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私「テレビは買わないで」夫「わかった」→数週間後、家族カードに身に覚えのない30万円超の請求が

結婚して1年ほどたったころのことです。IT企業で働きながら家事もこなしていた私は、仕事を評価され、昇進することになりました。仕事が評価されたことはうれしかったのですが、それを境に夫の態度が少しずつ変わっていきました。さらに、義母から高価な物をねだられることも増え、夫は私に相談することなく応じるようになりました。そんなある日、家計用のクレジットカードの明細に、身に覚えのない高額な利用履歴を見つけたのです。

 

昇進後、夫の態度に変化が

私が昇進してからというもの、夫は何かにつけて、「いいよな。会社から評価されて、給料も上がったんだろ?」と言うようになりました。最初は冗談だと思っていましたが、だんだんと嫌みに聞こえることが増えていきました。

 

さらに頭を悩ませていたのが、少し離れた場所で1人暮らしをしている義母のことです。義父が亡くなってから、夫は義母のことを以前にも増して気に掛けるようになりました。それ自体は理解できます。

 

わが家では、食料品や日用品、家電など夫婦で必要な物を買うときは、家計用のクレジットカードを使っていました。夫にも家族カードを持ってもらっており、その利用代金も、夫婦の生活費を管理している口座から引き落とされるようにしていました。

 

ところが、義母から「新しい家電が欲しい」「ブランド物の服やバッグが欲しい」と言われるたびに、夫は家族カードで買ってあげるようになったのです。最初は比較的少額な物でしたが、次第に金額も大きくなっていきました。

 

夫が親孝行したい気持ちは理解できましたが、義母への贈り物を、夫自身の小遣いではなく、夫婦で管理する家計から支払っていることに、私は違和感を覚えていました。

 

私たちは、日々の生活費とは別に、将来のための貯金も増やしていこうと話していました。そのため私は、「お義母さんのためなのはわかるけど、家族カードでお義母さんの物を買うのはやめてほしい」と何度か伝えていました。

 

しかし夫は、「少しくらいいいだろ。親孝行なんだから」と不満そうに返すばかりでした。

 

数十万円のテレビをねだる義母

そんなある日、義母が大型テレビを欲しがっていると夫から聞かされました。価格を確認すると、数十万円するものです。夫は「今のテレビ、小さくて見づらいんだって。新しいのを買ってあげたいんだけど」と言いました。

 

私が「数十万円もするけど、どうするの?」と聞くと、夫は悪びれる様子もなく、

 

「お前、昇進して給料も上がったんだろ? 家計にも余裕が出るんだから、今回は家族カードで払えばいいじゃん」

 

と言ったのです。

 

私は「私が昇進したことは関係ないよ。家族カードは、夫婦のために必要な物を買うときに使うって決めたでしょう。家族カードでテレビは買わないで。どうしても買うなら、自分のお小遣いから出して」と返しました。

 

しばらくすると、夫は渋々、「わかった。俺の小遣いには余裕がないし、今回はテレビは買わないよ。母さんにもそう伝える」と言いました。

 

私はそれで話は終わったものだと思っていました。

 

 

知らない間に30万円超の決済が

数週間後、家族カードの利用明細を確認していた私は、目を疑いました。家電量販店で、30万円を超える決済がされていたのです。

 

「まさか……テレビ?」

 

夫に尋ねると、最初は歯切れの悪い返事をしていましたが、やがて義母のために大型テレビを購入したことを認めました。私が「今回は買わないって話したよね? どうして勝手に買ったの?」と聞くと夫は、悪びれる様子もなくこう言ったのです。

 

「俺だってもうすぐボーナスが出るんだよ。そのときテレビ代を家計に戻せばいいと思ったんだ」

 

私が「後で戻せばいいって話じゃないよ。家族カードでは買わないで、自分で払ってって伝えたよね? なんで黙って使ったの?」と返すと、夫は「結局、俺がボーナスで戻すんだから同じだろ。そこまで怒ることか?」と強い口調で言いました。

 

その言葉を聞いて、私は夫とお金に対する考え方が大きく違っていることを改めて感じました。

 

金額の問題だけではありません。私が明確に反対したにもかかわらず、家族カードで高額なテレビを相談なく購入し、「後から家計に戻せばいい」と考えていたことが受け入れられなかったのです。

 

30万円より大きかった価値観の違い

今回だけではなく、義母への贈り物をめぐって、私たちは以前からたびたび意見が食い違っていました。その積み重ねもあり、私は夫婦としての信頼関係をこれまで通り保つのは難しいと感じるようになったのです。

 

その後、私たちはいったん距離を置いて生活し、今後について何度も話し合いました。しかし、お金に対する考え方の違いや失われた信頼を埋めることができず、最終的に離婚することになりました。

 

今回の出来事を振り返ると、問題は大型テレビの値段そのものではなかったと思います。夫の言葉からは、「一時的に家計から支払っても、後からボーナスで家計に戻せば問題ない」と考えていたことがうかがえました。一方の私は、夫婦で使うお金だからこそ、特に高額な支出については事前に2人で納得して決めたいと考えていました。

 

考え方が違うこと自体よりも、私が何度も伝え、今回は明確に反対していたにもかかわらず、その意思を無視する形で購入されたことが、私にとっては大きな問題でした。

 

離婚という結論にはなりましたが、この経験を通して、夫婦であってもお金に対する考え方が同じとは限らず、互いに決めたことや相手の意思を尊重できるかどうかが、信頼関係に大きく関わるのだと実感しました。

 

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家計を一緒に管理する中では、「何に使うか」だけでなく、「どのように決めるか」も夫婦それぞれで感覚が異なることがあります。今回の出来事は、高額な買い物をきっかけに、これまで表面化していなかったお金の使い方や意思決定への考え方の違いが浮き彫りになったケースでした。日々の小さな認識のずれが積み重なることで、夫婦関係そのものを見直すきっかけになることもあると考えさせられるエピソードです。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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