様子を見ていたできものに突然痛みが
最初にできものに気付いたのは、入浴中に体を洗っていたときでした。毎回のように指に何かが当たるため、「何だろう?」と気になり、鏡で確認してみることに。すると、肛門に近いところに小さなできものがありました。
とはいえ、そのころは痛みもなく、すぐに受診するほどではないと思っていました。そのまま数カ月がたったある日、いつものように触れてみると痛みを感じ、以前よりできものが大きくなっているようにも思えたのです。
「これはまずいかも……」
そう思い、皮膚科を受診することにしました。
恥ずかしさより不安が勝って皮膚科へ
場所が場所だけに、できることなら自分で何とかしたいという気持ちもありました。それでも、痛みまで出てきたことで不安のほうが大きくなっていました。
診察では恥ずかしさを感じながら患部を見せると、医師からは「角質や皮脂などがたまった粉瘤(ふんりゅう/皮膚の下に袋状の構造物ができ、本来は剥がれ落ちる角質や皮脂が袋の中にたまってできる良性の嚢腫)です」と説明を受けました。
その後は医師の指示に従って軟膏とガーゼを使いながら数日間過ごし、3回目の診察時には中身が出て、そのときの診療はいったん終了となりました。
ネットで調べると、粉瘤の中身が出たときには、強いにおいがすると出てきましたが、私の場合、においは感じませんでした。
治ったと思ったのに…
これでひと安心と思っていたのですが、現在、また新たなできものができています。
新たなできものに気付いたことで、「また皮膚科に行くことになるのかな」と少し憂うつな気持ちも。できることなら、せめて診察で見せるときに恥ずかしくない場所にできてほしい……と思ってしまいます。
まとめ
今回の経験で、恥ずかしさから、知らず知らずのうちに受診へのハードルが高くなっていたことに気付きました。いざ痛みが出ると不安のほうが大きくなり、診てもらうことで「何だろう」と悩み続けていた気持ちにも区切りがつきました。今後は恥ずかしさだけで受診をためらわないようにしたいと思った出来事です。
医師による解説:粉瘤の特徴と受診の目安
粉瘤は身近な皮膚のできものの一つで、炎症を起こすと腫れや痛みが現れることがあります。自己判断せず、変化が気になる場合は皮膚科で確認することが大切です。
粉瘤は角質や皮脂がたまってできる嚢腫
粉瘤は、皮膚の内側にできた袋状の構造物に、本来は皮膚から剥がれ落ちる角質や皮脂がたまってできる良性の嚢腫です。「汚れ」や不潔にしていることが原因でできるものではありません。
痛みや腫れが現れたら炎症の可能性も
粉瘤に炎症が起こると、赤く腫れたり痛みが生じたりすることがあります。炎症が強くなると内容物が排出されることもあります。治療方法は大きさや部位、炎症の程度などによって異なります。
再びできものが現れたら自己判断しない
粉瘤の治療には、袋状の構造物を摘出する方法などがあります。一方、皮膚には粉瘤とよく似たできものもあるため、新たなしこりや腫れが現れた場合、それが粉瘤かどうかを自己判断せず、皮膚科で診断を受けることが重要です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:寺井美佐栄先生(ミサクリニック六本木本院 院長)
著者:さくらあさり/50代女性・主婦
イラスト:山口がたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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