断りにくい空気
私は何年も同じ美容院に通っていました。担当の美容師さんとも顔なじみで、髪質や好みをよくわかってくれていることに安心感がありました。ところが、いつのころからか、カットやカラーをお願いするたびに「今日はこのトリートメントもしておきませんか?」「この商品を使うと髪がもっときれいになりますよ」と勧められることが増えました。
どれも決して安いものではありません。本当は「今日は必要ありません」と言いたかったのですが、長い付き合いだけに断ると気まずくなるような気がして、「じゃあ、お願いします」と答えてしまうことが何度もありました。
その結果、会計では予定していた金額を大きく超えることも。美容院へ行く前から、「今日は何か勧められるかな」と身構えるようになっていました。
帰宅後に後悔するように
美容院では笑顔で過ごしていても、家に帰ってレシートを見ると、「また断れなかった」と落ち込むことが増えていきました。
もちろん、仕上がりには満足していました。それでも、本当に必要だと思って選んだものではなく、断れずにお願いしてしまう自分に疲れてしまったのです。
本来、美容院は髪を整えて気分転換をする場所だったはず。それなのに、いつしか行くこと自体が少し憂うつになっていました。「長く通っているから」という理由だけで、このままずっと我慢する必要があるのだろうか。そう考えた私は、思い切って別の美容院を探してみることにしました。
別の美容院へ行ってみると
初めて行った美容院では、最初に希望する施術や予算について確認してくれました。髪の状態を見ながら、「今の状態なら、今日はこれだけで十分だと思います」と必要な施術だけを提案してくれたのです。
商品について説明されることもありましたが、「気になったら次回でも大丈夫ですよ」と言われ、無理に勧められることはありませんでした。その言葉を聞いたとき、私は思っていた以上にホッとしました。会計も予定していた範囲に収まり、久しぶりに美容院から気分よく帰ることができました。
新しい美容院に変えることには少し勇気が必要でしたが、「もっと早く変えてもよかったかもしれない」と思ったほどです。
まとめ
長く付き合ってきた相手やお店ほど、「今さら変えるのは悪いかな」と感じてしまうことがあります。しかし、自分にとって負担が大きくなっているのなら、無理に続ける必要はないのだと思いました。美容院を変えたことで、私は髪を整える時間を再び楽しめるようになりました。相手への気づかいも大切ですが、自分が心地よくいられる選択をすることも同じくらい大切なのだと感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:滝沢千賀子/60代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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