファミレスに全員揃っていますよ。そちらはどこにいるんですか?」とお人好しなママ友が冷静に尋ねました。
すると、なんと彼女は、お店が変更になっていることに気づかないまま、当初自分が行きたいと言っていた隣町の高級イタリアンレストランへ行っていたのです。
どうやら、こちらから送ったメッセージをきちんと確認せず、「了解!」とだけ返信していたようでした。
どうやら、SNSで見栄を張るために高級店を選び、今回もいつものように、お人好しなママ友に会計を払ってもらうつもりだったようです。
「お店を変更したと連絡したとき、あなたも『了解!』って返信していましたよね? そちらのお会計はご自分で払ってください。それから、今まで立て替えてきた1万8,000円も返してくださいね」とお人好しなママ友が毅然とした態度でそう伝えると、電話口の彼女は「え? じゃあここの会計は……」と大パニックに陥っていました。
厄介なママ友の末路と、私たちの平和な日々
私たちに支払わせるつもりでいた彼女は、手持ちの現金だけでは会計に足りず、持っていたクレジットカードもうまく決済できなかったそうです。
無銭飲食になりかけ、青ざめる母親の姿を見て子どもは泣き出してしまい、結局彼女は自分の夫に泣きついてお店まで来てもらう羽目になったのでした。
駆けつけた夫にこれまでの悪事もすべて知られ、その場で店員さんや周囲の客の目も気にせず、こってりと絞られたと後日耳にしました。
その後、お人好しなママ友が立て替えていたお金は、彼女の夫から深々と謝罪の言葉とともに全額返金されました。
この事件はあっという間に幼稚園のママたちの間で噂になり、周囲からの冷たい視線に耐えられなくなったのか、彼女たち一家は逃げるように別の街へ引っ越していきました。
今では、理不尽なトラブルに巻き込まれることもなくなり、やさしいママ友や子どもたちと一緒に、お金の心配をすることなく心からランチを楽しめる、平和で幸せな日々を送っています。
◇ ◇ ◇
お金の貸し借りは、思わぬトラブルに発展しがちです。どうしても手持ちがないときなど、本当に困った状況でママ友に助けてもらうことがあるかもしれませんが、その際は必ず感謝の気持ちを伝え、すぐに返すことを心がけたいですね。
お互いに気持ちよく、そして思いやりを持って付き合える関係性を築いていく意識を持ちたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。