記事サムネイル画像

デリケートゾーンにツーンとしたにおい。性感染症検査は陰性、診察でわかったこと【医師解説あり】

妊娠中は、それまで気にならなかったにおいが気になったり、自分の体臭の変化に戸惑ったりする人もいるようです。思いも寄らない体の変化に悩み、なかなか改善せず不安になることも……。今回は、妊娠中のにおいに悩んだ3人の体験談を集めました。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師早川 潤先生
産婦人科 | 早川クリニック 院長

産婦人科専門医。大阪大院医学博士。大阪・心斎橋で70年以上続く早川クリニックの院長として、思春期から更年期以降まで、幅広い世代の女性の健康を支えている。医師同士の相互評価により選ばれる「Best Doctors of Japan」にも選出。専門性に基づいた、丁寧でやさしい診療を大切にしている。HP:https://hayakawa-clinic.jp/
新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

 

夫のひと言で気付いた足のにおい

妊娠中、夫から「足がにおうよ」と言われました。その言葉で初めて自分でも足のにおいを意識するようになり、とても驚いたのを覚えています。気になって何度も丁寧に洗ってみましたが、においはなかなか改善せず、「こんなに洗っているのにどうしてだろう」と不思議で不安な気持ちになりました。

 

今回の経験を通して、妊娠中は思いも寄らない体の変化が起こることを実感しました。夫のひと言をきっかけに、自分では気付きにくいにおいの変化もあるのだと感じました。(長谷川菜緒/20代女性・会社員)

 

デリケートゾーンのにおいの原因がわからず不安に

私が妊娠していたころ、デリケートゾーンのにおいに違和感を覚えるようになりました。ツーンとしたにおいが続いていたため、産婦人科で相談し、性感染症検査を受けることにしました。しかし、検査結果はすべて陰性で、原因はわからないままでした。それでもにおいは続いていたため、不安な気持ちを抱えながら過ごしていました。

 

その後、出産前の診察で、医師から「腟内で細菌が増えている」と説明を受けました。処方された薬を使用したところ、気になっていたにおいはなくなりました。

 

今回の経験から、一度の検査で原因がわからなくても、その後の診察で原因につながる変化が見つかることもあるのだと知りました。気になる症状について、医師に伝えておいてよかったと感じています。(千村知美/40代女性・主婦)

 

 

冬でも止まらなかった汗とにおい

私はもともと腋臭症(ワキガ/脇のアポクリン汗腺から出る汗の成分が皮膚表面の細菌によって分解され、特有のにおいが生じる状態)に悩んでいましたが、季節によって症状に差がありました。特に冬は汗をかくことが少なく、においもそれほど気にならずに過ごせていました。

 

ところが、妊娠中期になると暖房があまり効いていない部屋でも大量の汗をかくようになり、においもこれまで以上に強くなってしまったのです。自分でも我慢できないほどのにおいになり、人と会うことにも不安を感じるようになりました。

 

私の場合、妊娠中はそれまでとは違う汗のかき方になり、体臭にも変化を感じました。人と会うことまで不安になったことで、においの悩みが気持ちにも影響することを実感しました。(高梨みふね/20代女性・会社員)

 

まとめ

妊娠中のにおいの悩みは、足、デリケートゾーン、脇と、現れる場所や状況がさまざまでした。3人の体験から、においだけで原因を判断するのは難しく、洗っても改善しない場合や症状が続く場合には、妊婦健診などで相談することが安心につながります。人には話しづらい悩みだからこそ、小さな変化もひとりで抱え込まないことが大切なのかもしれません。

 

医師による解説:妊娠中に体のにおいが気になりやすい理由

妊娠中は、ホルモンの変化や皮膚への血流の増加によって暑く感じ、汗をかきやすくなることがあります。さらに、嗅覚が敏感になり、自分の体や周囲のにおいを普段より強く感じる人もいます。

 

汗が増えるとにおいが気になりやすい

妊娠中はホルモンの変化や皮膚への血流の増加により、汗をかきやすくなります。汗そのものは強いにおいを持ちませんが、汗や皮脂が皮膚の細菌によって分解されると、においが生じることがあります。

 

そのため、脇や足など蒸れやすい場所では、においが強くなったと感じることがあります。また、妊娠中はにおいに敏感になる人もおり、実際の体臭の変化以上に気になりやすくなる場合があります。

 

おりものの変化やにおいに注意

妊娠中はおりものが増えることがあります。正常なおりものは透明から乳白色で、強いにおいや、かゆみ・痛みを伴わないことが一般的です。細菌性腟症(さいきんせいちつしょう/腟内の細菌バランスが崩れる病気)や、性感染症(せいかんせんしょう/性的接触によって感染する病気)などが隠れている可能性があります。性感染症検査が陰性でも別の原因が見つかることがあるため、症状が続くときは妊婦健診などで相談しましょう。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:早川 潤先生(早川クリニック 院長)

イラスト:ほや助

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
\ この記事にいいね!しよう /
シェアする

  • コメントがありません

気になる記事をまとめ読み

人気連載

新着連載

連載完結

もっと見る

注目記事を探す

人気記事ランキング

アクセスランキング
コメントランキング

お得な無料キャンペーン

暮らしの新着記事

PICKUP