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「仕事間に合うの? いつまでに終わるの?」腹痛で横になる妊娠中の私。夫が真っ先に心配したこと

家族が体調不良で寝込んでいたら、体を気づかったり、ゆっくり休めるよう配慮したりする人も多いでしょう。ところが、妊娠中や産後、生理中の体調不良について夫の理解が得られず、心ない言葉をかけられることも。3人の妻たちの体験談を紹介します。

 

体調に合わせて選んだ働き方

夫婦間トラブル イメージイラスト

 

私は、個人事業主の夫を支える形で、事務関係の仕事を手伝っています。3人目の妊娠中に起きたある出来事をきっかけに、私の夫への向き合い方は大きく変わりました。

 

もともとは一般企業で正社員として働いていましたが、2人目の妊娠・出産をきっかけに体調を崩しやすくなり、退職しました。その後の働き方を考えた末、時間の融通が利くという理由から、多少の不満には目をつぶり、夫の事業を手伝う道を選びました。

 

退職後、外で働く選択肢も考えましたが、当時の私にとって「自分の体調に合わせて動けること」は何より大切でした。家族の生活を支えるためにも、夫の仕事を手伝うことが現実的だと感じていたのです。

 

多少の負担や不満があっても、「家族のため」「今は仕方ない」と自分に言い聞かせながら、その日々を続けていました。

 

3人目を妊娠してからは、さらに体調が安定しなくなりました。時々、おなかが張るような痛みを感じ、そのたびに横になって休んでいました。

 

私は、夫が私の体やおなかの中の子どものことを気にかけ、無理をしないよう声をかけてくれるものだと、どこかで期待していたのだと思います。

 

かけられたのは、気づかいではない言葉

ある日、おなかの痛みに耐えきれず横になっていると、夫は私の様子を見てこう言いました。

 

「そんなんで仕事間に合うの? いつまでに終わるの?」

 

その口調には、焦りといら立ちがにじんでいました。私が「いつ行けるかわからない」と答えると、夫は「じゃあ、もういいわ」と言い残し、足早に部屋を出ていきました。

 

私や子どもを気づかう言葉は、その場にはありませんでした。その瞬間、私は「期待していた自分が間違っていたのかもしれない」と感じました。妊婦がおなかの痛みを訴えれば、少なからず心配する人もいるはずです。けれど、夫の関心は、あくまで仕事の都合に向いているように思えました。

 

それ以来、私は夫に対して、必要以上の期待をしないようになりました。自分の体と、子どもたちの命を守れるのは、結局のところ自分自身だと感じたからです。

 

◇◇◇◇◇

 

体調が悪いときは無理をせず、しっかり休むこと。子どもたちの様子を見ながら、できる範囲で日々を過ごすこと。今はそれを大切にしながら、子育てと向き合っています。以前のようにすべてを背負い込むのではなく、自分の心と体を守る選択をしながら、前に進んでいきたいと思っています。

※妊娠中のおなかの張りや痛みには、生理的なものだけでなく、受診が必要なものもあります。休んでも治まらない、痛みを伴う、出血があるといった場合は、かかりつけの産婦人科に連絡してください。

 

著者:春月凛/40代女性・主婦

 

「寝てばかりいないで」産後の私に夫が放った言葉

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出産を終えて退院し、自宅で横になって過ごしていたときのことです。夫から「寝てばかりいないで、運動したら?」と言われました。責めるような口調ではありませんでしたが、思いがけない言葉でした。

 

産後はしばらく無理をせず、体を休める必要があると伝えると、夫は「そうなの? 知らなかった!」と心底驚いた様子でした。その反応を見て、知識がなかっただけなのだとわかり、同時に少し複雑な気持ちになりました。

 

その出来事を振り返り、出産前に産後の体の状態や生活の変化について、夫婦で情報を共有しておけばよかったと感じました。夫にも産後の体について知る機会が必要だったのだと思います。

 

◇◇◇◇◇

 

産後の大変さは、当事者でないと想像しにくいものです。すれ違いを防ぐためにも、妊娠中から産後の生活について夫婦で話し合い、イメージを共有しておくことの大切さを学びました。

 

【沢岻先生からのアドバイス】

産後6~8週間は「産褥期(さんじょくき)」と呼ばれ、体が妊娠前の状態に戻ろうとする大切な時期です。見た目には元気でも、母体は「全治数カ月の大けが」にたとえられるほど、大きなダメージを受けています。 少なくとも1カ月健診までは、家事などの負担の大きい作業はできるだけ控えるのが基本です。赤ちゃんの世話以外は、できるだけ横になって体を休めることが、その後の回復のためにも大切です。

 

監修/沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。

 

著者:山崎春子/30代女性・会社員

イラスト:ほや助

 

 

生理で寝込む私に「晩ごはんは?」

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私は昔から生理が重く、生理中は体がだるくて動けなくなることがよくあります。家事もままならず、横になって休むしかない日も少なくありません。その日も、つらさで起き上がれずにいました。何か食べたほうがよいと思ってはいても、台所に立つ気力すら湧いてこず、どうしようかと悩んでいました。

 

そんなとき、夫が帰宅しました。私の様子を見てひと言「晩ごはんは?」と聞いてきたのです。私は正直に体調が悪いことを伝え「何か買ってきてほしい」とお願いしました。

 

しかし、夫が買ってきたのは、自分の分だけのお総菜。しかも、お酒を飲むための「おつまみ系」の品ばかりでした。

 

夫のその行動を見た瞬間、胸にぽっかりと穴が空いたような気持ちになりました。「もし、今の私のように夫が体調を崩して寝込んでいたら、私は病院に連れていくことを考えると思うし、お酒を飲もうなんて発想にはならないはず。なのに、彼は私の体調を見ても何も心配しないのだろうか」と、強い孤独と絶望を感じました。

 

◇◇◇◇◇

 

この出来事があって以来、体調が悪いときには「私の分のごはんもお願い」「こういうものを買ってきてほしい」と、できるだけ具体的に伝えるようにしています。少なくとも私の夫には、こちらが明確に言葉にしなければ、必要なことが伝わらないのだと身をもって知りました。そのため、我慢して相手が気付くのを待つのではなく、してほしいことを具体的に伝えようと思うようになりました。

※生理に伴う症状で寝込むなど、日常生活に支障が出ている場合は「月経困難症」に該当する可能性があります。子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が関係している場合もあるため、症状を繰り返す場合は婦人科に相談してください。

 

著者:柚子ゆかり/40代女性・主婦

 

まとめ

妊娠中や産後、生理中に生じる体の変化や不調について、十分な知識を持っていない夫もいるようです。産後の体について説明したことで、夫が自分の認識不足に気づいた体験談もありました。

 

同じ家庭で暮らしていても、体調のつらさや必要な助けが十分に伝わっていないことがあります。一方で、体調の悪い本人だけに説明や指示を求めるのではなく、家族が相手の様子を見て気づかうことも欠かせません。互いに状況を知ろうとする姿勢について考えさせられる体験談でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※一部、AI生成画像を使用しています

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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