初めてのお泊まりにごちそうを準備
お嫁さんがわが家に泊まりに来ると聞き、私は朝から張り切って準備をしました。わが家に泊まりに来るのは初めてだったため、できる限り喜んでもらいたいと思い、腕によりをかけてごちそうを作ったのです。
食卓に料理を並べ、家族で夕食を囲もうとしたときのことでした。お嫁さんは料理に手を付けず、かばんから持参したカップ麺とスナック菓子を取り出しました。そして、周囲を気にする様子もなく、その場で食べ始めたのです。
手料理を食べない理由にびっくり
思いがけない光景に、部屋の中は一瞬静まり返りました。私も驚きのあまり、すぐには言葉が出ませんでした。
「口に合わなかったかしら」と尋ねると、お嫁さんは明るい口調で「私、他人が作った手料理を食べられないタイプなんです。気にしないでください」と答えました。
その言葉を聞き、私はさらに戸惑いました。食べられないこと自体は理解できるものの、事前にひと言伝えてもらえたら、これほど戸惑わずに済んだのではないかと思ったのです。
「当たり前」の違いを実感
私はこれまで、用意された料理を食べられない場合には、前もって伝えるなどの配慮があるものだと考えていました。そのため、お嫁さんの行動を前に、育ってきた環境によって食事に対する考え方や振る舞いが大きく異なることを実感しました。
一方で、私自身も「こうするのが普通だ」と無意識に考え、お嫁さんにも同じ振る舞いを期待していたのかもしれません。お互いの考え方を知らないままでは、思わぬところですれ違いが起きるのだと気付かされました。
まとめ
今回の出来事を通して、育ってきた環境が異なれば、当たり前だと思うことや、マナーに対する考え方にも違いがあるのだと学びました。相手に自分と同じ価値観を求め過ぎるのではなく、事前にお互いの考えを伝え合い、互いの違いを尊重しながら付き合っていくことが大切なのだと感じた出来事です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小栗 楓/50代女性・会社員
イラスト:おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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