財布が見つからず警察に連絡する義母
義母は毎日のように財布をどこかへしまい、その場所がわからなくなると「泥棒に入られた」と思い、警察へ連絡していました。そのため、長男夫婦である私たちのもとにも警察から電話がかかってくるようになりました。
見つからなくなるのは財布だけではありません。郵便局や銀行のカードもしまい込んでは場所がわからなくなり、何度も再発行することになりました。そのたびに私たちにも連絡が入り、対応を求められました。
やがて銀行から「次回は本人だけでは再発行できない」と言われ、私も手続きに立ち会うことになりました。
「返して」と1日100件以上の電話
銀行のカードを何度も見つけられなくなってしまうため、私は義母に「なくすと困るから、預かるね」と伝えました。そのとき義母はいったん納得してくれました。ところが翌日になると状況が一変。「返して、返して」と何度も電話がかかってくるようになったのです。
電話は鳴りやまず、多い日には1日100件以上の着信がありました。そのたびに対応しなければならず、私自身も次第に疲れを感じるようになりました。
地域包括支援センターの担当者も涙
義母の様子を確認するため、地域包括支援センターの担当者がときどき訪問してくださっていました。しかし後になって、その担当者のもとにも義母から1日に何十件もの電話がかかっていたことを知りました。
ある日、その女性担当者は泣きながら、「いいかげん、施設に入れてください」と私に訴えたのです。義母への対応に追われるだけでなく、周囲の方に迷惑をかけてしまったことを謝る日々が続きました。当時の私は、「こっちも泣きたい」という気持ちでいっぱいでした。
まとめ
今回の経験を通して、状況が深刻になってから慌てるのではなく、施設への入所を含め、今後どのような選択肢があるのかを早めに調べておけばよかったと振り返っています。要介護度だけでは見えない困りごともあることを、身をもって実感した出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:加藤玲子/40代女性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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