まずご紹介するのは、離婚から数年たったある日、元夫から突然「早く帰って飯を作れ」と電話を受けた女性のお話です。女性が呆れながら現実を伝えると……。
元夫「早く帰って飯作れ!」離婚後も妻扱いされて…
私は数年前、夫の不倫をきっかけに離婚しました。
元夫は高収入で仕事もできる人でしたが、その一方でとてもプライドが高く、家ではいつも上から目線。結婚当初から家事はほとんどせず、私が仕事から帰ってきても、食事やお風呂の準備を当然のように求めてきました。
娘が生まれてからも育児に積極的に関わることはなく、私は次第に、一人で家庭を支えているような気持ちになっていったのです。
不倫が発覚し、離婚へ
そんな中、元夫の不倫が発覚しました。問い詰めても謝るどころか、「お前にも原因がある」と責任転嫁。その態度を見て、私はこの人との将来を諦めました。
離婚を切り出すと、元夫は意外にもあっさり承諾。ただし最後まで、「どうせ俺がいないと生活できないだろ」「そのうち泣きついてきても知らないぞ」と強気な態度を崩しませんでした。
私は娘を連れて家を出て、二人で新しい生活を始めました。
離婚後も続く元夫からの電話
離婚後は仕事を続けながら、実家の助けも借りて生活を立て直していきました。
そんな中、困っていたのが元夫からの電話です。元夫はお酒を飲んだ夜になると、「こんな時間までどこをほっつき歩いているんだ」「娘はもう寝たのか」と、結婚していたころと変わらない口調で連絡してきました。
かと思えば、「俺は一人じゃ生きていけない」と泣きついてくることも。
最初のうちは「もう離婚している」と説明していましたが、何度言っても変わらず、私は次第にまともに相手をしなくなりました。
新しい夫と穏やかな生活へ
その後、私は同じ職場で働いていた男性と再婚しました。
今の夫は私の話をきちんと聞き、娘のことも大切にしてくれます。家事も自然に分担し、「ありがとう」や「ごめんね」を当たり前に言える人です。娘も夫に懐き、私たちは3人で穏やかに暮らすようになりました。
元夫からの連絡も減り、ようやく過去を過去として受け止められるようになっていたある夜。久しぶりに元夫から電話がかかってきました。
元夫「早く帰宅して宴会の準備をしろ」
何か急用かもしれないと思い電話に出ると、元夫はいきなり、「家に上司と同僚が来てるから、早く帰って宴会の準備をしろ」と怒鳴ったのです。
どうやら飲み会のあと、そのまま上司や同僚を自宅へ連れて帰った様子。私は呆れながら、「どこに帰れって?」と聞き返しました。すると元夫は、「自分の家に決まってるだろ」と当然のように言います。
そのとき、背後から娘の明るい声が聞こえてきました。
「パパ、今日のからあげおいしいね!」
続いて今の夫が、娘に声をかけました。すると元夫は、「え? 今の男の声か? お前、まさか浮気してるのか!?」と動揺し始めたのです。
私は深いため息をつきました。
「私たち、とっくに離婚したよね? それに私、もう再婚してるから」
そう伝えると、元夫はしばらく沈黙。私はそのまま電話を切りました。
離婚を隠していた元夫は…
後日、共通の知人から、元夫が職場では離婚したことをほとんど話していなかったと聞きました。
プライドの高い元夫は、妻に出て行かれたと思われるのが嫌だったのかもしれません。そのため、同僚の中には今でも家族と暮らしていると思っていた人もいたとのこと。
しかし、あの日の電話のあと、元夫が離婚していたことや、元妻に食事の準備を命じていたことが同僚たちにも知られてしまったそうです。
一方、私は夫と娘と3人で穏やかな毎日を送っています。
あのとき離婚を選んだことは間違っていなかったと、今では心から思っています。家族を大切にし、互いに思いやれる相手と過ごすことの大切さを実感した出来事でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
◇ ◇ ◇
続いてご紹介するのは、夫に不倫の責任を押しつけられ、離婚を決意した女性のお話です。離婚から3カ月後、元夫から「戻ってこないと困る」と連絡が。その身勝手な理由とは……。
不倫を妻のせいにする夫→3カ月後「戻ってこないと困る!」

私は大学卒業後、仕事一筋で生きてきました。そんな中、仕事仲間の紹介で知り合った男性とスピード結婚。
しかし、その結婚生活は長く続きませんでした。
不倫した理由を妻のせいにする夫
ある日、出張から帰宅した夫の様子に違和感を覚えました。コートを片づけていると、ポケットからホテルの利用明細書が出てきたのです。しかも宿泊者は2名。
私はすぐに、「これは何?」と夫を問い詰めました。すると夫はあっさり不倫を認めたうえで、「不倫したのは、お前がいい女じゃないからだ」と逆ギレ。
さらに、「お前が俺より稼いでるせいで、俺はプライドを傷つけられた。いい女は旦那を立てるものだろ」と言い出したのです。あまりにも身勝手な言い分に、私の気持ちは限界を迎えました。
その後、私は離婚を決意。夫にも離婚届を書いてもらい、実家へ戻ったあと役所へ提出しました。
3カ月後、義母から「戻ってきなさい」
それから3カ月ほどたち、私は実家で穏やかに暮らしていました。
すると突然、義母から、「いつまで実家に帰っているの? 息子のことを放っておくなんてあり得ない!」と連絡が届いたのです。
私はすでに離婚届を提出していることを伝えました。
すると義母は、「そんなの聞いてない! あの子ひとりでどうするのよ。かわいそうじゃない!」と逆上。私は呆れながら、「もう離婚は成立しています」とだけ伝えました。
「戻ってきてもらわないと困る」
翌日には、元夫からも連絡がありました。
「離婚届出したって本当か!?」
どうやら元夫は、私を反省させるつもりで離婚届を書いただけで、本当に提出されるとは思っていなかったようです。さらに、「普通は出したら報告くらいするだろ。それもしなかったお前が悪い!」と、またしても私のせいにしてきました。
私は、「お付き合いしている女性がいるんでしょ? どうぞお幸せに」と伝え、やりとりを終わらせようとしました。
すると元夫は、「お前に戻ってきてもらわないと困るんだよ」と言い出したのです。
理由を聞くと、不倫相手は既婚者で、その夫に関係が知られ、慰謝料を請求されているとのこと。さらに元夫は、「お前の稼ぎがあるから、慰謝料を請求されても大丈夫だと思ってたのに!」とまで言いました。
その言葉を聞き、私は完全に呆れました。不倫したうえ、離婚届にも署名しているにもかかわらず、困ったときだけ私の収入を頼ろうとしていたのです。
「いつも偉そうにしてたんだから、これくらい自分でどうにかしたら? もう二度と私に関わらないで」
そう伝え、元夫の連絡先をブロックしました。
その後…
その後、元夫が慰謝料の支払いに苦労していると、共通の知人から聞きました。
一方、私は仕事も私生活も充実した日々を送っています。
今回の出来事を通して、夫婦だったからといって、離婚後まで相手に頼っていいわけではないのだと改めて感じました。自分の選択の結果は、自分で引き受けることが大切なのだと思います。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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今回ご紹介した2つのエピソードでは、どちらも離婚したあとまで元妻を自分に都合のいい存在として頼ろうとする元夫が登場しました。
1本目では、離婚後も家事をしてくれる存在だと思い込み、2本目では、困ったときに元妻の収入を当てにしていました。
一度夫婦として過ごした相手でも、離婚すればそれまでと同じ関係ではありません。自分が困ったときだけ以前のような役割を求めるのではなく、関係が終わったことを受け止め、それぞれが自分の生活に責任を持つことが大切なのかもしれません。
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