入院先でさまざまな検査を受けることになったみさきさん。検査中、衣服を下げる必要があり、その下に履いていた夫のメンズ用レギンスを看護師に見られ、恥ずかしさを感じます。しかし看護師は特に触れることなく、自然に検査を進めてくれました。
さらに、前日にした筋トレの筋肉痛でひとりでは起き上がれず、看護師に手を借りる場面も。思いがけない状況に戸惑いながら、みさきさんは検査を受けていきました。
さまざまな検査を終えるころには体調もかなり良くなり、手足の震えもほとんど治まっていました。医師からは、この調子なら翌日には退院できそうだと説明されます。その後、病院から連絡を受けた夫が仕事を早退し、みさきさんのもとへ駆けつけてくれたのでした。
検査を終え、翌日の退院が見えてくる








病院まで駆けつけてくれた夫に、私は「いきなり連絡が来て焦ったよね?」と尋ねました。ところが、返ってきたのは「いや、別に」という意外な言葉。理由を聞くと、結婚後、以前にも私の救急搬送に立ち会い、一緒に救急車に乗った経験があったからだと話してくれました。
さらに夫から、今回で結婚後3回目の救急搬送だと指摘されました。改めて振り返ると、約1年に1回のペースです。「私って本当についていないなぁ」と、思わずこれまでの出来事を振り返ってしまいました。
自分にとっては毎回突然の出来事でしたが、そのたびに夫も一緒に対応してくれていたのだと改めて気付きました。体調を崩したときの経験は、自分だけでなく、そばにいる家族にとっても積み重なっていくものなのだと感じた出来事です。
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救急搬送された妻を前にしても、意外なほど落ち着いていた夫。これまで何度も似た経験をしてきたからこその反応だったようです。大変な出来事の後に聞く夫のあっさりとした言葉は、みさきさんにとってかえってホッとできるものだったのかもしれません。家族が不安な状況にいるとき、周囲が必要以上に慌てず、いつも通りに接することも、相手を安心させる一つの方法なのかもしれませんね。
医師による解説:救急搬送時に家族ができること
救急搬送時には、症状が始まった時間やその後の変化、持病、かかりつけの医療機関、普段飲んでいる薬などの情報が、搬送先の選定や診療の参考になります。本人が苦しくて十分に説明できない場合には、家族から得られる情報が役立つこともあります。
そのため、普段から服用している薬がわかるお薬手帳や、持病・かかりつけ医などの情報を確認できるようにしておくとよいでしょう。また、救急搬送された際には、家族も不安になりやすいものですが、わかる範囲で状況を整理し、救急隊や医療者から尋ねられたことを伝えることが大切です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:寺井美佐栄先生(ミサクリニック六本木本院 院長)
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