妊娠13週に不正出血。切迫流産と診断
妊娠13週のとき、勤務中に出血……。診断結果は切迫流産で、1週間の張り止め内服と自宅安静の指示が出ました。治療の効果があり1週間ほどで回復。仕事復帰することができました。次男のときも妊娠初期の段階で不正出血して切迫流産を経験していたので、今回も同じような感じかと考えていました……。
そのためまずは自転車通勤から車通勤に変更させてもらい、切迫流産の予防策をとりました。復帰して2週間が経たないうちの妊婦健診で子宮頚管が短くなっていると診断を受け、再び休職することに。
仕事復帰を目標に治療計画
切迫流産をかかえながらも仕事復帰を目標にしていたので、担当医と助産師さんに相談。治療計画を考えていただきました。できあがった治療計画は、1週間の自宅安静と内服治療、その後の1週間は内服治療をせず家事・育児のみ動いてOK、子宮頚管に影響が出ないかを診ていくという内容です。
結果、張り止めの内服治療をしているときは子宮頚管の長さは回復。しかし、内服を中断し、家事・育児に動いてみると子宮頚管はまた短くなる……という状況でした。この経過に、担当医も助産師さんも仕事復帰に首を縦にふることはなく、今の妊娠週数で切迫流産を繰り返すのはよくないと診断を受けてしまったのです。
仕事復帰は無理!? 休職の診断書
次男のときは張り止めを内服しながらの仕事復帰が可能だったのですが、今回は内服しながらの仕事復帰は許可できないとなり、妊娠19週目から出産まで休職指示となりました。
仕事先では私の復帰を考えた勤務調整の計画を立てていたのですが、多大なる迷惑をかける形になってしまいました。上司からは嫌味を言われ、不穏な空気のまま休職に入るかたちに……。
他人から見れば元気。複雑な心境
私の職場はクリニックで、院長と非常勤医師・看護師(3名)・事務(3名)・サポートスタッフ(1名)のため、看護師が1人でも欠けると他の職員の仕事量が増えてしまう職場です。私は産休代行の指導を任されていましたが、休職により他の職員の仕事量がさらに増え、迷惑をかけてしまいました。
仕事先には迷惑をかけている一方で、休職してよかったこともあります。それは……息子たちとしっかりコミュニケーションをとれたこと。在職中は仕事に家事にと忙しく、息子たちとゆっくり話す余裕がほとんどありませんでした。また、これまであまり行けなかった息子たちの参観日も、医師の許可を得て参加できました。
自宅安静の指示は、他人から見たら働けそうに思われているかも……と不安でした。入院するほどの状況のほうが上司も休職に納得したのかもしれない……と思ったことも。ですが、無理して働いていたら早産になったかもしれません。主治医の的確な診断のおかげで助けられた命だと感謝しています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:古谷きょうこ
2男1女の母。看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動。主に妊娠・育児や健康についての記事を執筆する。