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社長「全部やり直し!」8回修正しても叱られる私→上司の指示が残るメールを見せて判明した事実

私は少数精鋭の制作会社で働く、30代初めの会社員です。社長のA子さんが提案資料を直接確認することも多く、私は「全部やり直し!」と言われるたび、直属の上司に相談して修正していました。それなのに、また叱られるのは私ばかり。悩んでいたある日、A子さんから聞いた上司の報告に、私は耳を疑いました。

 

私にだけ厳しい女社長

当時、私は同じ資料の修正を何度も繰り返していました。その日もA子さんに提出すると、「これ、全部やり直しなさい」と返されてしまったのです。やり直しは、これで8回目。ほかの社員への確認は短く済むことも多く、なぜ自分ばかり厳しく言われるのかと悩んでいました。

 

直属の上司であるB山さんには、その都度相談していました。ところが、A子さんの指摘に沿って直した箇所について、B山さんから「ここは元に戻して。社長には僕から説明するから」と言われることがあったのです。私はB山さんを信頼していたので、社長にも理由を説明してくれるのだと思い、指示通りに修正箇所を元に戻しました。

 

それでも再びやり直しになり、私は「社長には同じ箇所を指摘されました。どう直せばいいのでしょうか」と尋ねました。しかし、B山さんは「そこは自分で考えてよ。いつまでも僕に聞かれても困るから」と取り合ってくれませんでした。

 

一方で、落ち込んでいる私には、こんな言葉をかけてきました。

 

「まともに受け止めるだけ疲れるぞ。あの人は、自分の思い通りにならないと気が済まないんだから」

 

具体的な助言はもらえなくても、私のつらさはわかってくれている。そう受け止めた私は、次第にA子さんへの苦手意識を強めていきました。

 

社長の言葉で気付いた食い違い

資料を再提出したとき、A子さんから「ここ、前にも直すように言いましたよね。B山さんからも、何度言っても直してくれないと聞いています」と言われました。

 

私は戸惑いました。直した箇所を元に戻すよう指示したのは、B山さんだったからです。

 

「B山さんが、そう言っていたんですか? 私は元に戻すように言われて……。社長には説明してくださると聞いていました」

 

A子さんは「その説明は受けていません」と答えました。私はB山さんとのメールを開き、画面を見せました。

 

「このメールを見てください。元に戻すよう指示があったので、その通りにしたんです」

 

そこには、「ここは元に戻して。社長には僕から説明するから」と書かれていました。

 

A子さんは「……どういうこと?」と表情を変えました。修正前後の資料も確認すると、「B山さんにも話を聞きましょう」と、その場に呼んだのです。

 

 

メールを前に、上司が口にした言い訳

呼ばれたB山さんに、A子さんは資料とメールを示しました。「元に戻すよう指示したのはB山さんですよね。なぜ私には『本人が従わない』と報告したんですか?」と尋ねると、B山さんは「本人にも考えてほしかったんです」と答えました。

 

私が「でも、メールには社長に説明してくださると書いてあります。説明はしていただけなかったんですか?」と聞くと、B山さんは「そこまで細かく報告するつもりでは……」と言葉を濁しました。

 

A子さんが改めて指示の理由を尋ねると、B山さんは少しむっとした様子で「最近、私を通さずに彼へ仕事を頼まれることが増えていますよね。指導を任されている私の立場も考えていただきたいんです」と言いました。

 

「仕事の頼み方に意見があるなら、私に伝えてください。彼に修正を取り消させる理由にはなりません」

 

A子さんがそう返すと、B山さんは黙りました。私への指示と社長への報告が食い違っていた理由について、納得できる説明はありませんでした。

 

それまで私は、B山さんの指示には仕事上の理由があると思っていました。でも、このやりとりを聞き、自分の立場への不満を私に向けていたのではないかと感じました。

 

A子さんは、「自分で元に戻すよう指示しておきながら、本人が従わないと報告する。それでは、指導を任せられません」と告げました。そして私にも、「B山さんの説明を信じ、あなたに事情を確かめないまま厳しく言ってしまってごめんなさい」と謝ってくれました。

 

その後、B山さんは私の指導担当から外れました。資料の修正についてはA子さんに直接確認することになり、同じ箇所のやり直しは減っていきました。

 

まとめ

私は、やり直しが続くたびに、自分の力不足を責めていました。B山さんの指示に疑問を感じても、上司の言うことだからと従っていたのです。今は、納得できない指示を確認することまで、遠慮する必要はなかったと思っています。

 

また、社長への不満を聞いてくれることと、困っている状況を解決するために力を貸してくれることは、別なのだと感じました。私も、かけられた言葉だけでB山さんを頼れる相手だと思い込んでいたのかもしれません。

 

今も指摘を受ければ緊張します。それでも、わからない点をその場で尋ねられるようになり、ひとりで抱え込むことは減りました。相手の顔色ばかりうかがっていたころより、落ち着いて仕事に向き合えています。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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