まずご紹介するのは、リモート勤務していることを理由に、義母と義妹から「無職」だと思われていた女性のお話です。義妹から結婚式への出席を断られ、言われた通り欠席すると……。
義妹「ニート嫁は式に来ないで」→言われた通り欠席すると…
私は3年の交際を経て夫と結婚し、順調な夫婦生活を送っていました。ただ、ひとつ悩みがありました。それは、義母と義妹との関係です。
私は会社員として働いています。勤務先は部署によって働き方が異なり、私の所属する部署ではリモート勤務が認められているため、基本的に自宅で仕事をしていました。
ところが、義母と義妹は、平日の昼間も家にいる私を見て「仕事をしていない」と思い込んでいたようです。
ある日、義実家へ手土産を持って行くと、義妹から「ニートなのに、こんな高そうなお菓子買えるんだ」と嫌みを言われました。私が仕事をしていると説明しても、2人はまったく聞く耳をもちません。
その後も、平日の昼間に家にいるというだけで「暇でしょ」と用事を頼まれることが続き、私は次第に義家族と距離を置くようになりました。
義妹の結婚式に「来ないで」
そんな中、義妹の結婚が決まりました。
夫と一緒に義実家へお祝いに行くと、義妹は婚約者について、「有名大学を卒業して、今は大手企業で働いているの」とうれしそうに話していました。
ところが、私を見るなり態度が変わりました。婚約者の上司や同僚も結婚式に出席するため、「身内に無職の人がいると思われたくない」と、私には式へ来ないでほしいと言うのです。
義母まで、「無理に来なくてもいいんじゃない?」と義妹に同調。夫はすぐに、「彼女はちゃんと働いている」と反論し、私が行かないなら自分も欠席すると言ってくれました。
すると義妹は慌てて、「お兄ちゃんは一流企業勤めなんだから来てよ。彼はA社で役員秘書をしていて、会社の上の立場の人たちも来るんだから!」と言いました。
私は驚いて義妹の顔を見ました。A社は、私が勤めている会社だったからです。けれど、その場で説明しても話がややこしくなると思い、私は何も言いませんでした。
夫には出席するよう伝え、私は義妹の希望通り、結婚式を欠席することにしたのです。
結婚式当日、義母から何度も電話が
結婚式当日、私は自宅で過ごしていると、義母から何度も電話がかかってきました。
何度目かの着信で電話に出ると、義母はひどく慌てた様子。さらに、そばにいた義妹からも、「A社の会長さんが来ていて、『孫はどこだ?』って聞いてるんだけど!」と言われました。
実は、A社の会長は私の祖父です。義妹から婚約者の勤務先を聞いたとき、もしかすると祖父も結婚式に招かれているかもしれないと思っていました。
ただ、義母と義妹は私の仕事にも家族にもほとんど興味を示してこなかったため、私がA社に勤めていることも、会長の孫であることも知らなかったのです。
その後、祖父が電話に代わり、「どうして式に来ていないんだ?」と尋ねてきました。
私は、「来ないでほしいと言われたの」と事情を説明しました。会場にいた夫からも話を聞いた祖父は、しばらく黙っていたそうです。
「まずは孫に謝ってください」
その後、義母と義妹から「お願いだから来て」と言われ、祖父とも直接話をしたほうがいいと思った私は、式場へ向かいました。
私が到着すると、義母と義妹は祖父に向かって、慌てた様子で事情を説明し、謝っていました。
すると祖父は、「私ではなく、まずは本人に謝ってください」とひと言。そのうえで、私がA社でエンジニアとして働いていることを説明しました。
義母と義妹は顔をこわばらせ、何も言い返せない様子でした。義妹の結婚相手も初めて事情を知ったようで、驚いた表情を見せていました。
その日の結婚式は予定通りおこなわれましたが、式のあと、義妹夫婦は今回のことについて改めて話し合ったそうです。その後、2人は別居することになり、今は離婚も視野に入れて話し合いを進めていると聞きました。
働いている場所だけで、その人の仕事や立場まで判断することはできません。相手のことを知ろうともせず、思い込みだけで決めつけないことが大切なのだと改めて感じました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
◇ ◇ ◇
続いてご紹介するのは、結婚を控えていた彼の妹から、「兄の収入目当てだ」と一方的に決めつけられた女性のお話です。
「経営者の兄に寄生しないで」とまで言われた女性。しかし、実際には彼のほうに、家族へ隠していることがあって……。
「経営者の兄に寄生するな!」彼の妹から突然の暴言

私はフリーランスのデザイナーとして働いていました。仕事は少しずつ軌道に乗り、指名で依頼をいただくことも増えていたころ、5年間付き合っていた彼からプロポーズされ、結婚することになりました。
ところが、結婚が決まって間もなく、彼の妹から突然連絡が届いたのです。
妹は、兄が会社を経営していることを誇りに思っているようで、私のことをよく知りもしないまま、「お兄ちゃんのお金が目当てなんでしょ」「経営者のお兄ちゃんに寄生しないで」と一方的に責めてきました。
あまりにも突然のことに困惑した私は、彼に連絡を見せ、事情を尋ねました。
妹が知らなかった「兄の現在」
すると彼は、家族には会社を畳んだことをまだ伝えていないと打ち明けました。
実は彼の事業はすでにうまくいかなくなり、少し前に会社を畳んでいたのです。当時の彼には安定した収入がなく、生活費の多くを負担していたのは私でした。
つまり妹は、兄が今も経営者として順調に働いていると思い込み、実際には彼の生活を支えていた私を「寄生している」と決めつけていたのです。
私は彼に、家族へきちんと現状を伝えてほしいと話しました。
しかし彼は、経営に失敗したことを知られたくないと拒みます。さらに、妹から私がひどいことを言われているにもかかわらず、誤解を解こうともしてくれませんでした。
そんな彼の態度に失望し、私は彼に結婚を考え直したいと伝えました。
妹から再び連絡が…
それからしばらくして、妹から再びメッセージが届きました。
私たちが結婚について話し合っていることを彼から聞いたようで、「結婚やめるんでしょ? お兄ちゃんにはもっとふさわしい人がいるから」と書かれていました。さらに、兄にはすでに新しい女性を紹介しようとしているとのこと。
ここまで言われ、私はもう誤解されたままにしておく必要もないと思いました。
そこで、彼はすでに会社を畳んでいて、現在は経営者ではないこと。そして、生活費の多くを負担していたのは私だったことを伝えました。
すると妹は、「そんなわけない」と信じようとしません。ところが、その後、兄本人に確認したのでしょう。
しばらくすると今度は、「あんたのせいで、お兄ちゃんの会社がつぶれたんでしょ!」と、まったく筋の通らない言いがかりをつけてきたのです。
私は呆れて、「私と婚約する前には、もう会社を畳んでいたよ」とだけ返し、それ以上やりとりを続けませんでした。
彼からは「もう一度考えてほしい」と連絡が…
その後、彼から「やっぱり結婚したい。もう一度考えてほしい」と連絡がありました。
家族に会社を畳んだことが知られ、妹ともかなり揉めたようです。
けれど、私の中ではすでに気持ちが決まっていました。大切な場面で私を守ろうともせず、自分の見栄を優先した彼と、結婚することはできないと思ったのです。
私はその申し出を断り、その後、彼の両親にも事情を伝えて正式に婚約を解消しました。
今回の出来事を通して、結婚を考える相手だからこそ、都合の悪いことも隠さず、問題が起きたときにきちんと向き合ってくれる人であることが大切なのだと感じました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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今回ご紹介した2つのエピソードでは、どちらも相手の仕事や収入について詳しく知ろうともせず、勝手な思い込みから相手を見下す人たちが登場しました。
1本目では、自宅にいることから「無職」だと決めつけられ、2本目では、彼の妹から「経営者の兄との結婚=収入目当て」と決めつけられていました。
働き方や肩書きだけでは、その人の仕事ぶりや生活を知ることはできません。自分の中のイメージだけで相手を判断せず、まずはその人自身を知ろうとすることが、良い関係を築くうえでは大切なのかもしれません。
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