義実家での療養生活
当時、第一子を妊娠中でした。夫は出張が多く、1カ月近く家を空けることも珍しくありませんでした。
妊娠後、私は体調を崩し、自宅でひとりで過ごすことに不安を感じるようになりました。そのため、夫が不在の間、隣町の義実家で数日間お世話になることになったのです。
義父は周囲から穏やかでやさしい人と思われています。しかし、自分の考えを曲げることはほとんどなく、家事や子育ても長年義母に任せてきたと聞いていました。
そんな義父が一番楽しみにしているのが、近くに住む義妹の息子である小学1年生のおいと過ごす時間でした。
違和感を覚えたおいとの関係
義父はおいをとてもかわいがっていました。一方で、義父は一度も強く叱ったことがないそうです。
その影響なのかはわかりませんが、おいは大人に対しても乱暴な言葉を使うことがあり、学校でも周囲が対応に苦慮していると聞いていました。
私が義実家で療養している間も、おいは義父や私に向かって「邪魔なんだよ!」と怒鳴ったり、「あっち行け!」と言ったりしながら暴れることがありました。
それでも義父は注意することなく笑顔で接しており、その様子に私は次第に違和感を覚えるようになっていったのです。
義父に意見を伝えた結果
おいが帰った日の夜、私は義父に「ひどい言葉を使ったときは、それがいけないことだと伝えた方が、社会のルールを学ぶ機会になるのではないでしょうか」と話しました。
すると義父の表情が一変しました。そして、
「お前には関係ない!うるさい女め、この家から出ていけ!」
と、大声で怒鳴ったのです。
突然の出来事に戸惑う私を、義母も助けることはできませんでした。義父に逆らえない様子を見て、私は荷物をまとめ、その夜のうちにタクシーで自宅へ戻ったのです。
まとめ
子どもとの向き合い方や、しつけに対する考え方は人それぞれなのだと実感した出来事でした。
だからこそ、自分の子どもには、家族以外の人の言葉にも耳を傾けながら成長してほしいと思っています。そして私自身も、異なる考え方に耳を傾けられる親でありたいと感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山口菜々子/30代女性・会社員
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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