娘の迎えで学校の近くへ
その日は、娘が学校で放課後の活動に参加していました。妻の都合がつかなかったため、私が迎えに行くことになり、終了予定の時間に合わせて学校の近くへ向かいました。しかし、予定の時間を少し過ぎても娘はなかなか出てきません。
「何か長引いているのかな」
そう思いながら待っていると、校門から何人かの子どもたちが出てきました。その中に、以前娘と一緒にいるところを見かけた同級生の女の子がいました。
私は少し離れた場所から、「娘、まだ学校にいるかわかる?」と尋ねました。女の子は「まだ中にいると思う」と答え、そのまま帰っていきました。
私はお礼を言い、もう少し待つことにしました。
警察官から突然声をかけられ
しばらくすると、1人の警察官が私のところへ近づいてきました。
「すみません。少しお話を伺ってもよろしいですか?」
突然のことに戸惑いながら、「はい」と答えました。
すると警察官から、「この辺りで、子どもに声をかけている不審な男性がいると通報がありまして。通報者から聞いた服装などの特徴と似ているため、少し確認させてください」と告げられたのです。
私は一瞬、何を言われているのかわかりませんでした。
「え? 私のことですか?」
警察官は、通報を受けたため念のため確認していると説明しました。
そこで私は身分証を見せ、「娘を迎えに来ただけです。なかなか出てこなかったので、娘の同級生にまだ学校にいるか聞きました」と説明しました。
しかし「子どもに声をかけている男性」という言葉が頭から離れず、私は落ち着かない気持ちになりました。
「パパ!」そこへ娘が現れて
そのとき、校門のほうから「パパ!」という声が聞こえました。振り返ると、娘がこちらへ歩いてきました。
娘は私と警察官が話しているのを見て、「どうしたの?」と不思議そうな顔をしていました。少し遅れて、活動を担当していた先生も出てきました。警察官が私について尋ねると、先生も私が娘の保護者であることを説明してくれました。
警察官は娘と先生にも、私が娘の父親であることを確認したうえで、「事情がわかりました。ご協力ありがとうございました」と言いました。
そこでようやく、私はほっとしました。どうやら、娘の同級生に声をかけている私の姿を見た人が、不審に感じて通報したようでした。
まとめ
突然警察官から声をかけられたときは、「娘を迎えに来ただけなのに」と戸惑いました。一方で、通報した人には、私が誰の保護者なのかまではわかりません。学校の近くで大人が子どもに声をかけている場面だけを見れば、心配になったのかもしれないとも思いました。
思いがけない出来事でしたが、自分では何げないつもりの行動でも、事情を知らない人には違って見えることがあるのだと感じました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※AI生成画像を使用しています
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