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「あ、やべw」僕の名刺を破って笑う取引先の男⇒秘書「名刺、ちゃんと見ました?」青ざめたワケ

父が体調を崩したことをきっかけに、僕は父が経営している会社を引き継いで社長に就任しました。まだ取引先へのあいさつを始めたばかりのころ、長年付き合いのある会社の懇親会に、秘書のB美と一緒に参加することになったのですが……。

懇親会で出会ったA男

会場であいさつ回りをしていると、取引先の社長の息子・A男と顔を合わせました。将来は会社を継ぐ予定らしく、周囲の社員からも持ち上げられているようです。

 

僕が「今後ともよろしくお願いします」と名刺を差し出すと、A男は「どうも」と言いながら、ろくに目も通さず受け取りました。

 

するとその直後、A男は僕に渡そうとした自分の名刺が古いものだったことに気づき、新しい名刺と交換。A男は「古いものはもういらないな」と言って、古い名刺を破ろうとしたのですが……手元にあった僕の名刺が重なっていることに気づかず、そのまま一緒に破ってしまったのです。

 

名刺が破られてしまい…

A男は悪びれる様子もなく、「あ、やべっ……すみませんね。まあ、あなたもそのうち昇格したら、この名刺も使わなくなるでしょう」とヘラヘラ笑っています。

 

さらには「おたくの会社、最近社長さんが変わったんでしたっけ? 取引先としてはちょっと不安になりますよねえ。『この会社、ちゃんと今後も運営できるのかな?』って」と告げたのです。

 

すると、隣にいた秘書のB美が静かに尋ねました。

 

「失礼ですが……名刺、ちゃんと見ましたか?」

 

A男が破れた名刺を確認すると、そこには僕が代表取締役であることが記されていました。

 

「えっ……社長?」

 

A男の父親が一喝!

そこへ、A男の父親がやってきました。僕の会社とは長年の付き合いがあり、僕とも顔見知りです。事情を知ったA男の父親は、破れた僕の名刺を見るなり顔色を変えて「A男、お前……何をしているんだ!」と声を荒らげました。

 

そして、「こちらは大切な取引先だぞ。いや、相手が誰であろうと、そんな態度を取っていいわけがない。今すぐ謝りなさい!」とA男を一喝。

 

先ほどまで余裕たっぷりだったA男は、「す、すみませんでした……」と僕に頭を下げました。

 

後日、A男の父親から改めて謝罪の電話がありました。父親によると、A男はしばらく取引先への対応から外され、仕事の基本から学び直すことになったそうです。

 

再会したA男は…

それから数週間後、仕事関係の場でA男と再会しました。僕の姿に気づいたA男は、以前とは違い、自分からまっすぐこちらへ歩いてきます。

 

「先日は本当に失礼しました。あんな態度を取ってしまって……」と言い、A男は深く頭を下げました。

 

僕は少し驚きましたが、「もう気にしていません。それより、これからお互い気持ちよく仕事ができたらいいですね」と返しました。

 

A男が立ち去ったあと、隣にいたB美が「ずいぶん変わりましたね」と小さく笑いました。

 

最初に会ったときとはまるで違うA男の姿を見て、僕は少しホッとしました。あの日の失敗を無駄にするかどうかは、きっとこれからの彼次第です。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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