子どもの嘔吐から始まった違和感
子どもが3歳ごろのことです。ある朝、ごはんを食べていた子どもが突然嘔吐しました。
私は慌てて受け止めましたが、本人はけろっとしていて、いつもと変わらない様子でした。熱もなく、その後は元気そうに見えたため、私は子どもを保育園へ送り、自分も仕事へ向かいました。
その日の夜、今度は私のおなかにチクチクとした違和感が出てきました。ただ、強い痛みはなかったため、「少し疲れているだけかもしれない」と思い、そのまま寝ることにしました。
翌朝になると、少し痛みが出てきました。それでも耐えられないほどではなかったため、私はいつも通り仕事へ行くことにしました。
職場で急に強い吐き気に襲われて
ところが職場に着いたころ、突然、耐えられないほどの吐き気に襲われました。急いでトイレに駆け込みましたが、吐いても吐いても吐き気が治まりません。これまで体調不良で早退したことはほとんどありませんでしたが、その日は仕事を続けられる状態ではなく、やむなく早退することにしました。
タクシーで帰宅する途中、必要なものを買うためにコンビニへ寄り、何とか家まで戻りました。
しかし、家に着いてからも吐き気は治まりませんでした。トイレとリビングを何度も往復し、やがて水も飲めなくなりました。
水も飲めず救急車を呼ぶことに
そのうち手足がしびれ始め、廊下に横になったまま動けなくなってしまいました。「これはもう自分ではどうにもできない」と思い、救急車を呼ぶことにしました。
病院では、感染性胃腸炎と診断されました。子どもの保育園でも胃腸炎が流行していたことから、子どもと同じ感染症だった可能性があるとのことでした。点滴を受けると少しずつ体がラクになり、その日のうちに帰宅することができました。
子どもが嘔吐後も元気そうにしていたため、同じような症状が自分にも現れ、ここまで体調を崩すとは思っていませんでした。
まとめ
今回の出来事を通して、子どもに嘔吐などの症状が見られたときは、家族にも同じような症状が現れる可能性があるのだと実感しました。自分の腹部に違和感が出た段階で無理をせず、早めに休む判断をしていればよかったとも感じています。水分が取れない、体を動かせないといった状態になる前に、体調の変化を軽く考えず、医療機関への相談を検討したいと思いました。
医師による解説:感染性胃腸炎と脱水への注意
感染性胃腸炎では、同じ家庭内でも症状の程度に差が出ることがあります。嘔吐が続くときは、水分を取れているかなど、脱水の兆候に注意が必要です。
家族で症状の程度が異なることも
感染性胃腸炎では、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、発熱などが見られます。ただし、症状の種類や重さには個人差があり、子どもの症状が軽くても、家族に強い症状が現れる場合があります。
園で胃腸炎が流行していても、症状だけで原因となった病原体や感染経路を特定することはできません。
水分を取れないときは早めに相談
嘔吐が続くと、体内の水分や塩分が失われ、脱水を起こすことがあります。少量ずつ水分を取ってもすぐに吐いてしまう、尿が少ない、ぐったりする、立ったり動いたりできないといった場合は、早めに医療機関へ相談してください。
嘔吐物や便を介して家族に感染が広がることもあるため、処理後の手洗いや、使い捨て手袋の使用、換気、周囲の清掃・消毒を丁寧におこなうことも大切です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:渡海義隆先生(半蔵門 渡海消化器・内視鏡クリニック 院長)
著者:高田よし子/30代女性・会社員
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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