記事サムネイル画像

夫「母さん人見知りだから来るな」義実家への同行を拒む夫→数カ月後、義母が涙…夫の嘘が次々明らかに!

私は28歳の兼業主婦。そろそろ子どものことも考えたいと思っていたものの、当時の私たち夫婦には、ゆっくり話をする時間すらほとんどありませんでした。

平日はお互い仕事で忙しく、週末になると夫は決まって「実家でのんびりしてくる」と、車で3時間ほど離れた義実家へ出かけていたのです。

私も一緒に行きたいと伝えてみましたが、夫に「実家でゆっくりしたいから、お前は来なくていいよ」と冗談っぽく拒まれてしまいました。

最初は深く考えていなかったものの、それが毎週のように続くうち、私は夫の行動に違和感を覚えるようになっていって……。

義実家への同行を拒み続けた夫

ある夜、夕食の片づけを終えた私は、思い切って夫に尋ねました。

 

「本当に私を実家へ連れて行く気はないの?」

 

すると夫は少し表情を曇らせました。

 

「母さん、実は人見知りで、人付き合いが苦手なんだよ。都会で暮らしてる人には緊張するみたいでさ。今は俺だけで行ったほうがいいと思う。お前が一緒に来ても嫌な思いするだけだから、来るなよ」

 

しかし、その説明を聞いても、私は納得できませんでした。

 

結婚したばかりのころに会った義母は、明るく気さくな人だったからです。少なくとも、私を避けているようには感じられませんでした。

 

翌朝、私は「泊まらなくてもいいから、日帰りで少しだけあいさつするのはどう?」と提案。ところが夫は、「いや、まだ母さんも緊張すると思うよ」と笑ってごまかすだけでした。

 

考えてみれば、夫はここ数カ月、毎週のように実家へ帰っているはずなのに、義母についての話はほとんどしていません。「お義母さん、元気だった?」と尋ねても、「うん、変わらないよ」と答える程度。私が詳しく聞こうとすると、いつも話題を変えられてしまいました。

 

何度聞いてもはぐらかされるうちに、私の違和感はますます大きくなっていきました。そこで私は、夫を問い詰め続けるよりも、一度義母本人に連絡してみようと考えたのです。

 

 

義母に連絡して判明した夫の嘘

数日後、私は義母にメッセージを送りました。

 

突然訪ねるのは失礼だと思い、「ご無沙汰しています。もしご都合がよければ、今度ごあいさつに伺ってもいいでしょうか」と連絡したのです。

 

すると義母からは、すぐに「もちろん! いつでも来てね」と返信が。夫から聞いていた話とは、ずいぶん印象が違いました。

 

後日、約束した日にひとりで義実家を訪ねた私。チャイムを押すと義母が出迎えてくれ、私の顔を見るなり、「来てくれてうれしい!」と笑ってくれました。

 

リビングに通され、お茶を飲みながら近況を話していると、義母が不思議そうに尋ねてきました。

 

「でも、今日はどうしたの? 息子からは、あなたが『田舎は退屈だから行きたくない』って言ってるって聞いてたんだけど……」

 

私は耳を疑いました。

 

「そんなこと、一度も言っていません。私はずっとごあいさつに来たかったんです。でも夫から、お義母さんが私に会うと緊張するから、来ないほうがいいと言われていて……」

 

そう伝えると、今度は義母が驚きました。さらに話を聞いていくうちに、もっとおかしなことがわかったのです。

 

「そもそも息子は、ここ数カ月はほとんど帰ってきていないわよ」

 

私は言葉を失いました。

 

夫は毎週末、「実家へ帰る」と言って出かけていました。それなのに、義母によると実際にはほとんど来ていなかったというのです。

 

私には「義母が会いたがっていない」と説明し、義母には「私が義実家へ行きたがっていない」と伝えていた夫。お互いに真逆の話を聞かされていたことが、そこで初めてわかりました。

 

私は動揺を抑えながら、「一度、3人で話したほうがよさそうですね」と義母に伝えました。義母もうなずき、次の週末に夫を交えて話すことに。そのことは、まだ夫には伝えずにおくことにしました。

 

 

夫が明かした本当の行き先

次の週末――。

 

いつものように出かける準備をしていた夫は、私に「じゃあ、実家に行ってくる」と告げました。

玄関で靴を履こうとした夫に、私は「この前、お義母さんに会ってきたよ」と声をかけました。

 

夫の動きが止まりました。

 

「私が田舎を嫌っているって、お義母さんに話してたんだって? 私、そんなこと一度も言ってないよね」

 

夫は何も答えません。私はそのまま続けました。

 

「それに、お義母さんから聞いたよ。ここ数カ月、あなたはほとんど実家に帰ってないって」

 

夫は明らかに動揺していました。

 

「今日は私も一緒に行くよ。お義母さんと3人で話そう」

そう伝え、私は夫と一緒に義実家へ向かいました。

 

義実家へ到着すると、私たちを待っていた義母が夫に尋ねました。

 

「私は、いつか2人で来てくれると思って待っていたの。どうして私が会いたくないなんて嘘をついたの?」

 

義母の目には涙が浮かんでいました。

しばらく黙っていた夫は、やがて観念したように口を開きました。

 

「ごめん。自分のために自由に使える時間が欲しかったんだ」

 

実家へ帰ると言っていた週末、夫は友人と遊んだり、ひとりで好きなことをしたりしていたそうです。私に「自分の時間が欲しい」と言えば不満を持たれるのではないかと思い、義実家への帰省を口実にしていたとのことでした。

 

さらに、私が義実家へ行きたいと言い出したため、今度は義母を理由にして断るようになったそう。辻褄を合わせるため、義母には私が田舎を嫌がっているという嘘をついていました。

 

「母さんまで巻き込んで、本当にごめん。ちゃんと話せばよかった」

 

夫はそう言って、私と義母に謝りました。

 

 

夫婦で決めた「それぞれの時間」

夫の事情を聞いたからといって、それまでの嘘をすぐに許せたわけではありませんでした。

 

自分の時間を持ちたいと思うこと自体は悪いことではありません。むしろ自然なことです。しかし、そのために私や義母へ違う話をし、何カ月も嘘を重ねていたことには傷つきました。

 

帰宅してから、私たちは改めて2人で話し合うことに。

 

私は、「自分の時間が欲しいなら、そう言ってくれればよかった。私だってひとりで好きなことをしたい日はあるよ」と伝えました。

 

夫も、「勝手に嫌がられると思い込んでいた。これからは予定も含めてちゃんと相談する」と話しました。

 

それからも、週末を必ず一緒に過ごすというルールにはしませんでした。夫が友人と出かける日もあれば、私がひとりで好きなことをして過ごす日も。その一方で、夫婦で出かける日や、一緒に義実家を訪ねる日も作るようになりました。

 

すぐに以前のような信頼関係に戻れたわけではありません。それでも、お互いがどう過ごしたいのかを事前に話すようになったことで、少しずつ夫婦の会話は増えていきました。

 

一度腹を割って話し合ったからこそ、今も結婚生活を続けられているのだと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

夫婦であっても、時には自分の時間が欲しいと思うことはあるでしょう。しかし、本音を伝える代わりに嘘をつき、さらに家族を悪者にして辻褄を合わせようとすれば、夫婦だけでなく周囲との信頼関係まで損ないかねません。

 

「一緒に過ごすこと」だけを正解にするのではなく、お互いが必要とする時間についてきちんと話し合うことも大切です。本音を隠して嘘を重ねるのではなく、日頃から率直に気持ちを伝え合いたいですね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
\ この記事にいいね!しよう /
シェアする

  • コメントがありません

この記事の著者
著者プロファイル

ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

読者からの体験談をお届けします。

同じ著者の連載

新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

気になる記事をまとめ読み

人気連載

新着連載

連載完結

もっと見る

注目記事を探す

人気記事ランキング

アクセスランキング
コメントランキング

お得な無料キャンペーン

エンタメの新着記事

PICKUP