母親と妻を比較する夫「ママならもっとじょうずに作れるのに」義母「誤解させちゃったかしら」同居後に発覚した事実で態度が一変!

私は20代の兼業主婦で、夫と2人で暮らしていました。夫婦仲は悪くなかったものの、1つだけ大きな悩みがありました。それは、義母と比べられることです。
結婚してしばらく経ったころから、夫は料理や家事について口出しをするようになっていました。
「この味噌汁、ちょっと薄いな」
「あーあ、ママならもっとじょうずに作れるのに」
「揚げ物は揚げたてを出してくれよ。ママはいつもそうだったぞ」
夫はそんな言葉を、悪気なく繰り返していました。最初は軽く受け流そうとしていましたが、次第に心に積もっていきました。
義母は仕事も家事も完璧にこなす人だと聞いていました。だからこそ、比べられるたびに自分が劣っているように感じてしまい、落ち込むことが増えていったのです。
同居で見えた「本当の姿」
そんなある日、入院していた義父が亡くなったという知らせが入りました。深い悲しみの中にいる義母を1人にすることができず、私たちは義母との同居を決めたのです。
しかし、一緒に暮らし始めてすぐ、私は義母に違和感を覚えるように……。
料理の段取りがぎこちない。掃除の手順も、どこか慣れていない様子でした。
ある日、夫がいる場で思い切って義母に尋ねてみると、少し照れくさそうにこう話してくれました。
「誤解させちゃったかしら。私じゃないの……。実はね、家事はほとんどお父さんがやってくれていたの」
「私は仕事ばかりで、あまりやってこなかったのよ」
さらに義母は続けました。
「お父さんが入院してからは自分でやるようになって、少しずつ覚えてきたところなの」
「でも揚げ物はまだ苦手でねぇ……」
その言葉を聞いたとき、私は驚きと同時に、どこかほっとした気持ちになったのを覚えています。
真実を知った夫の変化
その話を聞いた夫は、しばらく黙り込んでいました。そして、少し気まずそうにこう言ったのです。
「俺……ママが全部やってると思ってた」
「味噌汁も揚げ物も、全部父さんが作ってくれてたんだな」
「今まで比べて、嫌な思いさせてごめん」
義母は「お父さん、恥ずかしがり屋さんだったから……私がやったことにしていたみたいよ」と目を伏せて言いました。
その言葉を聞いた夫は「もっと父さんに感謝を伝えればよかった」と泣き出しました。私と義母の目からも涙があふれ、しばらく3人で泣き続けました。
そして、私たちは自然と協力し合うようになりました。レシピを見ながら一緒に料理をしたり、掃除のやり方を調べたり。最初は手探りでしたが、少しずつできることが増えていきました。
夫も「家事はチームでやるものだな」と口にするようになり、以前とはまったく違う雰囲気になっていったのです。義母にも少しずつ笑顔が戻り、「毎日がにぎやかで楽しい」と話してくれるようになりました。
◇ ◇ ◇
そんななか、私の妊娠が判明。その報告をしたとき、夫も義母も心から喜んでくれたのを覚えています。
かつては義母と比べられることに苦しんでいた私ですが、今ではお互いの得意・不得意を認め合いながら支え合う関係に変わっていきました。これからは、家事だけでなく育児も含めて、家族みんなで協力していきたいと思っています。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
1つ目のエピソードでは、夫が義母を“家事が完璧な人”だと思い込み、妻と比べていました。しかし、真実を知った夫は、家族で支え合う大切さに気付くのでした。
続く2つ目のエピソードでは、義母からの嫁いびりを、夫に信じてもらえなかった女性が登場します。妻のSOSを受け止めなかった夫は、やがて取り返しのつかない決断を突きつけられて……。
緊急入院した私に夫「今日は母さんの誕生日パーティーだろ?」私「分かった、覚悟してね」→後日、夫が顔色を失ったワケ

私は、夫と2人で穏やかな家庭を築きたいと願う、ごく普通の主婦でした。しかし、結婚当初から義母との関係には、言葉にできない違和感がつきまとっていたのです。
義母は夫の前ではいつもニコニコとやさしげな顔を見せますが、私と2人きりになると、その態度は一変。私にだけ古くてパサパサになったご飯を出したり、おかずをわざと冷めた状態で盛り付けたりするのはいつものこと。
さらには親族の集まりから私だけを除け者にし、その間に義実家の掃除や草むしりを言いつけるといった、陰湿な振る舞いも続いていました。
夫に相談もしましたが、彼はいつも「考えすぎだよ」「母さんは悪気がないんだ」と笑って受け流すばかり。私の言葉は、一番の味方であるはずの夫に届くことはありませんでした。
ある日のこと、夫が急に「夕食はいらない」と言い出しました。理由を聞くと、義母が「実家にご飯を食べに来るように」と誘ったとのこと。
実はその前日、夫は私に「豚の角煮が食べたい」とリクエストしており、私は朝から手間暇かけて煮込んでいたのです。
「角煮を作っているって、お義母さんに言った?」と聞くと、夫は「言ったよ! 母さんも角煮を作ってくれるっていうからさ」と答えました。
義母の角煮は夫の好物。私への嫌がらせではないかという気持ちが拭えませんでした。
私は夫に「お義母さんはわざとやっているのではないか」と訴えました。しかし、夫は「母さんがそんなことするわけない」「ライバル意識を持ちすぎだ」と、私を過敏な人間であるかのように冷笑しました。
私の角煮は明日食べればいいだろうという、夫の無神経なひと言が胸に突き刺さりました。
エスカレートする嫁いびり
その後も、義母からの不可解な要求や嫌がらせはエスカレートしていきました。夫の無関心も変わらず、還暦の誕生日パーティーを義実家で開くからと、私だけが準備を手伝わされることになった際も、「信頼されている証拠だ」と能天気なことを言う始末……。
私が何度訴えかけても、夫は「証拠はあるのか」と私を突き放しました。LINEのやり取りは事務的なものに限られており、嫌みは常に私と2人きりのときに言われていたので、証拠はありません。
証拠がないことを盾に、夫は「母さんを悪者にするな」と、逆に私を責めるような態度を取るようになりました。
「もう何を言っても無駄なのだ」と、私は深い絶望を感じました。夫は私の心よりも、自分が信じたい母親像を守ることを選んだのです。
私は密かに、自分の身を守るためにあらゆる手段を講じる決意を固めました。
妻か母親か?
ついに、パーティーの準備中に事件が起こります。義母の指示で脚立に乗って飾り付けをしていた際、うっかり転落した私は脚と腕を骨折してしまったのです。激痛に耐えながら、そのまま緊急入院することになりました。
病院のベッドから夫に連絡すると、彼は「大変だったな」と形ばかりの言葉を口にします。そして「今日は母さんの誕生日パーティーだろ? 俺が行かないわけにはいかないし、病院には明日の朝一番で行くから、今日は1人で我慢してくれ」と言うのです。
妻が骨折して入院し、手術を控えている状況よりも、母親のパーティーを優先する夫。私は、病院のベッドで1人、虚しさでいっぱいになりました。
「奥さんが骨折したことよりもお義母さんの誕生日が大事なのね。……分かった、覚悟してね」と告げると、「怖いことを言うなよ」と夫。このとき、夫への信頼は完全に失われていました。
離婚の理由
その後、離婚を切り出した私に対し、夫はどこまでも他人事のような顔をしていました。「たかが一度、見舞いに行けなかっただけで大げさだ」――そんな彼の本音が透けて見えるよう……。
しかし、私がこれまでの出来事を詳細に記録した日記を見せ、義母の「わざとらしい言い逃れ」の矛盾を1つ1つ突きつけると、夫は次第に言葉を失っていきました。
私が欲しかったのは謝罪ではなく、平穏な生活と信頼関係。しかし、骨折して身動きが取れない私を放置してパーティーに興じた事実は、彼が私を「人生のパートナー」として見ていない何よりの証拠だと感じました。離婚の原因は、義母ではなく夫です。
「私を一番追い詰めたのは、お母さんではなく、あなたなの」
私の決意が揺るがないことを悟った夫は、ようやく事の重大さに気付いたのか、顔色を失い「そんなつもりじゃなかったんだ」と震える声で何度も繰り返しました。しかし、どれほど後悔の言葉を口にされても、一度壊れた信頼が戻ることはありません。
最終的に、夫は私の提示した離婚条件をすべて受け入れ、離婚届に署名しました。
夫のその後
その後、私は骨折の治療に専念し、数カ月かけて無事に日常生活を取り戻しました。
元夫は義実家に戻ったようですが、身の回りの世話をめぐって義母と衝突が絶えないそうです。あんなに「やさしい母さん」だと信じて疑わなかった元夫も、義母の過干渉に疲れ果てているようでした。でも、もはや私には関係のない話です。
私は現在、リハビリを続けながら新しい仕事を見つけ、穏やかな毎日を過ごしています。
◇ ◇ ◇
一番の味方であってほしい夫にSOSを否定され続ける孤独は、計り知れないほど深いものです。夫婦とは互いの痛みや変化に気付き、いたわり合ってこそ成立するものではないでしょうか。
もし、パートナーが悩みを打ち明けてくれたなら、まずは否定せず、その言葉を受け止めてみてください。「考えすぎ」のひと言で片付けてしまうことは、相手の心を深く傷つけ、取り返しのつかない溝を作ってしまうでしょう。
誰よりもパートナーを大切に思い、一番に寄り添う覚悟を持つこと。そんな当たり前だけれど尊い積み重ねこそが、何年経っても揺るがない本当の信頼関係を築いていくのかもしれませんね。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
いかがでしたか?
今回は、“母親が一番正しい”と思い込む夫に傷ついた女性たちが、夫婦の形を見つめ直すまでをご紹介しました。
義母を“家事が完璧な人”だと思い込み、妻と比べ続けたり、義母からの嫁いびりを「考えすぎ」と決めつけ、妻のSOSを受け止めなかったり。どちらの女性も、夫が母親を信じるあまり、自分の気持ちを置き去りにされてしまいました。
親を大切に思う気持ちは自然なものですが、夫婦で暮らしていくうえでは、目の前の相手の言葉に耳を傾けることも大切です。思い込みで判断せず、互いの気持ちを受け止めながら、信頼できる夫婦の形を築いていきたいですね。