新天地で始まった穏やかな暮らし
私は転職を機に彼と距離を置き、その後、別の女性と出会って結婚しました。
結婚後、当時住んでいたマンションを売却。妻と相談し、郊外に広い土地を購入して、暮らしやすさを重視した平屋の注文住宅を建てることにしたのです。
元親友は以前から私のSNSをチェックしていたようですが、結婚後はほとんど更新をしなくなり、新居についても一切載せていませんでした。
私の“一階上”を買った元親友の誤算
それからしばらくしたある日、突然、元親友から電話がかかってきました。
「俺、お前の一階上に引っ越したから」「これで家まで俺のほうが上だな!」
電話口で得意げに笑う元親友。どうやら彼は、私が今も以前のマンションに住んでいると完全に思い込んでいるようです。しかも、以前から私の住んでいたマンション周辺の物件情報をチェックしていたらしく、そこで偶然、私の旧居の一階上の部屋が売りに出ているのを見つけたのだとか。そして、私にマウントを取るために、その部屋を購入したそうです。
私は呆れながらも、冷静に事実を告げました。
「あのさ、俺、もうそこに住んでないよ」
「……は?」
すでに私の旧居には、見ず知らずの人が暮らしていると知り、元親友は絶句。しばらく沈黙が続いたため、私はそのまま電話を切りました。
「俺のほうが上」強がった元親友の誤算
後日、共通の知人を通じて、私が一軒家を建てたことを知った元親友。「でも平屋だろ? 俺はマンションの高層階に住んでるんだから、俺のほうが上じゃん」と、なおも強がっていたそうです。
しかし、知人が見せた写真には、広い庭やガレージを備えたゆったりとした新居と、妻と幸せそうに笑う私の姿が。それを見た元親友は、言葉を失っていたのだとか。
知人によると、彼は私に勝つためだけに無理をしてマンションを購入し、高額な住宅ローンを抱えることになったそうです。一方の私は、最初から彼と競う気などまったくありませんでした。
これを機に彼の連絡先をブロック。自滅していった元親友のことはもう気にせず、これからも妻との穏やかな暮らしを大切にしていこうと思います。
◇ ◇ ◇
住む場所や持ち物などを人と比べたくなることもあるかもしれませんが、人の価値に上も下もありません。誰かと競うことにとらわれるより、大切にしたいものを見失わず、自分らしい人生を歩んでいきたいですね。
【取材時期:2026年9月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。