教えてくれたのは…株式会社ロイヤルオートサービス"中の人"

- 株式会社ロイヤルオートサービス スズキアリーナ松本村井店 O・N店長
株式会社ロイヤルオートサービスは、車に関するあらゆる相談に寄り添い、地域の安心・快適なカーライフを支えている会社です。
今回は、スズキアリーナ松本村井店で日頃からお客様のカーライフをサポートしているO・N店長に教えていただきました。
車の荷物が「凶器」に!?積み方に注意

旅行用の大きなバッグや、キャンプ・バーベキューで使うたくさんのレジャー用品。「車の荷室や後部座席が荷物でいっぱい!」ということもありますよね。
そこで特に注意したいのが、走行中の「荷崩れ」と、急ブレーキ時の「荷物の飛び出し」です。
車内にある荷物は、万が一の急ブレーキや衝突時、時速40km程度であっても、荷物の重さの数倍から十数倍に相当する大きな力を伴って前方へ飛び出すことがあります。
柔らかいバッグであっても、後頭部や首に当たれば大怪我につながる、非常に危険な「凶器」へと変わってしまうのです。
荷物による怪我や事故を防ぐために、積み方の3つのルールを確認しておきましょう。
1.重い荷物は一番下&奥(シートの背もたれ側)に置く
クーラーボックスやポータブル電源、硬くて重いコンテナなどは、必ず荷室の一番下、かつ後部座席の背もたれにぴったりくっつけるように配置します。
重いものを下に置くことで重心が高くなりにくく、荷物も安定しやすくなります。
2.背もたれの高さを超えて高く積み上げない

後部座席の背もたれの高さを超えて荷物を高く積むと、急ブレーキの際に荷物がシートを飛び越え、乗員に直撃するおそれがあります。
また、荷物で後方視界(ルームミラーの視界)が遮られると、バック時や車線変更時の接触事故の原因にもなります。
3.倒れやすいもの・細かな荷物は固定する
キャンプ道具のポールや折りたたみチェアなど、細長いものは横にして積むのが基本です。
さらに、滑り止めシートを敷くか、市販のラゲッジネット(固定ネット)やベルトを使って荷物同士を固定しておくと、カーブでの荷崩れをしっかり防げます。
防げる怪我だからこそ、荷物の積み方には気をつけたいものです。
楽しい旅行やキャンプの思い出を台無しにしないためにも、出発前には「荷物が崩れてこないか」「視界が妨げられていないか」を今一度確認しておきましょう。
安全に荷物を積み、時間にも余裕を持って出発したいですね。
子どもの指や首が…車の「窓」の挟み込み事故に要注意!

シルバーウィークの時期は秋とはいえ、日中はまだまだ暑い日が多く、車内の温度調節や換気で車の窓(パワーウィンドウ)を開閉する機会も多いはずです。
そこで特に注意したいのが、小さなお子さんの「指」や「首」を車の窓やドアに挟んでしまう事故です。
車のパワーウィンドウの挟み込み圧力は約25kgf〜35kgf(kgf=重量キログラム。力の大きさを表す単位)にも達します。これは、生のごぼうや大根を軽々と切断してしまうほどの非常に強い力です。
もし柔らかいお子さんの指や首が挟まれてしまった場合、骨折や窒息など、命に関わる大きな怪我につながる危険性があります。
挟み込み事故を防ぐために、3つの安全ルールを確認しておきましょう。
1.窓を閉める前に必ず声をかける&目視確認
運転席から後部座席や助手席の窓を閉める際は、「今から窓を閉めるよ!」と声をかけて周囲に知らせ、直接目で確認してから操作しましょう。
お子さんが車外に手や顔を出している瞬間に、自動(オート)で閉めてしまうケースが非常に多いため、見ずにボタンを押す「ブラインド操作」は絶対にNGです。
2.運転席の「ロック機能(ウィンドウロック)」を常時オンにする

お子さんが退屈しのぎにスイッチを誤操作したり、おもちゃが当たって窓が閉まったりするのを防ぐため、運転席横にある「ウィンドウロックスイッチ」を活用しましょう。
ロックをかけると運転席以外の窓操作が無効化されるため、お子さんの思いがけない誤操作を防止できます。
3.自動反転機能(安全装置)を「過信」しない
最近の車には、異物を挟むと自動で窓が下がる「挟み込み防止機能(自動反転機能)」がついています。
しかし、細い指や薄い衣類の場合は認識されず、そのまま閉まりきってしまうことがあります。
「安全機能がついているから大丈夫」と過信せず、最後は人の目で確認することが大切です。
お出かけ前のひと手間で思わぬ事故を防ごう
楽しいお出かけでは、荷物をたくさん積んだり、普段より長い時間を車内で過ごしたりすることもあります。
荷物による怪我や、パワーウィンドウ・ドアの挟み込み事故を防ぐためにも、出発前や車内では次のポイントを意識しておきましょう。
- 荷物が崩れないよう、安全な積み方をする
- 荷物で後方の視界を遮らない
- 窓を閉めるときは、周囲へ声をかけて必ず目視確認する
- 運転席の「ウィンドウロックスイッチ」を常時オンにする
- 安全装置を過信せず、最後は人の目で確認する
また、ある年齢になるまではパワーウィンドウの操作をドライバーに任せるなど、「乗員全員が安全に過ごすための約束事」をあらかじめ決めておくことも、挟み込み事故を防ぐ非常に効果的な方法です。
シルバーウィーク最終日まで楽しい思い出にするためにも、帰宅するまで気を抜かず、安全なドライブを心がけたいですね。