上空10,000mでの出来事
私は客室乗務員として日々飛行機の中で働いています。
当時23歳、新人だったころ。フライト中にお客様からのリクエストに応えたり先輩に気をつかったりしているうちに、気づいたら8時間トイレを我慢していた、なんてことはよくありました。
その日も生理2日目で、10時間以上のフライト真っ只中でした。
そんな中、経血が漏れ出ていて、制服についてしまっていたようです。やさしい先輩が気づいてくれ、声をかけてくれました。
なんと、替えの制服のスカートまで貸してくれたのです。やさしさに涙しながら、お礼を伝えました。
低用量ピルと出合う
たまたまやさしい先輩に指摘され気づけたからよかったものの、お客様に気づかれたら、またはずっと気づけないまま数時間過ごしていたら……と考えるととても恥ずかしかったです。
すぐに好きなタイミングでお手洗いに行けたらどんなに良いことか……嘆いても仕方ありません。自分でできる対策をしっかり取ろうと、その日から試行錯誤の始まりでした。トライ&エラーの繰り返しのなか、私が「自分に合う」と思ったことは……。
まず1つ目は、低用量ピルで生理の日程をコントロールすること。もともと生理痛が重く、かつ生理不順でもあった私。急にくる生理に慌てることもしばしばでした。そのため、日程を把握でき、生理に備えられるという点から、婦人科へ行って低用量ピルを処方してもらい、服用を始めました。
自分に合うナプキンやショーツを選ぶ
2つ目が、モレやムレがないような、自分に合うナプキンやショーツを選ぶこと。私はなかなかトイレに行けない環境だったからこそ、使っていて気持ちの良いものを使用したいと常々思っています。さまざまなメーカーの生理用品を試しに試し、その中から自分に合うものをチョイスしています。
メーカーごとに肌に触れる感覚や、長時間着けていた際のこすれ感、フィット感などさまざまで、多くのメーカーのナプキンを試してよかった!と思っています。
また、サニタリーショーツ選びも大切だと感じています。私が選ぶときに気をつけているのは、ナプキンのズレが少ないことと、おなかをできるだけ冷やさないこと。ズレないようクロッチが二重で、程よく締め付け感があるものを気に入って使っています。
対策によるうれしい副産物?
低用量ピルを服用することによって、思わぬうれしいこともありました。ピルにより生理の日程がわかるため、旅行等の計画が立てやすくなりましたし、運動に適している日がわかるなど体調管理にも大いに役立つようになったのです。
体調が良い日、良くない日など、こんなに生理周期に女性の体が左右されるということを知り、驚きました。また、私の場合は生理痛が大幅に軽くなり、ニキビに悩まされていた肌ともお別れすることができました。
経血漏れが制服につくという恥ずかしい経験をして試行錯誤した結果、低用量ピルの服用やモレやムレの少ないナプキンとショーツ選びという対策にたどり着きました。そして副次的な要素として、体調管理のしやすさと生理痛や肌荒れの軽減がありました。これからも自分の体の声に耳を傾けて、生理とじょうずに付き合っていきたいです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
文:伊集院莉沙/女性
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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