遠方で開催されるライブへ!新幹線に乗り込んだけれど……
大好きなアーティストのライブ当日。会場が遠方だったため、私は新幹線に乗り込みました。
長時間の移動を快適に過ごせるよう、あらかじめ指定席を予約して準備はバッチリ。手元のチケットで号車と座席番号をしっかり確認し、自分の席へ向かいました。
しかし、指定された席に到着すると、そこにはすでに先客の男性が座っていたのです。
「あれ……? 予約した号車か座席を間違えちゃったかな?」
一瞬不安になり、手元のチケットと座席の表示を何度も見比べましたが、間違いなく私が予約した席でした。
「そこは私の席です」と伝えるも、会話が噛み合わない!
「すみません、そこは私の席なんですけど……」
私は勇気を出して、座っている男性に声をかけてみました。
すると、男性はハッとした表情でこちらを見上げたものの、どこか困惑している様子。
「Sorry?」
どうやら男性は海外からの旅行客らしく、日本語での会話が難しい様子でした。
(どうしよう……英語でなんて説明すればいいんだろう……!)
英語が得意ではない私は焦りつつも、自分のチケットや座席番号を指さし、ここが私の予約した席であることを必死に伝えようとしました。

ジェスチャーも伝わらない……「ほかの席に座れば?」と返され大ピンチ
しかし、こちらの意図はなかなか伝わりません。
男性は周囲を見渡すと、点々と空いている席を指さし、「ほかの席に座ればいいのでは?」と言いたげな様子を見せたのです。
決して意地悪をしているわけではなく、本当に自由に座れる席だと思い込んでいるようでした。
「いやいや、指定席だからそういうわけには……!」
言葉が通じないもどかしさと、なかなか席に座れない焦りで、私の頭の中はパニック寸前に。自力での解決は難しいと判断し、助けを求めるように車内を見渡しました。
すると幸運なことに、ちょうど通路の向こうから車掌さんが歩いてくるのが見えたのです。
車掌さんの丁寧な対応にホッと一安心
私はすぐに車掌さんに駆け寄り、状況を説明しました。
車掌さんは「かしこまりました。確認いたしますね」と優しく声をかけてくださり、すぐに男性のもとへ。英語や身振りを交えながら男性に話しかけ、チケットを確認してくれました。
どうやら男性は、指定席と自由席の違いをよく理解していなかったようです。
車掌さんが丁寧に説明してくれたおかげで、男性もようやく状況を理解した様子。「Oh, sorry!」と申し訳なさそうに謝りながら、すぐに荷物をまとめて移動してくれました。
トラブルを乗り越え、無事に最高のライブへ!
車掌さんの迅速で親切な対応のおかげで、無事に自分の指定席に座ることができ、私はホッと胸をなで下ろしました。
一時はどうなることかと冷や冷やしましたが、その後は新幹線の中でゆったりと過ごし、目的地でライブを楽しむことができました。
言葉が通じない相手とのトラブルでは焦ってしまいがちですが、困ったときは無理に自分だけで解決しようとせず、車掌さんなどのスタッフを頼るのが一番だと実感した出来事でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。