いつの間にか子どもだけが集まるように
娘は一人っ子だったこともあり、私は近所の子どもたちをよく自宅に呼んで遊ばせていました。
最初のうちは保護者も顔を出し、私も一緒に話をすることがありました。しかし、次第に保護者は来なくなり、子どもたちだけが毎日のように集まるようになりました。
子どもたちだけで過ごしている以上、安全面を考えると放っておくわけにもいかず、結局は私が見守ることになりました。
いつしか子どもたちはなかなか家に帰らず、わが家のトイレを使い、おやつや食事をとり、エアコンの効いた部屋で過ごすようになっていました。
「なぜ私だけが…」と感じるように
そうした状況が続いても、保護者から感謝の言葉をかけられることはほとんどありませんでした。
私は次第に、「無料の託児所」のように利用されているのではないかと感じるようになりました。
「なぜ私だけが、ここまで面倒を見なければならないのだろう」
そんな思いが浮かび、正直つらく感じることもありました。
それでも当時は関係を変えることができないまま、その生活は数年間続きました。その後、わが家が引っ越したことをきっかけに、近所の子どもたちとの関係は自然となくなりました。
成人した娘から聞いた意外な本音
それから年月がたち、娘が成人してから、ふと当時のことを聞いてみました。
すると娘は、「大勢で遊ぶより、仲の良い友だちが数人来るくらいで十分だった」と話したのです。
私は娘が一人っ子だからこそ、たくさんの友だちと遊べる環境をつくることが娘のためになると思っていました。
しかし娘の話を聞き、当時私が考えていたことと、娘が望んでいたことには違いがあったのだと気付きました。
まとめ
当時の私は、自分が負担に感じながらも、子どもたちを受け入れる生活を続けていました。娘の本音を知った今振り返ると、私は「娘のため」と思うあまり、自分の負担だけでなく、娘が本当に望んでいることも十分に確かめられていなかったのかもしれません。
もっと早く自分自身の負担や娘の気持ちに目を向け、わが家なりの関わり方を考えてもよかったのだと振り返っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:八橋美紀/50代女性・会社員
イラスト:エェコ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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