結婚50周年旅行に込めた思い
義両親へ贈る旅行の宿探しは私が担当し、義両親がなるべくゆっくりできるよう、普段わが家では選ばないような上質な旅館を選びました。食事の口コミやアクセスまで丁寧に確認して、ようやく決めた旅館だったのです。
旅費は夫と義弟が折半し、夫の負担分はわが家の家計から出しました。「喜んでくれるといいな」と思いながら準備を進めた時間は、私にとっても大切なものでした。
しかし、帰ってきてからの義父母の反応は、想像していたものとはまったく違いました。
義両親の反応に思わず固まった
旅行後、義両親に会ったとき、「どうだった?」と夫が軽く聞きました。返ってきたのは、
「まぁまぁだったね。ごはんもまぁまぁ」
という、あっさりとした感想でした。私は予想していなかった反応に「……え」と思わず固まりました。
私の実家では、プレゼントをもらったときは、まず「ありがとう」と伝えていました。気になる点があったとしても、贈ってくれた相手には、よかったところを並べて伝えることが多かったのです。だからこそ、義父母の「まぁまぁ」という感想は、私の中で大きな違和感となって残りました。お礼の言葉も一切ありませんでした。
さらに驚いたのは夫の反応です。夫は笑って聞き流しており、少なくとも私には、義両親の言葉を気にしているようには見えませんでした。「え、そこは気にならないの?」と、心の中で問いかけたくなりました。
夫の負担分はわが家の家計から出ており、私自身も時間をかけて選んだ旅館です。それだけに、義両親の反応に対するモヤモヤは、その日から消えずに残りました。
価値観の違いに気付いた瞬間
義両親の反応を思い返すうちに、私はあることに気付きました。義両親は、感情を大きく表に出さないタイプなのかもしれないと思いました。
思い返せば、うれしいときも残念なときも反応が淡々としていたように見えました。感謝の気持ちを言葉で表す習慣も、私の実家とは異なるのかもしれません。
夫も義両親のもとで育ったため、今回の反応を自然なものとして受け止めていたのかもしれません。
一方で、私は「まずはお礼を言う」という価値観で育ちました。その違いが、今回のモヤモヤを大きくしていたのだと気付きました。
まとめ
今回の出来事を通して、私は自分にとっての「当たり前」を、無意識のうちに義両親にも期待していたのだと気付きました。感謝を言葉にしてもらえなかった寂しさは残っていますが、反応の違いだけで悪意があったと決めつけることもできません。
価値観の違いを受け止めることと、自分が残念に感じた気持ちを否定しないことは、両立できるのだと思います。
これからも義父母との関係は続いていきます。だからこそ、私自身が無理なく受け止められる距離感を見つけながら、ゆっくり向き合っていこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※AI生成画像を使用しています
著者:まつい あや/40代女性。小学2年生と年中の子どもを育てる母。食品メーカーでのリサーチ業務、調剤薬局や眼科での事務職を経て、現在は自治体でパート勤務をしている。大学では国語国文学科を卒業し、文章を書くことや読むことが好き。趣味は家族でのお出かけやドラマ鑑賞、おいしいものを食べること。育児と仕事に追われながらも、毎日を慌ただしく楽しんでいる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
関連記事:「もっと気をつかって」誕生日ケーキに不満げな義母…隣人のひと言でムード一変したワケ
関連記事:「亡くなったなら返して」祖父の訃報直後、義実家からの見舞金の返還要求。親族が取った驚きの行動とは
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!